【第22弾】伊東潤のオンライン読書会<テーマ: 覇王の神殿 *発売前新作> | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T11:42:23+09:00 Peatix CORK 【第22弾】伊東潤のオンライン読書会<テーマ: 覇王の神殿 *発売前新作> tag:peatix.com,2020:event-1629961 2020-10-17T15:30:00JST 2020-10-17T15:30:00JST 伊東潤自らが主催し、ファンの皆さんと作品・歴史について語り尽くす『伊東潤の読書会』。第22弾は、『覇王の神殿(はおうのごうどの)』(2021年3月 発売予定)。現代まで連綿と続く日本の基礎を作った蘇我馬子の一代記です。本作は、月刊「潮」(潮出版社)にて2020年7月まで連載されました。*古代史ブームと言われて久しい。奈良県の平成28年の観光客数は4,407万人で、県内の経済効果は約1,614億円にも上るという。日本人の古代史ブームに海外からの観光客が増えたことで、未曾有の来県者数になったと思われる。それだけではなく、古代史に関するムック本や新書もほかの時代に比べて売れていることからも、多くの方々の古代史に対する関心が、ただロマンを抱く段階から、知識を得たいという新段階へと移行しつつあることを証明している 。ただ古代史通になるのは容易ではない。この時代は人名から政治や風習まで、それ以降の時代とは違って実に難しいからだ。そこで楽しみながら学べる小説の出番となる。元々、私は日本史の各時代を切り取り、小説として提示していくことで、読者個々に「日本人とは何か」を考えていただきたいと思っていた 。そうなると当然、古代から現代までを網羅することになる。これまで書いてきたものでは、摂関政治衰退期から保元の乱までを描いた『悪左府の女』が最も古い時代を舞台にしたものだったが、今回、蘇我氏の栄枯盛衰を描いた『覇王の神殿』は、それをさらにさかのぼるものとなる。なぜ蘇我氏を取り上げたかというと、まず謎のヴェールに包まれているということに強く惹かれる。しかも「日本書紀」によって乙巳(いっし)の変の真実は改ざんされている可能性が高く、その実際を想像で補完しつつ物語としていくことは有意義な仕事になると思った。それだけでなくこの時代には、蝦夷と入鹿という父子の確執、蘇我本宗家と分家の対立、蘇我氏系士族とそれ以外の士族との戦い、山背大兄王の悲劇、重祚を行ってまで皇統に固執した皇極帝の権勢欲、そして東アジアの国際情勢、経済、宗教にわたる諸問題といった歴史ドラマの題材として興味深いものが山積している。こうした材料をうまく使い、いかに面白い物語に仕立てていくかは作家の腕次第だが、そのあたりに抜かりがないのは知っての通りである。私の作品は、歴史解釈力とストーリーテリング力を融合したところに強みがある。物語の中に巧みに独自の歴史解釈を盛り込むことで、読者に歴史の面白さを伝えていきたいのだ。さらに言えば、知識にとどまらない歴史に対する洞察力を、私は読者に養ってもらいたい。つまり歴史にだけ興味があって小説は読まないという人も、私の作品を読んでから研究書を読むことで、より以上に歴史に対する理解が深まると信じている。その理由は簡単だ。歴史小説というのは、史実や定説を作者のフィルター(解釈)を通すことで物語にしてい く。読者は小説を読むことで作者のフィルターを追体験し、それを繰り返すことで、自分のフィルターを作っていけるからだ。今回、『覇王の神殿』という作品で、いよいよ古代に挑戦することになるが、できる限りリアリティを追求し、読者を飛鳥(あすか)の都にお連れしようと思っている。ご期待いただきたい。 (潮2018年5月号掲載「『覇王の神殿』執筆によせて」より)*今回、初の飛鳥時代がテーマとなる作品になります。是非この機会にご参加ください。*******■「伊東潤のオンライン読書会」の流れ*イメージ1)お申込みいただいた方に、『覇王の神殿』(2021年3月発売予定)の原稿(PDF)をお送りいたします。発売前の作品につき、取り扱いにご注意ください。(*原稿のご送付は9/15以降となります。また、データ容量や迷惑メール対策によりお手元に届かない場合がございますので、お申し込みから一週間経っても原稿が送られてこない場合は運営事務局までご連絡ください)2)『覇王の神殿』を読書会当日までに読了(読み終えて)ください。本読書会参加の条件になります。3)当日は、参加者をオンライン上でグループ分けいたします。基本はフリーテーマとなっており、参加者同士で自由にお話いただいております。〈過去の読書会で話題になるテーマ〉・作品の感想・好きな登場人物・印象に残っている場面や描写、表現・作品内の疑問点や、わからなかったところ・実写化するなら誰に演じてほしいか・作品に合うキャッチコピー、装丁について※話して欲しいテーマやグループワークを設定する場合もあります。同じ作品を読んだ者同士、最初は緊張していても、話し始めると時間が足りなくなるほど盛り上がります。話したいことや聞きたいことをたくさんご用意して、当日お越しください。なお、伊東潤の読書会は初参加の方も毎回いらっしゃいますので、何を話したらよいか自信が無い、という方にも楽しんでいただけるよう、読書会経験者や運営サポートメンバーがどのグループにもいます。疑問不明点はお気軽にお声がけくださいませ。そして、当日は著者・伊東潤本人も出席いたします!『覇王の神殿』執筆秘話や、作品にかける思い、より深く入り込むための解説などをたっぷりお話しいたします。もちろん、作品への疑問質問にも直接お答えいたします。いち早く読んでいただいた皆様の感想や意見、要望を毎回楽しみにしておりますので、みなさまのお声を是非本人へお伝えください。(読書会でいただいた内容はできる限り取り入れるよう、気合十分で望んでおります)※当日は『伊東潤の読書会』以外での、伊東潤の様々な活動についての紹介も行います。城めぐりオフ会や講演会、今後の作品発売情報など最新情報も発表いたしますので、そちらもご期待ください。皆様のご参加をお待ちしています!【詳細】日時:2020年10月17日(土) 15:30開始 18:00終了予定その後希望者のみオンライン懇親会を行います。今回は長編ということもありますので読書会時間内に話し足りなかった!という方も是非ご参加ください。場所:オンライン開催お申し込みをいただいた方に前日までにURLをお送りします。(zoomを使用します。無料登録)読書会参加費:1000円【読書会プログラム(予定)】■各グループごとに『覇王の神殿』を基にしたディスカッション。・読んだ感想・好きなシーンやセリフなど・疑問や質問、改善案など■伊東潤による『覇王の神殿』をより楽しむための解説や意見交換■伊東潤ファンイベント活動報告、及びイベント予定など<下記、ご覧になってからチケットをご購入ください。>※営利目的の転売は禁止されています。※チケットのキャンセルは受け付けておりません。【チケットシステム(Peatix)に関するお問い合わせ】*サポートダイヤルの受付時間 10:00~18:00 年中無休 (GW、年末年始は除く)番号:0120-777-581フォーム:http://help.peatix.com/customer/portal/emails/new<Peatixでのチケット購入方法に関しまして>http://ptix.co/1xwr9LL【お問い合わせ】伊東潤の読書会運営事務局info@corkagency.com (平日9:30~17:30)(※少数のスタッフで対応しております。お問い合わせの回答に、2~3日要することもございます。ご了承下さいませ。)