The Mindful Brainプロジェクト ー自分と親友となり、社会と調和する(オンライン版・第3回) | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2016-12-08T00:13:15+09:00 Peatix 東京メディカルマインドフルネスセンター The Mindful Brainプロジェクト ー自分と親友となり、社会と調和する(オンライン版・第3回) tag:peatix.com,2016:event-175302 2016-06-08T21:00:00JST 2016-06-08T21:00:00JST この本 The Mindful Brainは、自己内の調和と対人間の調和が互いに促し合うというモデルを、ミラーニューロンほか脳の社会的な機能を根拠に提示したものです。  著者は、マインドフルネスと関連があることを全て俯瞰することによってマップを得たことによる自信(空間軸)と、それまで自分が学んで来た理論や行ってきた自分の過去をしっかり振り返ることで、自己内一貫性の上に接ぎ木する(時間軸)ことで、自分らしい理論と実用的なモデルを提示しています。 (目的) この本を通して、アメリカのマインドフルネスに関する状況や理論を知識として得るだけではなく、自分のこれまでのノウハウに自信を持ち、これをマインドフルネスのメソッドとして、具体化していくことです。それには、単に知識を吸収する勉強会に留まらず、専門職やインストラクターなど指導者にあたる方々の「自立支援」をしていきたいと思います。  何からの自立といえば、西洋流の学問や技法への依存(鵜呑みにすることを「学び」と思いこまされてきた姿勢)、また職場の制約に絡めとられ、自分なりに考え、工夫することを諦めてしまう姿勢です。  この本の著者も、特定の流派に属する方ではなく、また自分の特定のメソッドを押し出す方ではなく、いわば、メタ・メソッドであるマインドフルネスの本質をよく捉えられた方のようです。 そのため、この本から学ばれる方も、ご自身の過去の様々な学びと経験を俯瞰いただき、使ってこられたノウハウや方法論を統合し、ご自分なりのメソッドやマインドフルネスを具体化していかれることを期待したいと思います。(方法)・何らかの新しい知識を得ることに留まらず、既に知っていること、わかっていたことを思い出す。・既に出来ていたことを思い出す。それを通して、自分の活動をモデル化する。・自分のやり方、考え方の位置づけや可否、是非について、仲間とのディスカッションで披歴し、フィードバックを受ける(意見を貰う)ことで、位置づけを再確認する。・これらを通して、これまで自分が行なってきたことを総合的に統合し、自分なりのマインドフルネスをつくる。・クライエントと自分のウエルビーイングの実現の方法に自信を持ち、自分の領域でシェアする。(進め方) 序章から14章までを、大学のゼミの形式を模して、1回(90分)に一章ごとに進みます。 ただし、社会人向けですので、英文読解は、各章の全体ではなく、数パラグラフのみの事前準備です(必須ではありません)。 本講座は、「反転学習」(アクティブラーニングの1つ)の方式を採用しており、各講座の数日前に、各章の全文訳を事前学習用に配布し、予め読んでおいていただきます。当日は1.前回の事後課題の講評(2回目以後)2.当該の章の解説(チャートや写真等を多用)3.ディスカッション(前回の事後課題+今回の内容)4.事後課題の確認5.感想の流れで行います。「学び合いの共同体」を重視していることの一環から、ディスカッションの時間を多くとります。また、事後課題は、各章から学んだことやディスカッションを通して、自分が既に分かっていたこと、出来ていたことなどを確認し、自らの活動をモデル化したものや、自分なりの考え方をまとめたものを、次回の数日前までに、参加者が供覧できるボックスにアップロードしていたき、当日は、それらをもとに講評したり、ディスカッションをします。(日時) リアルは、毎週水曜日です。 午後9時から10時半 (なお、リアルのコースは、別途、案内します、リアルコースは、毎週金曜日で、オンラインコースの前週に同じ回が実施されます)。  オンラインコースの場合は、Zoomという、その使いやすさから、最近、最も話題となっているシステムを使います。動画による説明https://www.youtube.com/watch?v=8RseQFT8B1g先行事例http://study-meeting.org/wp/?p=217 オンタイムで参加できなくても、いつでも、録画を見ていただけます。リアルコースとの併用も出来ますし(その場合は、半額)や、リアルグループとの交流も、適宜、行います。(日程)第1回 平成28年5月25日  序章(終了 ビデオあり)第2回 平成28年6月1日  1章 前半(終了 ビデオあり)第3回 平成28年6月8日  1章 後半 今回は、ここ第4回 平成28年6月15日  公開セミナー(無料ウエビナー)第5回 平成28年6月22日 2章第6回 平成28年6月29日 3章 第7回 平成28年7月6日  4章 以後 このペースで実施参加できない場合、遅れてこられた場合は、録画したものを後で観てください。(会場) 各自のPCあるいはスマホの前●動機・対人関係のストレス対策に、マインドフルネスを応用したい人・瞑想といわれると、職場で応用するのに抵抗がある。・心理学や脳科学などのメカニズムを理解しながら、学びたい。・自分がこれまで開発してきたノウハウを理論的に裏付けたい。 どなたでも参加いただけますが、想定しておりますのは下記のような方々です。●職種や関心のある分野・臨床心理士、教師などの心理あるいは教育職・医師、歯科医師、看護師、薬剤師、保健師、管理栄養士、PSW,介護福祉士など保健医療福祉系の対人援助の専門職・児童、教育、メンタルヘルス分野の専門職ほか・公的機関、学校、医療機関等でマインドフルネスを応用したい方・マインドフルネスを取り入れているインストラクター、コーチなど(定員12名ほど)(参加費) 1回ごとの参加 3,000円 20回シリーズの参加 6,0000円+外税   のところ、第一期は、40,000円+外税     (1回あたり2,000円換算) なお、英語の原本を購入される場合(AmazonあるいはKindle)、主宰者からの奨学金的な意味合いで、外税の2,400円はoffとします。(第一期のメリット)・日本版の翻訳の出版企画中ですが、使いやすいものとなるように、最終的な訳語や装丁など、仕上がりにご意見を反映していただけます。 (一定以上のご貢献があった場合は、謝辞に明記)。・このプロジェクトを通して、実践的な講習会ほか社会的に新しい活動の成果が生まれた場合、出版の入稿前であれば、活動紹介などを入れ込める可能性があります。(申し込み方法) 学習で用いるメールアドレスのアカウントから、下記まで、ご氏名、お持ちの場合は、資格等、専門職の場合、職場の種類などを記載して(任意です)、「参加希望」とお書きください。参加費等の振込先をお伝えします。 info-tmmc@hlc-rc.jp   担当 大賀英史 なお、イベントのページにて、「参加予定」とされても、申し込みにはなりませんので、ご注意ください。(主宰者)大賀英史(おおがひでふみ)大阪市生まれ(堺市育ち) 東京メディカル・マインドフルネス・センター(代表)、日本マインドフルライフ協会・常任理事。日本行動医学会研修委員、日本ストレス学会、日本社会福祉学会等に所属。東京大学大学院修了。博士(医学)、修士(教育学)。 早稲田大学、共立女子短期大学・講師(非常勤)。論文多数。訳書に、ティック・ナット・ハン、リリアン・チェン著『味わう生き方』(木楽舎2010)http://ajiwauikikata.web.fc2.com/小学生3人のパパ。合気道参段位。詳細は、http://hlc-rc.jp/mindfulness-in-everyday-life/%E5%A4%A7%E8%B3%80%E8%8B%B1%E5%8F%B2%E3%80%80%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB(以下、ご参考) この本の著者は、マインドフルネスと関連があることを全て俯瞰することによってマップを得たことによる自信(空間軸)と、それまで自分が学んで来た理論や行ってきた自分の過去をしっかり振り返ることで、自己内一貫性の上に接ぎ木する(時間軸)ことで、自分らしい理論と実用的なモデルを提示しています。 先日は、この本を通して、アメリカのマインドフルネスに関する状況や理論を知識として得るだけではなく、自分なりのメソッドやマインドフルネスを具体化していくために活用してほしい、という説明をしたところ、後で、「そこが響いた」という方が結構、織られました。 著者のサイトでの本の説明http://www.drdansiegel.com/books/the_mindful_brain/ 書評(児童精神医学分野の学会雑誌における研究者の評)http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2527776/(私なりの本書の評価(特長の説明は、末尾に掲載します)シリーズ研修会の計画の概要の説明と質疑応答 ●著者および本の評価 ハーバード大学の医学部で学んだ児童精神科医で、アタッチメントセオリーから研究を出発。Development Mindがベストセラーになる。その後、マインドフルネスと出会い、リチャード・デイビッドソン、エレンランガー、ダニエル・ゴールマン、ジョン・カバット-ジンとも親交が厚い。 UCLAのリサーチフェローとして、発達障害のプログラムにも関わっている。仏教や東洋の瞑想、イスラム教やキリスト教の神秘主義にも幅広く目配りしている一方で、認知心理学や脳科学の観点から光を当てており、マインドフルネスについての全体像がわかる。マインドフルネスについての海外の動向は、瞑想をしたら、脳のある部分の体積が増えたといった基礎研究か、体験なものになるが、本書は、主観的な体験と客観的な知識の統合の試みをしている数少ない本である。臨床医であり教育者として、実践家に役立つ知見を開拓し、提供している。