朝鮮史研究会・第57回大会 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T11:42:40+09:00 Peatix Chosenshi 朝鮮史研究会・第57回大会 tag:peatix.com,2020:event-1563148 2020-10-17T13:00:00JST 2020-10-17T13:00:00JST 大会参加費(チケット)は、10月15日(木) 12:00までに申込みと支払いを済ませてください(クレジットカード、コンビニ/ATM、PayPal、銀行口座振替による支払いが選択可能です)。10月16日(金)にZOOMや配布資料のアクセス先をお送りする予定です。◎日 時 2020年10月17日(土)・18日(日)◎会 場 オンライン会議ツール「ZOOM」(https://zoom.us/)     ※同志社大学より中継◎参加費 500円(一般・学生)◎主 催 朝鮮史研究会◎後 援 同志社大学社会学会1日目(10月17日)12:30 受付開始13:00~13:15 開会宣言ほか13:15~14:35 講演① 田中俊明氏 「百済武寧王をめぐるいくつかの問題」14:40~16:00 講演② 水野直樹氏 「朝鮮近代史における被差別民―衡平運動関係史料から見えてくるもの―」16:30~18:00 総会(会員のみ)2日目(10月18日)12:30 受付開始13:00~13:10 大会テーマねらいの説明13:10~14:00 報告(1) 吉川絢子氏 「植民地朝鮮における離婚訴訟に関する研究―原告の居住地の分析を中心に―」14:10~15:00 報告(2) 李杏理氏 「在日朝鮮人による濁酒事件簿と被告人の状況―布施辰治弁護関係資料の1948年分を中心に―」15:10~16:00 報告(3) 喜多恵美子氏 「朝鮮民主主義人民共和国美術における女性表象」16:00~16:30 休憩・質問受付16:30~18:00 総合討論大会テーマ 朝鮮女性をめぐる構造と権力関係―近現代を中心に 近年、#MeToo運動のインパクトや韓国フェミニズム文学の日本でのベストセラー化、さらには未解決の日本軍「慰安婦」問題の再燃などを通じて、女性へのハラスメントや暴力、家父長制、女性の人権に関する議論があらためて浮上している。 既存の歴史研究のなかで不可視化されてきた存在としての女性にスポットをあてる女性史研究は、韓国における民主化闘争の中で顕在化した女性運動の影響もあり、朝鮮史においてもすでに1970年代以降注目され、「近代」における新女性、民族運動における女性運動家などをめぐる実証研究が進んだ。その後、女性を歴史主体として復権させようとした女性史研究は、性差そのものや性差にもとづく生を規定する構造をこそ捉えようとするジェンダー史研究にも展開した。このような歴史学の流れとあいまって、朝鮮近現代史研究においては、植民地教育、公娼制、日本軍「慰安婦」などの実態解明から、ジェンダーを植民地社会における諸関係のなかで捉えていく研究があらわれた。 この中で核心的な論点として浮上してきたのは、権力関係の問題であった。特に女性をめぐる権力関係は、ジェンダー間関係のみならず、民族や階級などの他の権力関係と絡まり合って機能する。中央の統治機構における政治・行政・軍事などで作動する権力だけでなく、地域や家庭、民間の組織など、より日常的な権力のあり方も同時に視野に入れて歴史を捉えることが重視されるようになってきたのである。 この問題をさらに追究するため、本大会では「朝鮮女性をめぐる構造と権力関係」をテーマとし、吉川絢子氏、李杏理氏、喜多恵美子氏に個別報告を依頼した。吉川氏は、1910年代に女性が提起した離婚訴訟に対する判決文をもとに、日本によって朝鮮に「移植」された近代裁判制度を朝鮮の女性がどのように受け入れ利用したのか、また女性を原告とする離婚訴訟を植民地権力がどのように認識していたのかを分析する。李氏が明らかにする、1948年における在日朝鮮人の濁酒製造とそれに対する検挙起訴の実相は、民衆生活をめぐる構造と権力の重層性、複合性を如実に表している。喜多氏は、朝鮮民主主義人民共和国の美術を中心とした「女性表象」の意味の変遷を跡づけながら、女性を描く・描かれる権力構造に迫ろうとする。 三氏の報告はそれぞれ、従来は閲覧できなかった、もしくはほとんど活用されてこなかった史資料を詳細に検討して新しい知見を得るものであり、テーマの主題領域を広げることで、従来の研究からもう一歩踏み込んで、朝鮮女性をとりまく複雑なリアリティを歴史研究として捉えることを可能にしている。さらに三氏の報告を通観すると、対象時期が朝鮮時代から植民地期を経て解放後、現代に及ぶことで、朝鮮女性をめぐる構造と権力関係が、日本の侵略と関わってどのように変化(もしくは不変)または形成され、そしてどのように現在まで継続しているのか、包括的な視野から考察することができる。活発な議論も予想され、朝鮮史研究をよりいっそう深化させていくことが期待される。 Updates tag:peatix.com,2020-09-05 06:52:04 2020-09-05 06:52:04 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#725550 Updates tag:peatix.com,2020-09-01 02:15:27 2020-09-01 02:15:27 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#719366 Updates tag:peatix.com,2020-09-01 02:13:07 2020-09-01 02:13:07 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#719360 Updates tag:peatix.com,2020-09-01 01:25:11 2020-09-01 01:25:11 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#719269