Xデザイン学校公開講座「意味のイノベーションからソーシャルイノベーションへの贈り物―意味に目を向けるデザイン文化」(オンライン)

Description

趣旨:「SDGsはソーシャルイノベーションか?」「CSRとCSVの違いとソーシャルイノベーションの関係は?」と問われたら、なんと答えればよいでしょう。「どちらも社会について触れているから、ソーシャルイノベーションの一つなんじゃないの?」といった感じの反応が大方ではないかと想像します。

さてこの数年間、意味のイノベーションという表現が「一度はどこかで聞いたことがある言葉」になりつつあります。『突破するデザイン』の著者であるロベルト・ベルガンティが経営学の先生で企業の意味のイノベーションの事例を多く紹介してきたため、意味のイノベーションは企業のビジネスやリーダーシップに貢献するものと受け止められていると思います。しかしながら、意味を問うわけですから、その適用範囲はビジネス活動に留まるはずがありません。ソーシャルイノベーションも例外ではありません。ソーシャルイノベーションというと何らかの社会的問題の解決といったトピックばかりが目につきます。(ソーシャルヒーロー的)情熱と(テクノロジーの)論理の世界観が強いです。

そこに「いや、問題の見方そのものを変えていくのが第一ステップになり、そこで意味を問うことで新しい文化がつくられる。問題解決と意味の両方をカバーしないといけない。それらすべてを支えるのがデザイン文化」と語るのが、エツィオ・マンズィーニです。彼はサービスデザインのいわば開拓者の一人ですが、2009年にDESISと呼ばれる世界各国のデザイン系大学とのネットワークをつくり、ソーシャルイノベーションに対するデザインの活用を広めてきた人です。彼の前述の趣旨は2015年に出版された著書”Design, When Everybody Designs”に記されています。

今回のイベントは、クローズドで行っているこの本の読書会の公開版です。参加メンバー4人が中心になり、意味のイノベーションからソーシャルイノベーションへの筋道やデザイン文化のありかなどを議論しながら、冒頭の質問にどう答えていけばよいのかを明らかにしていきます。最後に、講演者と参加者で、今後のアプローチの議論を進めます。 オンラインイベントですが貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。

■ ⽇時:11⽉ 3⽇(祝火)18:30-21:00
■ 主催:X デザイン学校、X デザイン研究所
■ 協力:⽇本デザイン学会 PD 部会
■ 参加費:⼀般 1000 円(X デザイン学校 2020 年度受講⽣は無料)

■ プログラム
18:30-18:35 はじめに
18:35-19:10 「意味のイノベーションからソーシャルイノベーションへ」
・安西 洋之(モバイルクルーズ代表)
19:10-19:30「ソーシャルイノベーションは、企業のありようをどう変えうるのか」
・⼭縣 正幸(近畿⼤学教授)
19:30-19:40 休憩
19:40-20:00「ユーザーイノベーションとデザイン文化」
・本條 晴一郎(静岡大学准教授)
20:00-20:20「デザイン文化とは」
・⼭﨑 和彦(X デザイン研究所/武蔵野美術⼤学)
20:20-21:00 考えるディスカッション
・安西 洋之(モバイルクルーズ代表)
・本條 晴一郎(静岡大学准教授)
・⼭縣 正幸(近畿⼤学教授)
・⼭﨑 和彦(X デザイン研究所/武蔵野美術⼤学)

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●講師プロフィール:安西 洋之(モバイルクルーズ(株)代表)
モバイルクルーズ株式会社代表取締役/De-Tales ltdデイレクター。ミラノと東京を拠点にビジネスプランナーとして活動。異文化理解とデザインを連携させたローカリゼーションマップを主宰。2017年より「意味のイノベーション」のエヴァンジェリスト的活動を行い、現在、その一環として、経営誌に「21世紀のラグジュアリー論 イノベーションの新しい地平」を連載しながら、新しいラグジュアリーの意味を探っている。また、エツィオ・マンズィーニの“Politics of the Everyday”の日本語版を『日々の政治―ソーシャルイノベーションをもたらすデザイン文化』として近々出版。

書籍に『「メイド・イン・イタリー」はなぜ強いのか?:世界を魅了する<意味>の戦略的デザイン』『イタリアで福島は』『世界の中小・ベンチャー企業は何を考えているのか?』『ヨーロッパの目 日本の目 文化のリアリティを読み解く』。共著に『デザインの次に来るもの』『「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか?世界で売れる商品の異文化対応力』。 監修にロベルト・ベルガンティ『突破するデザイン』。


●講師プロフィール:本條 晴一郎(静岡大学准教授)
静岡大学学術院工学領域事業開発マネジメント(MOT)系列准教授。東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了。博士(学術)。学術振興会特別研究員、東京大学東洋文化研究所特任研究員、NTTドコモモバイル社会研究所副主任研究員等を経て2017年より現職。複雑系科学、脱植民地化の研究を経て、現在は経営学の分野で、主としてユーザーイノベーションおよびデジタルマーケティングの研究に携わる。著書・論文に『1からのデジタル・マーケティング』(共著, 碩学舎, 2019年)、『災害に強い情報社会』(共著, NTT出版, 2013年)、『紛争解決 暴力と非暴力』(共著, ミネルヴァ書房, 2010年)、「リードユーザーとしての消費者の特徴に関するサーベイによる実証研究―リードユーザーネスの先行要因と帰結」(2020年) 、「多様性のマネジメント―無印良品のクラウドソーシング」 (共著, 2011年)、「ハラスメントの理論」 (2009年)など。

●講師プロフィール:⼭縣 正幸(近畿⼤学教授)
1976 年⽣まれ。関⻄学院⼤学⼤学院商学研究科博⼠課程後期課程単位取得退学。博⼠(商学)。専⾨は経営学史、とりわけドイツ語圏における経営学理論の展開と現代的意義の探究。最近は、サービスデザインや意味のイノベーションについて、経営学的な位置づけを試みている。2017 年から価値創造デザインプロジェクトの名称で、学⽣とともにサービスデザインや意味のイノベーションの考え⽅を活かしたプロジェクト型学修、協同的実践を展開中。もともとの関⼼領域は、⽇本の古典⽂芸(特に和歌と能)の美学的な考察。主著に『企業発展の経営学』(千倉書房、2007年)、最近の論考として「方法としての経営学史」「価値循環デザインと感性的眺望」“Value Circulation and Entrepreneurship : Proposing The Concepts for The Design of Service Ecosystem”など。

●講師プロフィール:山﨑 和彦(Xデザイン学校/ 武蔵野美術大学)
京都工芸繊維大学卒業後、クリナップを経て、日本IBM にてデザイナーとして製品、ソフトウェアからサービスまで多様なデザインとコンサルティングを担当、日本IBM ユーザーエクスペリエンスデザインセンター長(技術理事)、千葉工業大学デザイン科学科/知能メディア工学科教授、2019 年4 月より武蔵野美術大学教授。神戸芸術工科大学博士(芸術工学)号授与。グッドデザイン賞選定委員など歴任。2016 年に株式会社X デザイン研究所設立。主な著書は「Experience Vision」、「IBM の思考とデザイン」など著書多数。

[注意事項]
■イベント当日は、Zoomを使ったオンラインです。Zoomへの参加方法は、お申し込みされたメールに当日午前中にご案内します。
■イベントのプログラムは予告なく変更、中止となる場合がございます。また、原則としてご購入いただいたチケットのキャンセル、払い戻しは致しかねます。予めご了承のうえご購入ください。


[関連情報]

■Xデザインフォラーム「メディアサイエンスXデザイン、文化人類学Xデザイン、経営学Xデザイン」

・⽇時:9月6日(日)13:00-17:40 

・詳細申込: https://peatix.com/event/1562245/

■Xデザイン学校公開講座「ニューノーマル時代の企業と社会を変えるためのデザイン」

・⽇時:10 ⽉ 6 ⽇(火)18:30-21:00 ・講師:藤元 健太郎(D4DR inc. 代表)他

・詳細申込:https://peatix.com/event/1607212/

■Xデザイン学校公開講座「ソーシャルイノベーションにおける意味形成 デザイン文化の役割」
・⽇時:11⽉ 3⽇(祝火)18:30-21:00 ・講師:安西 洋之(モバイルクルーズ代表)他
・詳細申込:https://peatix.com/event/1607220/


Updates
  • イベント詳細情報を更新しました。 Diff#778479 2020-10-15 10:23:48
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Tue Nov 3, 2020
6:30 PM - 9:00 PM JST
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Venue
Online event
Tickets
参加チケット ¥1,000
Xデザイン学校2020年度受講生 FULL

On sale until Nov 2, 2020, 11:55:00 PM

Combini / ATM payment will be closed at the end of Nov 1, 2020.

Organizer
Xデザイン研究所
1,879 Followers

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