WAKA オンラインワークショップ ~初夏の絵合わせ・歌合わせ~ | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T14:13:18+09:00 Peatix Akiko Ohba WAKA オンラインワークショップ ~初夏の絵合わせ・歌合わせ~ tag:peatix.com,2021:event-1893847 2021-05-23T10:00:00JST 2021-05-23T10:00:00JST 言葉を愛するすべての方へ<ワークショップのテーマ>和歌をテーマにデザイン体験 ~ビジュアル表現の構造をつかむ150分~百人一首の100歌全てをグラフィックデザインで表現した“WAKA100designs”を題材に、デザインの意図をクイズ形式で当てていただいた後、ご参加者の皆様にも、和歌をデザインする体験をしていただくワークショップです。5回目となる今回は、『初夏の歌』と『旅にまつわる歌』を中心にお届けします。また、100歌を英語・フランス語・スペイン語に翻訳した専門家による、ちょっと不思議な外国語と日本語の関係についてのお話をします。<こんな方へ>・よく知らないけど、和歌が好き・感性で遊びたい方・デザインが好き、興味がある・綺麗なものが好き・言葉遊びが好き・言語表現に興味がある方・クリエイションに携わる方・新しいことを探している--------------------------<どんな内容?>1)絵合わせ・歌合せデザイナー遠藤朝恵の代表作"WAKA"の百人一首のデザイン100歌 をもとに、 ・この歌を表しているのはどのデザイン? ・このデザインの元になったのはどの歌?デザインと歌を目の前に見ながら、歌とデザインの絵合わせ遊びをします。2)デザイン体験百人一首の100歌全てをグラフィックデザインで表現したデザイナー遠藤朝恵と、100歌全てを英語に翻訳した翻訳家・イラストレーター島津共範。ふたりとも本業を持ちながら、個人の活動として作品制作をしています。・和歌の世界観を表現したきっかけ・デザインと翻訳のプロセス・実際にかかった時間と脳内に起こったことなどを紐解きながら、『古語をご自身で解釈し表現する』その構造をお伝えし、デザインに起こしていただきます。最後に、起こしていただいたデザインのラフをシェアする時間も設けています。他の方の解釈を見たり聞いたりするのも発見があり、面白いですよ。●過去のワークショップの様子https://endoasae.com/wakaws2/3)ミニコーナー:ことばにまつわるお話言葉や外国語への、違う視点を知ることができる時間です。イラストレーター島津共範は、自分の声や「日本語を話すこと」に対して強いコンプレックスを抱えたまま青春時代を過ごし、24歳で単身アルゼンチンへ渡ります。さまざまな外国語を勉強するなか、彼にとって現代日本語は遠く、扱いづらい言語でしたが、そんな彼がずっと守り抜いてきたものは、言葉と向き合うこと、言葉の構造を分解して再構築する、というプロセスでした。そんな体験から生まれた、独特の解釈と言葉の世界の定義のお話。<ご参加にあたって>◼︎持ち物 紙と筆記用具(デザイン体験でご使用いただきます)■その他※途中退室可能です。※ご参加の皆さまにも簡単に自己紹介と、意見交換の時間がございますので ビデオオンでのご参加をお願い致します。<オプションのご案内> 今回より新しいチケットをご用意しました。 ワークショップで描いたラフを、遠藤がデジタルデータに起こします。(ヒアリング1回、修正なし。)スマホやIPadの壁紙としてどうぞ。 納期:6月末<これまでの事例> <<<<<ご参加特典>>>>>>>>>■遠藤よりワークショップ当日のくじ引きで当たった方(1名様)に、優美で繊細なパターンをレーザーカットで施したWAKAグリーティングカード1枚をプレゼント致します。 一句ごとに違うデザイン。色・柄はおまかせとなります。自分のために、自分以外の大切な方のために。繊細なWAKAプロダクトの世界をお楽しみ下さい。--------------------------■遠藤からのメッセージこんにちは。 WAKAデザイナーの遠藤朝恵です。 普段はアートディレクションとコンセプトメイキングの仕事をしています。 和歌をデザインする。 そう聞いて、あなたはもしかしてとっても難しい、 専門的なワークショップだと思われたでしょうか。 でも、安心してください。和歌の知識も必要ありませんし、デザインのことを何も知らない、という方でも大丈夫です。私自身も、和歌の専門家ではありませんし、古典に詳しいわけではないのです。ただ、古の人のウィットに富んだ言葉の世界が好きでしたし、イメージの世界で彼らの心に寄り添って遊んでみたかったのです。「あ、これ私と同じだ」 はじめて万葉集を手に取ったとき、そう思いました。千年以上も前の人々に共感している自分、どんなに文明が発展しても、人の心は進化しないのだという事実に、感銘を受けたのです。それから長い時を経て、自分の思いを作品にしました。百人一首をはじめとした和歌をデザインする。それは私にとって、ある種の翻訳といえます。このプロセスを、たくさんの人と共有するとともに、ご一緒に、古の人の心に寄り添ってみる。そんな時間にできたら素敵だと思っています。 デザイン事例や具体的な発想法など、プロセスを分解してお伝えしますので、クリエイティブな事に興味がある方でしたら、どなたでもお楽しみ頂けます。 あいにくのコロナ禍で、自由に旅をすることもままなりませんが、心の旅は自由です。 必要なのは知識ではなく、好奇心。正解のない創造の時間を、ご一緒しませんか。 あなたのご参加を、心よりお待ちしております。■島津からのメッセージ日本語で物事を考えることは、とても難しい。24才の時にアルゼンチンに住みながら「スペイン語」と「フランス語」と「英語」の勉強をしながら感じていたことです。かと言って、外国語で思考するほどの語彙も文法もない私は、いくつかの言語の中間地点で呆然としていました。日本語と言われる言語は、和歌と和文の生まれた平安中期、平仮名とともに誕生。中国大陸から流入した「漢字」の音(音語)の裏側に、多くの和語が吸い寄せられる形で、訓読みの音(訓語)の総体として成立した。そう体感できたのは、100句の百人一首を英語に翻訳し終えた2020年のことです。アルゼンチンの日々から16年が経っていました。「経済と技術の英語」が日本語の上に堆積され尽くした2000年代以降、日本の生活語は民主的な方向に向かってきたでしょうか。複数の層を持つ日本語と、そのイメージを解き明かす言語の旅についてお話しします。あなたの日本語の話も聞かせてください。--------------------------◼︎主催者プロフィールデザイナー:遠藤朝恵(えんどう あさえ)WAKA100designs制作者、世界観コンセプト・ナビゲーター。フリーのグラフィックデザイナーとして20年以上の活動実績を積むなかで2014年より自身の作品発表を開始。2017年に「言葉を、アートに」をコンセプトとしたレーザーカットプロダクトWAKAを発表。2018年と2019年に京都・同時代ギャラリーで個展を開催、好評を得る。2019年夏に百人一首100歌全てをたった2ヶ月でデザイン。不定期に個展、イベントなどを開催。東京在住、2人の娘の母。WAKA instagramhttps://www.instagram.com/azroom_waka/遠藤朝恵Webサイトhttps://endoasae.com翻訳家・イラストレーター:島津共範(しまつ とものり)個人では翻訳とイラスト制作を行い、会社ではWebライター&マーケターとして勤務。10才で摂食障害、15才で高校退学、大学でスペイン語を専攻。アルゼンチンに2年間滞在し、ロマンス語基礎を習得。帰国後、飲食業、接客販売からWeb業界へ。2018年夏、Webサイト「記憶と翻訳」を開始。1980年生まれ。2児の父。京都市在住。Webサイト「記憶と翻訳」https://colorespapeles.com/司会:大場安希子(おおば あきこ)都内のIT企業でシステムエンジニアとして勤務。 夫の影響で百人一首が好きになる。趣味はアウトドア、野外フェス、着物。