ユング『分析心理学セミナー』を読む(第9回) | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-02-12T13:17:07+09:00 Peatix nohaku ユング『分析心理学セミナー』を読む(第9回) tag:peatix.com,2021:event-1804701 2021-02-04T20:00:00JST 2021-02-04T20:00:00JST 2021年2月4日(木)ユングスタディのご案内  ユング『分析心理学セミナー』を読む(第9回)< zoom配信 >※ この度はお知らせが遅くなりまして、たいへん申し訳ありません。 参加希望の方で、チケット購入の入金が間に合わないような場合には、まずは事務局までご連絡ください。   本年最初のユングスタディでは、テキストの第12回を取り上げます。   この章では大部分が、ユングの観たヴィジョンの解釈になります。『赤の書』第一部における最も重要な場面について、ユング自身の説明と解釈を読むことができる章です。ユングは「自己実現」について、長い個性化の試みの後にようやく姿を表すものだとしていますが、一方で、人生のある時期に、自己実現を予見するようなイメージをかいま見ることもある、ともしています。自分が最終的に何を実現するのかは、実際に人生を生きてみない限りわかりませんが、しかしどういう方向に自身を生きていったらいいのかについては、あらかじめ無意識的イメージの形で示されることがあるわけです。 … 私はこれから何を生きればよいかを、密儀はイメージで示した。私は、密儀の示したあの富の数々を何ひとつ有してはいなくて、まだそれら全てをこれから獲得せねばならなかったのである。   (ユング『赤の書』第一部・最後の文章) 今回のテキストにおけるヴィジョンは、ユングにとって、まさに自分が生きるべき道が示されたものであり、自分はこれからその道を通って自己実現していかなくてはならないという決意をもたらすものでした。ここでは、ユング自身が目指すところ、ユング心理学が究極の目標とするところが、シンボルとして表現されており、さらにはそれをユング自身が解釈し解説しているということになります。ユングの思想を理解する上では、まさに最重要となるテキストの一つと言っていいところです。 今回のスタディは、緊急事態宣言下であることを鑑みて、会場開催は行わず、zoomオンラインのみでの開催となります。開始時間は、会場開催の場合よりも一時間遅い20時からとなりますので、ご注意ください。             案内役:白田信重、岩田明子(ユング心理学研究会)            司会進行:海野裕美子(同) 資料協力:山口正男    ---------------------------------      第9回:2月4日(木)20:00 〜 22:00 (開場19:45)    ■ テキスト: C.G.ユング『分析心理学セミナー』横山博監訳、みすず書房、2019.10               ・ 適宜、英語原文、創元社版邦訳も参照します。   ・ テキストを読んでいない方でも、資料を見ながらの進行なので参加可能です。   ・ シリーズ途中からでの参加でも全く問題ありません。お気軽にご参加ください。    ■ 会場:オンライン開催(zoomミーティングルーム形式)  ■ 会費:1,000円   ■ 主催:ユング心理学研究会 http://jung2012.jimdo.com/  ■ 問い合わせ:研究会事務局 jungtokyo_info@yahoo.co.jp