みんなで読む哲学入門:アダム・スミス『国富論』#1 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T14:01:38+09:00 Peatix 鈴木幹雄 みんなで読む哲学入門:アダム・スミス『国富論』#1 tag:peatix.com,2021:event-1837825 2021-04-13T19:00:00JST 2021-04-13T19:00:00JST 「みんなで読む哲学入門」では西洋近代哲学の古典をとりあげ、上野大樹先生(政治思想史専門)と一緒に、入手しやすい文庫本中心に読み進めています。2021年4月からはアダム・スミス『国富論』の一部分を先生と一緒に読みます。安価で手に入りやすい岩波文庫版(水田洋・杉山忠平訳)を用います。今回扱う範囲は、邦訳の第3巻に当たります。■ 指定範囲・第1回(4/13):『国富論』とアダム・スミスについての解説授業・第2回(4/27):4編7章 1節(岩波文庫版3巻 108~126頁)・第3回(5/11):同2節(126~173頁)・第4回(5/25):同3節(173~213頁)・第5回(6/8) :同3節の続き(214~262頁)■ 参考文献堂目卓生『アダム・スミスーー『道徳感情論』と『国富論』の世界』(中公新書)。佐伯啓思『アダム・スミスの誤算ーー幻想のグローバル資本主義』(中公文庫)。井上義朗『二つの「競争」ーー競争観をめぐる現代経済思想』(講談社現代新書)。ニコラス・フィリップソン、永井大輔訳『アダム・スミスとその時代』(白水社)。先生からのメッセージです。========================================2021年度「長編古典の一部を熟読する」これまで当ゼミナールでは、 近現代ヨーロッパの政治哲学にかんする古典を輪読してきました。 2018年度にはユダヤ人問題や全体主義に近代的な啓蒙思想の隘路を見たアーレントの諸論考を読み進め、 2019年度にはそこから遡って啓蒙思想のエッセイ風スタイルの著作を、 イギリス・フランス・ ドイツの国境をまたいで旅するように眺めてきました。 2020年度からは長めのテクストと格闘してきましたが、今回は長編古典にチャレンジします。ただ、いきなり全部を読むのは大変なので、その一部を取り出して解説をくわえながら読んでいくことにします。初回は講義形式で、その著作の全体像や著者が生きた時代背景について解説し、その上でテクストの細部に入っていくという流れにできればと考えています。アンケートをもとに候補文献をいくつか選定しました。・アダム・スミス『国富論』(第4編もしくは第3編)・アダム・スミス『道徳感情論』(2020年度に一部取り上げ済)・スピノザ『神学・政治論』・モンテスキュー『ローマ人盛衰原因論』・ルソー『社会契約論』・ディドロ & ダランベール『百科全書』(序論および代表項目)・ハミルトン&ジェイ&マディソン『ザ・フェデラリスト』等です。 このなかから各クール一冊を選び時間をかけて読み進めていくことで、 現代世界のあり方や未来像について、 その思想的な基盤にまで遡って考えていくことができたらと思います。(上野大樹・記)========================================これまでの授業の様子はブログの授業ノートなどをご参照ください。どのような話題が登場したのか雰囲気がお伝えできれば。ブログ「みんなで読む哲学入門」◎日時:2021年4月13日(火)、4月27日(火)、5月11日(火)、5月25日(火)、6月8日(火)(全5回)◎場所:オンライン会議アプリ「Zoom(ズーム)」 を使用したオンラインゼミナール◎参加費:大人7,500円(全5回)、学生5,000円(全5回) 第1回のみ 大人2,000円、学生1,500円※ 連続した内容の講座となるため、 なるべく全回まとめてのチケット購入を推奨します。◎オンライン会議室ご招待状:チケットをご購入された方に、 事務局からご案内致します。※開催当日前日までにZoom招待状が届かない場合、お手数ですがobenkyoinfo@gmail.comにお問い合わせ下さい。◎Peatixチケット購入締切: 当日18時まで販売しております。◎Peatixチケットキャンセル: チケット購入後はお支払い方法により返金手数料が発生します。 クレジットカード決済の場合、返金手数料はかかりません。なお、クレジットカード決済のキャンセル締切は開催日当日18時までです。◎簡単なアンケートがございますので、ご記入いただければ助かります。◎本イベントの様子は記録用に録画を行うことがあります。この録画内容は「みんなで読む哲学入門」のWebサイトやSNS等の広報に用いられる場合があります。予めご了承ください。なお、ご要望に応じて受講者のお名前や顔が映像に出ないように配慮しますので、その点ご安心ください。[講師紹介]上野 大樹(うえの・ひろき)一橋大学社会学研究科研究員。思想史家。京都大学大学院人間・ 環境学研究科博士後期課程修了。京都大学博士。 日本学術振興会特別研究員DC、同特別研究員PD等を経て現職。 一橋大学、立正大学、慶應義塾大学にて非常勤講師。 最近の論文に、"Does Adam Smith's moral theory truly stand against Humean utilitarianism?" (KIT Scientific Publishing, 2020), "The French and English models of sociability in the Scottish Enlightenment" (Editions Le Manuscrit, 2020).