【06/20(日)1日券】オープン講座『今更聞けない基礎教養講座シリーズ』〜西洋音楽史その1「クラシック編」 〜 講師:高山博 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T14:19:02+09:00 Peatix 美学校 【06/20(日)1日券】オープン講座『今更聞けない基礎教養講座シリーズ』〜西洋音楽史その1「クラシック編」 〜 講師:高山博 tag:peatix.com,2021:event-1915083 2021-06-20T13:00:00JST 2021-06-20T13:00:00JST ▷本校「作曲演習」にて教鞭を執る高山博が「西洋音楽史」をテーマにしたオープン講座を行います。オンラインでの開催になりますので、地方や国外在住の方もぜひお気軽にご参加ください。お申込みに際しては最新版のZOOMをインストールの上、ご自宅の環境をあらかじめご確認ください。ーーーーーーーーーーーー◆西洋音楽史その1「クラシック編」 講師:高山博より音楽の歴史は、様々な天才たちの苦闘の歴史でもあります。特に、クラシック音楽として知らる、17世紀から19世紀の音楽は、現代のポピュラー音楽の理論的支柱になり、それに続く20世紀以後の現代音楽を生み出す母体ともなりました。また、音楽の特性である、時間軸上での構造を生み出す工夫は、音楽上の様々な形式に結実するとともに、演劇や文学、身体表現とも結びつき、オペラやバレエといった舞台芸術も生み出し、ひいては映画にも巨大な影響をもたらしました。こういった西洋音楽の歩みは、様々な芸術運動と同様、多くのクリエイターに共有されている共通の基盤といえます。継承するにせよ対抗するにせよ、無視することのできない問題系として、現在も参照され続けています。ここでは、クラシック音楽に先立つ中世の音楽からはじまり、さらにその後の20~21世紀の音楽までの通史を、本学作曲演習講師の高山博が、建築、美術、舞台など、これらの豊富な映像/音楽素材を用いながら、視覚面からもわかりやすく語ります。音楽史といっても単に教科書的な事実の羅列ではなく、現代からどのように考え、批評的に語ることができるのか、といった視点からそれぞれに時代の作曲家の抱えた問題を解きほぐし、さらにそれが大きく、同時代の他の芸術、時代精神とどのように関わってきたのかを見ていきます。専門的な音楽用語の知識は必要ありませんし、またクラシックはもちろん音楽内部だけに留まる内容ではありません。ポピュラー音楽を含めた現代の様々なスタイルの音楽の製作や演奏を行う人はもちろん、美術、パフォーミングアーツ、文学など、様々な表現領域に関わる人にとっても、実作に結びつく興味深い講義となることでしょう。ーーーーーーーーーーーー■講義内容(予定)1日目・中世の音楽:グレゴリオ聖歌・ルネサンスの音楽:調と和声の誕生・バロックの音楽:対位法とは何か・古典派の音楽:クラシック・オブ・クラシック、古典派の美意識・ロマン派の音楽:ロマンとは何か・オペラとバレエ:物語る音楽・後期ロマン派の音楽:神は死んだ2日目・印象派と表現主義:風景と心象・国民楽派:民族意識とオリエンタリズム・調性崩壊:無調とは、十二音音楽とは・トータルセリエリズムと偶然性の音楽:ヒエラルキーの排除・行為としての音楽、デザインとしての音楽:コンセプチュアルな方向・ミニマル、クラスター、ミュージックコンクレート、電子音楽、音響派:新たな体験の地平へ◎音楽に関する講座ですので、パソコンやスマホ内蔵のスピーカーではなく、イヤフォン/ヘッドフォンでの受講をお勧めします。ーーーーーーーーーーーー講 師:高山博開催日:2021年06月20日(日)時 間:13:00〜17:00料 金:06/20(日)1日券    一般・・・2,000円    2021年度美学校在校生・・・800円開 催:オンラインーーーーーーーーーーーー◆講師プロフィール高山博(たかやま・ひろし)作曲家としては、NHK銀河テレビ小説『妻』、TV朝日 『題名のない音楽会』(出演)、国際交流基金委嘱『ボロブドゥールの嵐』、香川県芸術祭『南風の祭礼』、自らのバンドCharisma『邂逅』(キングレコード)など、イベント、放送、CD作品など多岐にわたる。 執筆では、『ポピュラー音楽作曲のための旋律法』『ビートルズの作曲法』などの、音楽理論書や、 『Pro Tools 11 Software徹底操作ガイド』『Logic Pro X for Macintosh徹底操作ガイド』などのDAWのテクニカルな解説など、音楽雑誌でも健筆をふるう。 東京藝術大学大学院講師、東京工芸大学講師。