マルレク基礎「ケット |k> で理解する量子の世界」 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T10:58:34+09:00 Peatix 丸山不二夫 マルレク基礎「ケット |k> で理解する量子の世界」 tag:peatix.com,2020:event-1505431 2020-06-20T19:00:00JST 2020-06-20T19:00:00JST オンラインでの開催です。Youtubeでの配信になります。特別のアプリの準備は必要なく、視聴時間も自由に選べます。参加申し込みをした方に、開催日に、オンライン・セミナーにアクセスするURLを、Peatixのメッセージを通じて配布します。今回は、量子論を理解するのに必要な数学 -- 線形代数の話を、ケット記法を使ってしようと思います。ケット記法は、量子論の最も標準的で基本的なツールです。ケット記法を理解することが、量子の世界を数学的に理解する第一歩になります。量子論を学ぼうとして、ケット記法でつまづいた人も少なくないと思います。確かに、最初は、ケット記法は奇妙ものにうつるかもしれません(線形代数の基礎を既に学習している人にとっては、むしろ)。そういう人に、量子論を学ぶ上で、ケット記法を学んでほしいと思っています。それは、見かけほど、奇妙でも難しいものでもありません。それが今回のセミナーの目標です。なぜ、抽象的に見える数学 -- 線形代数が、物理の理論である量子論に必要なのでしょうか?それは、これらの数学が、具体的な物理的意味を持つからです。量子論は、基本的には、量子の状態がベクトルで表現されるということを出発点にしています。これは、数学的なベクトルの定義とは独立な物理学的な主張です。ケット|A>は数学的には、単なるベクトルのことですが、それは量子の状態を表現している物理的な概念だと考えることができます。今回のテーマの一つは、「観測」の問題なのですが、「観測」が数学的な問題ではなく、物理的な問題であることは明らかだと思います。量子の状態の「観測」では、我々の常識に反していろいろ奇妙なことが起きます。こうした不思議な物理的な現象を数学的に記述するモデルが存在します。こでもケット記法は大きな役割を果たします。実は、前回のマルレク基礎「たとえ話で理解する量子の世界」は、全体としては、ケットを状態として理解しようという「ケットのたとえ話」でした。ただ、こうした「たとえ話」では、量子の状態の観測の解釈がうまくいきませんでした。今回は、この問題にも一定の解答を与えることが出来ると思います。だいぶ前の丸山の「紙と鉛筆で学ぶ量子情報理論入門演習」でも、ケット記法については触れていたのですが、かつてのこのセミナーの参加者の皆さんに、改めて、ケット記法を復習することをお勧めしたいと思います。参加、お待ちしています。 Updates tag:peatix.com,2020-06-01 15:11:32 2020-06-01 15:11:32 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#606645