『性風俗サバイバル』(ちくま新書)出版記念イベントVol.3 石井光太×坂爪真吾 コロナ後の「夜の街」はどこへ向かうのか
<イベントのテーマ> コロナ後の「夜の街」はどこへ向かうのか
コロナの影響に伴う全国の繁華街の営業自粛や休業に伴い、キャバクラやホストなどの水商売、デリヘルやソープランドなどの性風俗店の集まる「夜の街」は、大きな打撃を受けました。
そうした中で、風俗ではたらく人のための無料生活・法律相談サービス「風テラス」には、全国各地から相談が殺到し、2020年の一年間で、約三千人の相談を受けました。
このコロナ禍における風テラスの活動、および風俗業界のドキュメントを収録した新書『性風俗サバイバル 夜の世界の緊急事態』(ちくま新書)が、4月8日に刊行されます。
出版を記念して、著者である風テラス発起人の坂爪真吾と、昨年11月に『夢幻の街 歌舞伎町ホストクラブの50年』(角川書店)を刊行された石井光太さんのオンライントークイベントを開催いたします。
テーマは、『コロナ後の「夜の街」はどこへ向かうのか』。
歌舞伎町ホストクラブの50年間を描いた『夢幻の街』、そして2020年の1年間、コロナ禍の夜の街で起こった出来事を描いた『性風俗サバイバル』、線(50年間)と点(1年間)、二つの異なる視点から、夜の街の人々がこれまでどのように生き延びてきたのかを振り返りながら、アフターコロナの時代、私たちの社会が夜の街とどのような関係を築いていくべきかについて考えます。
*本イベントの収益は、風テラスで行っている、生活に困窮している性風俗従事者の女性と子ども(母子世帯)への食料支援のために全額活用させて頂きます。2000円分の参加費で、一世帯に3日分の食料を送ることができます。
●協力:筑摩書房、NPO法人SVP東京
<ゲストのプロフィール>
石井光太(いしい・こうた)さん Twitter @kotaism
作家・小説家。1977年2月7日生まれ。東京都世田谷区出身。
日本大学芸術学部文芸学科卒業。
著書『本当の貧困の話をしよう』(文藝春秋)『育てられない母親たち』(祥伝社)
『それでも生きる』(『ルポ餓死現場で生きる』改題、筑摩書房)
『夢幻の街』(角川書店)『こどもホスピスの奇跡』(新潮社)など多数。
⇒石井さんの公式ホームページはこちら
⇒坂爪真吾のプロフィールはこちら
<当日のタイムスケジュール>
18時45分 ズーム受付開始
18時55分 諸注意
19時00分 開始の挨拶~ゲストの自己紹介
19時05分 第一部 対談 石井光太 × 坂爪真吾 コロナ後の「夜の街」はどこへ向かうのか(80分)
1.坂爪の冒頭発表:『夢幻の街』の感想+本日のテーマを解説(5分)
・自己紹介
・『性風俗サバイバル』を書こうと思った経緯
・本で書けなかったこと、書かなかったこと
・『夢幻の街』の感想
2.石井さんの冒頭発表:『夢幻の街』解説+『性風俗サバイバル』の感想(5分)
・自己紹介、『夢幻の街』を書こうと思った経緯
・出版後の反響、本で書けなかったこと、書かなかったこと
・『性風俗サバイバル』を読まれたご感想
3.ホストクラブと性風俗の歴史の比較(30分)
石井さんによる『夢幻の街』で描かれているホストクラブの歴史解説
+坂爪が同時代の性風俗の歴史を補足的に解説。
4.ディスカッション ~『性風俗サバイバル』の各章をベースに~(40分)
●「風」の止まった世界で、何が起こったか(『性風俗サバイバル』第一章)
・「夜の街」で働く人たちが、コロナ禍でも休めない理由
・コロナ禍でも営業し続けるしかないホスト、コロナ禍でもホストに通い続ける風俗嬢
●浮き彫りになった「夜の街」の強さと脆さ(『性風俗サバイバル』第二章)
・社会課題の集積地(貧困、居場所の欠如、虐待、障害、社会的養護、病気、生活困窮、愛情飢餓、摂食障害、薬物・・・etc)であるにもかかわらず、支援が届いていない現状
・この20年間、ホストや風俗の企業化が進んでいる。企業化によって、これらの問題は解決に向かうのか?それとも、別の形での排除が深刻化するのか?
●ソーシャルアクションの不可能性と不可避性(『性風俗サバイバル』第三章)
・業界内で団結して行政と交渉・連携したホストや水商売、団結できなかった性風俗
・感染公表は「社会のため」ではなく「お客様のため」
⇒お客のニーズに応えることと、社会のルールを守ることのバランス、社会性の欠如
・ホスト業界のソーシャルアクション(行政との連携や情報発信)は、どこまでうまくいったのか?今後、業界として団結していく方向に向かうのか?
●歌舞伎町の路上に立ち続ける女性たち(『性風俗サバイバル』第四章)
・海外での路上売春・ストリートチルドレンと、日本の歌舞伎町の路上に立つ女性たちとの比較・・・共通点、相違点、あるべき支援の方法など
●夜の世界を孤立させないために(『性風俗サバイバル』第五章)
・支援団体による「夜の街」で働く人のためのソーシャルビジネス、クラウドファンディングの可能性
・「同じような生育歴を持ち、同じような課題を抱えているのに、風俗嬢は支援の対象になるが、ホストはならない」(若年男性の貧困に対する社会的関心の欠如)というジェンダーバイアスは、今後改善されていくのか?
●みんなが当事者になる(『性風俗サバイバル』第六章)
・夜の街は、今後どのような方向に向かっていくのか(夜の街の人々は、今後どのように生き延びていくのか)?
・アフターコロナの世界において、私たちの社会は、夜の街とどのような関係を築いていくべきか?
(5分休憩)
20時30分~21時00分 第二部:参加者との質疑応答(30分)
21時~21時45分 終了~オンライン懇親会(45分)
⇒懇親会へのご参加は任意・入退室自由です。
<定員・参加費>
●定員 100名
●参加費
◆一般参加・・・1,000円
◆『性風俗サバイバル』同時購入・・・1,800円(『性風俗サバイバル』を郵送いたします)
◆『夢幻の街』同時購入・・・3,000円(『夢幻の街』を郵送いたします)
◆二冊同時購入・・・4,000円(『性風俗サバイバル』+『夢幻の街』を郵送いたします)
◆寄付参加・・・6,000円(『性風俗サバイバル』サイン本+『夢幻の街』を郵送いたします)
<参加に関する諸注意>
1. イベントの最中は、マイクはミュートでお願いいたします。
2. カメラは、オフ(顔出しなし)・オン(顔出しあり)、どちらでもOKです。
3. 質疑応答の時間、ゲストに質問がある方は、チャットで「質問希望」と書き込んでください。司会が指名いたしますので、ミュートをオフにして口頭で質問するか、チャットに質問事項を書き込んでください。
4. イベントのご感想は、ツイッター等のSNSでハッシュタグ「#性風俗サバイバル」をつけて発信してください。
<ご寄付のお願い>
風テラスでは、寄付を通して活動をサポートしてくださる方を募集しております。
【ご支援のお願い】困難を抱える女性たちとつながり、支援を届ける
- イベント詳細情報を更新しました。 Diff#979041 2021-04-14 08:56:43
7:00 PM - 9:00 PM JST
- Venue
- Online event
- Tickets
-
一般参加 ¥1,000 『性風俗サバイバル』同時購入 ¥1,800 『夢幻の街』同時購入 ¥3,000 二冊同時購入 ¥4,000 寄付参加 ¥6,000
Combini / ATM payment will be closed at the end of May 5, 2021.
- Organizer
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一般社団法人ホワイトハンズ381 Followers
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