ABLE ONLINE #4 『英語の学びを科学する 〜理論と実践〜』 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T14:02:15+09:00 Peatix ABLE事務局 ABLE ONLINE #4 『英語の学びを科学する 〜理論と実践〜』 tag:peatix.com,2021:event-1867580 2021-04-24T09:30:00JST 2021-04-24T09:30:00JST ABLE ONLINE #04 『英語の学びを科学する 〜理論と実践』 【会の要旨】 ABLE(Agents for Bridging Learning research and Educational practice)では、認知科学の視点から学習研究と教育実践をつなぐ国際コミュニティとしてこれまで沢山の海外ゲストをお呼びして、さまざまな研究と実践の最先端の取り組みについて紹介してまいりました。そして、オンラインでできる新しい学びのかたちを探究するべく、世界中の人たちとこれ対話を重ねる『学びの実験場』として、「ABLE ONLINE」を始動いたしました。ABLE ONLINE 第4回目は、『英語の学びを科学する 〜理論と実践』と題して、大学生の英語の学びを哲学的な言語教育学から考え、実践されている、京都大学国際高等教育院 柳瀬陽介教授をゲストにお迎えし、ABLE主宰であり、英語の学びを認知科学の観点から切れ味鋭く捉えた話題の新著『英語独習法』(岩波書店)を著した、慶應義塾大学環境情報学部 今井むつみとともに、理論と実践の両観点から、今、改めて「英語の学び」について、お話しいただきます。外国語の学びのみならず、広く全ての学びにあてはまる、「学びの科学」。認知科学的なものの見方を学び、理論と実践のつながりについて皆様と一緒に考えたいと思います。奮ってご参加ください! 【開催要項】 日 時:2021年4月24日(土)9:30 - 12:30場 所:ZOOMミーティングにて開催(参加申込頂いた方にリンクを送付致します。)定 員:200名参加応募:本Peatixサイトよりお申し込み下さい。参加費について:ABLEは、株式会社内田洋行教育総合研究所さまよりご支援を頂いており、今回の招聘費等を賄うことができるため、ABLEとして直接頂きませんがコロナ禍の中、特に困窮している子どもたちを支援するチャリティーとして、参加費の代わりに下記のリストより団体を選び、下記の基準での寄付へご協力をお願いしております。【寄付先団体リスト】 >> https://bit.ly/abledonate <<※掲載されていない団体へ寄付を希望される場合には本案内の最下部にございます、運営事務局のメールアドレスへお問い合わせ下さい。【寄付額基準】一般:2,000円以上学生(大学生~大学院生):1,000円以上高校生以下:任意 【タイムスケジュール】 09:30 - 09:45 オープニング&イントロダクション   ご挨拶:株式会社内田洋行 代表取締役社長 大久保 昇09:40 - 10:20 トーク1『認知科学から考える合理的な英語学習』       慶應義塾大学 今井むつみ教授10:20 - 10:30 ブレイクタイム10:30 - 11:10 トーク2『実践報告:大学生はライティング授業を通じていかに「英語スキーマ」を学ぶか』       京都大学 柳瀬陽介教授11:10 - 11:20 ブレイクタイム11:20 - 11:55 パネルディスカッション11:55 - 12:00 クロージング12:00 - 12:30 余韻タイム 【スピーカー】 慶應義塾大学 今井むつみ教授慶應義塾大学環境情報学部教授。Ph. D. (ノースウェスタン大学,1994年)。ABLE主宰者。専門分野は認知科学,特に認知心理学,発達心理学,言語心理学。代表的な著書に,『英語独習法』(2020年,岩波新書),『学びとは何か―<探究人>になるために』(2016年,岩波新書),『言葉をおぼえるしくみ―母語から外国語まで』(2014年,ちくま学芸文庫,共著),『ことばの発達の謎を解く』(2013年,ちくまプリマ―新書),『ことばと思考』(2010年,岩波新書)など多数。小学校や高校の複数の国語教科書に文章が掲載されている。中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会「言語能力の向上に関する特別チーム」(平成27年~28年)の委員を務めた。2018年には、Cognitive Science Society (国際認知科学学会)のFellow(特別会員)にアジアで初めて選出された。https://cogpsy.sfc.keio.ac.jp/imailab/京都大学 柳瀬陽介教授1963年生まれ。広島大学教育学部・大学院教育学研究科で英語教育について学ぶ。修士課程では心理言語学的アプローチを取るものの、博士課程でウィトゲンシュタイン哲学に惹かれ始め、英語教育といった多面的で複合的な現象は、自然科学的方法論で厳密に細分化するのではなく、哲学的探究で包括的かつ整合的に捉えるべきと考えるようになる。その後、広島修道大学で一般教養の英語科目を担当した後、母校の教壇に立つ。そこで20年間教師教育に携わる中で、多くの優れた現職教師に接し、実践知に対する畏敬の念が強くなる。2019年4月より、職業生活最後の10年間は、英語教育の評論家ではなく実践家でありたいと願い、現在の職場である京都大学の教養・共通教育を担当する国際高等教育院に異動し、英語科目を担当するようになる。現在はその部局の附属国際学術言語教育センターの英語教育部門長も務める。教育や研究に関する情報はできるだけブログに掲載するようにしている。 https://yanase-yosuke.blogspot.com/ 【トークの概要】 認知科学から考える合理的な英語学習(慶應義塾大学 今井むつみ教授) 単語をたくさん覚えても、TOEFLで高得点をとれても、英語を話したり書いたりすることが苦手で、母語話者からみるといたって不自然な英文になってしまうのはなぜだろうか。英語を自然に運用するための「英語スキーマ」を持たないからである。「スキーマ」といわば抽象化された枠組み知識で、外界の情報(英語でいうならインプット)の情報を無意識に選択する。母語話者は、構文のスキーマ、単語レベルのスキーマ、語彙化のパターンのスキーマ、談話構造のスキーマなど、言語の様々な階層でスキーマをもち、無意識に運用している。 日本人英語学習者の多くが、英語スキーマをもたず、英語とは大きくズレた日本語のスキーマを無意識に適用しているため、英語学習に困難を覚え、不自然な英文をつくってしまうのである。今井のトークでは、日本語と英語のスキーマのズレについて解説し、英語スキーマを構築していくための、認知科学から考えた合理的な学習法のしかたを提案する。実践報告:大学生はライティング授業を通じていかに「英語スキーマ」を学ぶか (京都大学 柳瀬陽介教授) 今井むつみ (2020) 『英語独習法』(岩波書店)は、学習者が外国語の理解やアウトプットにも母語スキーマを知らず知らずに当てはめてしまうことを指摘しています。母語スキーマの影響力は強く、外国語を習得するためには、学習者はその力と戦いながら新しい外国語スキーマを形成しなければなりません。外国語習得とは、外国語の認知枠組で考え・感じる身体を獲得することです。今井は、そのような根本的な心と身体の再形成はライティングの訓練を通じて行われうるとも説きます。  日頃、大学の教養・共通教育課程で英語ライティングを指導している英語教師として、これらの指摘はきわめて納得がゆくものです。本発表では、日本人英語学習者が苦手としがちな、 冠詞と可算・不可算名詞に関して、大学生がいかに「 英語スキーマ」の学びを深めてゆくかについて報告します。大学生のライティングの文例から、英語スキーマの形成について考察します。主 催:慶應義塾大学今井むつみ研究室・ABLE運営事務局特別協力:株式会社内田洋行 教育総合研究所 【お問い合わせ先】 ABLE運営事務局able.jimukyoku@gmaill.com Updates tag:peatix.com,2021-04-21 07:16:03 2021-04-21 07:16:03 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#985524