第12回「武邑塾」暗黙の未来―Techno Angst | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T09:03:40+09:00 Peatix 武邑塾 第12回「武邑塾」暗黙の未来―Techno Angst tag:peatix.com,2016:event-151831 2016-03-19T13:30:00JST 2016-03-19T13:30:00JST  すでに公式Facebookページで日程だけ発表させていただきましたが、3月19日(土)、武邑光裕塾長の一時帰国に合わせて昨年10月以来5カ月ぶりの「武邑塾」を開催できることになりました。テーマは「暗黙の未来―Techno Angst」と題し、これまでの武邑塾でもときにオプティミスティックに、ときにペシミスティックに触れられてきたAI(Artificial Intelligence=人工知能)、ロボティクス、シンギュラリティーという問題群を「Angst」(不安、恐れ、鬼胎)というキーワードを軸に根本的かつ批評的に問い直します。その際、今年1月末に亡くなった人工知能の父=マーヴィン・ミンスキーの影響も検討材料のひとつとなることでしょう。 プログラムの第一部は武邑塾の発起人でありフェローでもあるエイベック研究所代表の武田隆氏を進行役に、武邑塾長と西垣通氏(情報学者、東京大学名誉教授、東京経済大学教授)によるトークセッション、第二部はやはり武邑塾の発起人でもありフェローでもあるクリエイターの水口哲也氏のナビゲートによる武邑塾長と服部桂氏(朝日新聞社ジャーナリスト学校主任研究員)、落合陽一氏(メディアアーティスト)、なかのひとよ氏(サザエbot)を交えてのトークセッションをお送りします。第一部では人工知能、シンギュラリティー問題を根本から問い、集合知やコミュニティの可能性をめぐるトピックが、第二部ではVRやメディア・アートのトピックが付加されることでしょう。 第三部は昨年10月にベルリンで開催された国際会議「UN|COMMONS」に出席した「サザエbot」のなかのひとよ氏と、書籍「初音ミク革命」の著者である阿部裕貴氏による現地レポート、さらに今年2月の「transmediale」(毎年ベルリンで開催されている技術/文化/芸術をテーマとしたメディアアートの祭典)で初音ミクをモチーフとしたパフォーマンス/インスタレーション作品「Still be Here」が好評を博したメディア・アーティストの松任谷万璃氏と2次創作文化研究家の福浦友香氏によるSkype対談を予定します。 普段にも増して盛りだくさんの内容となる第12回の「武邑塾」ですが、毎回熱心にご参加いただいている塾生の皆さんとの再会を武邑塾長以下スタッフ一同楽しみにしております。もちろん今回の内容に興味を持っていただいた初めての方も大歓迎です。特に今後の未来を直接担っていく学生の方々は参加費が無料となっておりますので是非ご参加ください(当日、会場の受付にて学生証のご提示をお願い致します)。そして、「武邑塾」が開塾当初からテーマとして掲げている「世代や業種を超えた知のリレー」に合流いただければと思います。◆ 日時2016年3月19日(土)13:30~18:00(13:00開場) ◆ 会場デジタルガレージ ◆ 当日スケジュール 1. 13:30-14:30(60分)第一部:トークセッション 西垣通、武邑光裕、武田隆 2. 14:30-14:40(10分)休憩 3. 14:40-15:40(60分)第二部:トークセッション 服部桂、落合陽一、なかのひとよ、石川善樹、武邑光裕、水口哲也ほか 4. 15:40-15:50(10分)休憩5. 15:50~16:50(60分)第三部:ベルリンレポートおよびSkype対談 なかのひとよ、阿部裕貴、松任谷万璃、福浦友香6. 16:50-17:00(10分)休憩7. 17:00-18:00(60分)ネットワーキングパーティー ◆ 受講料(税込) 一般 : 4,000円 学生 : 無料(当日学生証の提示をお願いします) ◆ 「武邑塾」公式facebookページ http://facebook.com/takemurajuku ◆ お問い合わせ先「武邑塾」事務局 info@takemurajuku.com ◆ 講師 / トークセッション登壇者プロフィール(敬称略・五十音順)阿部裕貴 1989年生まれ。札幌市立大学デザイン学部卒。大学入学の2007年に登場したニコニコ動画や初音ミクによるネット文化に多大な影響を受け、2011年に卒業論文を元にした「初音ミク革命〜とある大学生の一考察〜」を出版。2014年に同人サークル「COSROM☆MARKET」を設立し海外コスプレイヤーの活動を支援。現在はジャパンカルチャーと世界を結ぶ新会社設立に向け仲間と共に準備を行っている。石川善樹 広島県生まれ。東京大学医学部健康科学・看護学科卒業。ハーバード大学公衆衛生大学院修士課程を経て、自治医科大学で博士(医学)取得。 「人がより良く生きるとは何か」をテーマとした学際的研究に従事。 専門分野は、行動科学、計算創造学、マーケティング、データ解析等。 講演や、雑誌、テレビへの出演も多数。NHK「NEWS WEB」第3期ネットナビゲーター。著書に『疲れない脳をつくる生活習慣(プレジデント)』、『最後のダイエット(マガジンハウス)』、『友だちの数で寿命はきまる(マガジンハウス)』など。 落合陽一 1987年東京生まれ。メディアアーティスト、筑波大学助教、デジタルネイチャー研究室主宰、VRC理事。筑波大学でメディア芸術を学び東京大学で学際情報学の博士号を取得(学際情報学府初の早期修了者)。2015年より筑波大学に着任。コンピュータと人の新たなる関係性を実証するため実世界志向コンピュータグラフィクスやヒューマンコンピューテーション、アナログとデジタルテクノロジーを混在させたメディアアート表現などを用いて表現活動を行っている。World Technology NetworkよりWorld Technology Award 2015, 情報処理推進機構よりスーパークリエータ/天才プログラマー認定など、受賞歴多数。講演活動や研究のアウトリーチ活動に加え、企業・アーティストとのコラボレーション作品・展示を発表し国内外で注目を集めている。武田隆エイベック研究所代表取締役。日本大学芸術学部にてメディア美学者 武邑光裕に師事。「日本の伝統芸術とマルチメディアの融合」を学ぶ。1996年、学生ベンチャーとして起業。企業のウェブサイト構築を足掛かりに事業を拡大し、多数の受賞を得るも、企業と顧客の距離が縮まらないインターネットサービスの限界に悩む。クライアント企業各社との数年に及ぶ共同実験を経て、ソーシャルメディアをマーケティングに活用する「消費者コミュニティ」の理論と手法を開発。その理論の中核には「心あたたまる関係と経済効果の融合」がある。システムの完成に合わせ、2000年同研究所を株式会社化。その後、自らの足で2000社の企業を回る。トヨタ自動車、ジョンソン・エンド・ジョンソン、サンスターをはじめ、東証1部上場売上TOP100社(BtoC企業)の37%、累計300社のマーケティングを支援。ソーシャルメディア構築市場トップシェア(矢野経済研究所調べ)。2011年に出版した著書『ソーシャルメディア進化論』は第6刷のロングセラーとなっている。現在、ダイヤモンド・オンライン「ソーシャルメディア進化論2014」にて、産学各界の著名人との対談を連載中。JFN系列FMラジオ番組「マーケの達人」の司会進行役を務める。1974年生まれ。海浜幕張出身。武邑光裕メディア美学者。Avec Lab. Berlinディレクター。日本大学芸術学部、京都造形芸術大学、東京大学大学院、札幌市立大学で教授職を歴任。1980年代よりメディア論を講じ、VRからインターネットの黎明期、現代のソーシャルメディアからAIにいたるまで、デジタル社会環境を研究。2013年より武邑塾を主宰。著書『記憶のゆくたてーデジタル・アーカイブの文化経済』(東京大学出版会)で、第19回電気通信普及財団テレコム社会科学賞を受賞。現在ベルリン在住。なかのひとよサザエbot(@sazae_f)の中の人。「アノニズム」の名のもと、主にネット上の匿名行為をポジティブに活用するためのプロジェクトを多数行う。近年は代替現実ゲームの開催、コミュニティ運営、イベント出演など活動の場を徐々にリアルへと広げているが、その素性は未だ謎に包まれたまま。自身を未来人と称する。近著に『あなたへ #100_MESSAGES_FOR_YOU』(セブン&アイ出版)がある。西垣通東京経済大学コミュニケーション学部教授。東京大学名誉教授。1948年、東京生まれ。東京大学工学部計数工学科卒業。工学博士(東京大学)。株式会社日立製作所と米国スタンフォード大学でコンピュータを研究した後、明治大学教授、東京大学社会科学研究所教授、東京大学大学院情報学環教授を経て、2013年より現職。専攻は情報学・メディア論であり、とくに文理にまたがる基礎情報学の構築に取り組んでいる。近著として『ネット社会の「正義」とは何か』(角川選書)、『集合知とは何か』(中公新書)など。『デジタル・ナルシス』(岩波書店)でサントリー学芸賞(芸術・文学部門)を受賞。服部桂新聞記者や雑誌編集者としてメディア全般の動向を広く取材。 MITのメディアラボ研究員として米国の最新メディアを広く調査した経験から、最先端のテクノロジー動向やメディア論に興味を持ち、バーチャルリアリティーや人工生命、デジタルメディアなどに関する著書やマクルーハンを題材にした著書を出版。デジタルテレビ、ハッカー事件、パソコン文化に関する訳書、雑誌や学会への寄稿も多数。これまでの分野に捉われない広いメディアを横断した産業論、文化論などを展開する。他にもメディア関係の講演会や司会、メディア作品の賞の審査員等も努める。現在は、メディア研究の月刊誌「Journalism」の編集を行い、業界やメディア教育の今後のあり方を広く論じる。著書に『人工現実感の世界』(工業調査会)『人工生命の世界』(オーム社)、『メディアの予言者―マクルーハン再発見』〈廣済堂出版〉。2014年には、US版『WIRED』初代編集長ケヴィン・ケリーの著書『テクニウム』〈みすず書房〉を翻訳。3月に、電子書籍「『テクニウム』を超えて─ケヴィン・ケリーの語るカ」〈インプレスR&D〉を刊行。 1951年生まれ。76年に早稲田大学理工学部電子通信科を卒業し、78年に同大で電子工学課程修士。同年に朝日新聞社入社し、84年から米AT&Tとのジョイントベンチャーに出向して高度通信ビジネスを手掛ける。87年から89年までMITメディアラボ研究員とし、米国メディア産業の調査を行う。89年から科学部記者として主にコンピュータや情報通信を担当。91年から93年までパソコン誌「ASAHIパソコン」副編集長、95年にデジタル出版部編集委員として雑誌「DOORS」を創刊し、新聞業界初のウェブサイト「OPENDOORS」を立ち上げる。97年から出版局編集委員。98年に初心者向けパソコン誌「ぱそ」編集長。01年から新聞の「デジタル面」担当を務め、総合研究本部主任研究員としてメディア研究やデジタルメディア本部での会員組織運営を経て、10年よりジャーナリスト学校で社員・学生の研修や研究誌「Journalism」編集を担当。福浦友香1987年生まれ。札幌市立大学デザイン学部卒。 北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院観光創造専攻博士課程在籍。 主な専門は情報文化、生産消費者、サブカルチャー、観光学。 二次創作や創作活動を介したコミュニケーションに関する研究を行っている。松任谷万璃東京生まれ、ロンドン育ち。現在ベルリンでアーティストとして活動中。主に言語とその社会での役割、カルチャーの交流から生まれるミストランスレーション等を問いかけるパフォーマンス・サウンド・インスタレーションを作る。ロンドンのKing`s Collegeでドイツ文学を勉強し、ベルリン美術大学でGregor SchneiderやOlafur Eliasson(他)の下でFine Art/Media Art/Sound Studiesを専攻。Tokyo Wonder Site, Arndt Galerie, transmediale/CTM他で展示。marimatsutoya.com水口哲也ヴィデオゲーム、音楽、映像、アプリケーション設計など、共感覚的アプローチで創作活動を続けている。2001年、「Rez」を発表。その後、音楽の演奏感をもったパズルゲーム「ルミネス」(2004)、キネクトを用い指揮者のように操作しながら共感覚体験を可能にした「Child of Eden」(2010)、RezのVR拡張版である「Rez Infinite」(2016)など、独創性の高いゲーム作品を制作し続けている。2002年文化庁メディア芸術祭特別賞、Ars Electoronicaインタラクティヴアート部門Honorary Mentionなどを受賞(以上Rez)。2006年には全米プロデューサー協会(PGA)とHollywood Reporter誌が合同で選ぶ「Digital 50」(世界のデジタル・イノヴェイター50人)の1人に選出される。2007年文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門審査主査、2009年日本賞審査員、2010年芸術選奨選考審査員などを歴任。 ************************* 安定的運営、コミュニティのポジティブな人的交流促進、学生の負担軽減など、 武邑塾は参加者のみなさま、フェローのみなさまのサポートによって、支えられています。 *************************