【オンライン】「恋の歌だけじゃない短歌教室」(第6回/全6回) | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T14:18:34+09:00 Peatix ゆにここカルチャースクール 【オンライン】「恋の歌だけじゃない短歌教室」(第6回/全6回) tag:peatix.com,2021:event-1919942 2021-05-28T19:00:00JST 2021-05-28T19:00:00JST 【オンライン】「恋の歌だけじゃない短歌教室」(全6回)講師:川野芽生天上に竜ゆるりると老ゆる冬われらに白き鱗(いろくづ)は降る(川野芽生)冬の空に、年老いた一頭のドラゴンが、白く鱗を降らせるーー私たちは、その竜の、老いて衰えてもなお気高くひかる赤い目さえ見ることができるような気がする。短歌は、その短い言葉の並びの中に、宇宙よりも広い箱庭を置き入れることができる。あなたも、あなただけに見える景色を、短歌の形で世界に出現させてみませんか?小説や詩のように、たくさんの言葉を重ねる必要はありません。自分が自分らしい、使いやすいと思える言葉で、自分が見える世界、自分自身がすてきだ、かっこいい、かわいい、楽しい、悲しい、切ない、などのように心動いたことを描けばよいのです。「恋の歌だけじゃない短歌教室」は、アセクシュアルのフェミニスト歌人による、今までの短歌のイメージにとらわれない短歌作りワークショップです。講師は、うつくしく幻想的な世界を描いた短歌で知られる歌人、川野芽生。短歌の読み方、作り方を、講座2回と歌会(ディスカッション)4回を通して楽しく学びましょう。他の受講者との交流を通して、今まで見えなかった世界の面白さが、見えてくるかもしれません。【こんな人におすすめ】・言葉を研ぎ澄ましたい人・短歌を通じて、普段見ている世界を新しく捉え直したい人・フェミニズムやクィアの詩・短歌・文学に興味がある人・自分の幻想や想像を言葉にしてみたい人・恋愛の歌(相聞)や自然の歌、日常の歌以外に短歌にできることを知りたい人・初心者から、今まで一人で短歌を作っていた人、経験者まで歓迎です【スケジュール・講座内容】第1回 3月12日(金)終了短歌講義講師の自己紹介と、短歌の作り方。アセクシュアルとしてフェミニストとして、幻想世界の読み手・書き手として、講師がどのように歌を作っているかを紹介します。また、現代のすてきな歌を講師が解説しながら皆さんと鑑賞します。はじめて短歌に触れる人でも、優れた短歌とその優れた点がわかるようになることを目指します。まずは「読む」ことで、短歌の世界に触れてみましょう。【宿題:好きな短歌をみつける】第2回 3月26日(金)終了好きな歌についての評各自好きな歌を一首持ち寄り、各自批評をしてもらいます。短歌の鑑賞の仕方を身に着け、自分がどんな歌のどんなところがいいと思うかをみずから発見してもらいます。好きな歌について考え、話してみることで、自分が描きたい景色や、作りたい短歌のイメージを見つけることにつながります。【宿題:短歌を作る(自由詠 テーマや決まりなく好きに短歌を作る)】第3回 4月9日(金)終了歌会・自由詠(テーマや決まりなく好きに短歌を作る)歌会をします。歌会とは、参加者が作った歌をもちより、みんなで意見を言い合う場です。提出してもらった歌を匿名で並べ、いいと思った歌に投票し、批評してもらいます。各自の歌に対する批評がもらえ、自分でも他の人の歌への批評ができるようになります。他の人の短歌を鑑賞し、自分の短歌について他の人が話すのを聞くことで、いろいろな視点から短歌のよさや改善点がわかるようになります。【宿題:短歌を作る(題詠)】第4回 4月23日(金)終了歌会・題詠(事前に決められたテーマ・題に沿って歌をつくる)歌会をします。今回は題詠(事前に出した題に沿って歌を出すこと)です。同じ題でもいろいろな短歌の作り方があります。一人ひとりがどのように短歌を作り、そして読むかを楽しめるようになりましょう。【宿題:短歌を作る(自由詠)】第5回 5月14日(金)終了歌会・自由詠今までもらった批評を踏まえ、再び自由詠の歌に挑戦してみましょう。前の時より、歌を作るのも人の歌を読むのも上手くなっているはずです。【宿題:短歌を作る(題詠)】第6回 5月28日(金)歌会・題詠最後の歌会です。再び題詠の歌会をします。そろそろ歌会にも慣れてきます。これからは、講師の手助けなしに自分で歌会を開けるようになるはずです。【講座概要】開講日:2021年 3/12(金)・3/26(金)・4/9(金)・4/23(金)・5/14(金)・5/28(金)開講時間:19:00-20:30受講料:¥3000/回授業方法:zoomによるオンラインワークショップ部分受講:可【講師プロフィール】川野芽生歌人、小説家、大学教員。アセクシュアルのフェミニスト。セクシュアルハラスメントを題材にした短歌連作「Lilith」で第29回歌壇賞受賞。2020年、第一歌集『Lilith』(書肆侃侃房)出版。平安時代から「短歌といえば恋愛」と言われる中で、恋愛じゃない歌を追究している。フェミニズムを題材にした歌、端正な文語を駆使した幻想・ファンタジー系の歌が得意。代表歌 思惟をことばにするかなしみの水草をみづよりひとつかみ引きいだす アヴァロンへアーサー王をいくたびも送る風あり千の叙事詩に 天上に竜ゆるりると老ゆる冬われらに白き鱗(いろくづ)は降る harassとは猟犬をけしかける声 その鹿がつかれはてて死ぬまで 詩はあなたを花にたぐへて摘みにくる 野を這ふはくらき落陽の指