井上荒野×角田光代 「「わたし」が「あなた」に依存したとき、「わたし」が求めるものについて」 『ほろびぬ姫』文庫化記念 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2019-11-02T11:58:29+09:00 Peatix 本屋B&B 井上荒野×角田光代 「「わたし」が「あなた」に依存したとき、「わたし」が求めるものについて」 『ほろびぬ姫』文庫化記念 tag:peatix.com,2016:event-173377 2016-06-10T20:00:00JST 2016-06-10T20:00:00JST 井上荒野さんの『ほろびぬ姫』が文庫化となって発売されました。 幸福な結婚生活を送っていると感じていた主人公・みさきの前に、ある嵐の日、行方不明だった弟を連れて来た夫。瓜二つのふたり=「あなた」を前に混乱するみさきに対して、夫はさらなる告白を重ねる。———「僕はもうすぐ死ぬんだ」。そして、衰弱していく兄(=あなた)になりかわるように、弟(=あなた)はその存在感を徐々に増していき……。本書は、女が男を愛するとき、取り替え不可能なもの、確かなものとは何か。翻弄しようとするものたちに挑んだ、サスペンスとたくらみに満ちたハードな愛の物語です。 今回B&Bでは、『ほろびぬ姫』文庫化を記念してトークイベントを開催します。お相手にお迎えするのは、小説家の角田光代さん。 角田さんが2013年に発表した小説に、『私のなかの彼女』があります。(文庫版は2016年4月より発売中) 知識も教養もありセンスも良いひとつ年上の恋人を持つ主人公・和歌にとって、彼は「開けるたび未知の世界が拡張していく扉」のような存在だった。しかしある日、実家にある蔵で祖母が書いたと思われる本を見つけた和歌は、それを機に自らも小説を書き上げ、作家としての道を歩み始める。しかし、仙太郎との関係は次第にねじれてゆき……。 本書は、恋人の抑圧、母の呪詛、仕事の壁、書くということ。すべてに抗いもがきながら、自分の道を踏み出す「彼女」と「私」の物語です。 おふたりには、『ほろびぬ姫』についてはもちろんのこと、お互いの作品について、さらに、この物語の大きなテーマでもある「夫婦関係」や「依存心(共依存)」、「人を愛するときに必要不可欠なもの」についてなど、広く伺っていきたいと思います。 普段から親交のあるお二人。作家としての表情、女性としての表情、妻としての表情……、さまざまな素顔が伺える2時間になることでしょう。どうぞお楽しみに。 【出演】 井上荒野(作家) 角田光代(作家)【日時】 2016年6月10日(金) 20:00~22:00 (19:30開場) 【場所】 本屋B&B 世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F 【入場料】 1500yen+500yen/1drink