第 23回 イブニング・セッション「 インフォデミックとは何か―コロナ禍において人々はどのように情報を収集し、消費を変えたのか」
インターネット上の消費行動に関する第一線の研究者である慶應ビジネススクールの山本晶准教授とビジネスモデル学会会長である早稲田ビジネススクールの平野正雄教授の対談
今回の新型コロナ感染症対策により人々は大きな行動変容に迫られた。とりわけ感染拡大期においては食品の買い占めやマスクの高額転売などが発生した。また、自粛要請の中で、人々のインターネット利用の時間は飛躍的に拡大しており、ネットを通しての情報収集や購買行動が増大したことは明らかである。こうした人々の情報活動と消費行動にはどのような関係があるのだろうか。また、買い占めなどの問題行動を回避するために個人、企業、そして行政がすべきことは何であろうか。
インフォデミックとはインフォメーションとパンデミックを合成した造語であり、不安定な状況下における情報の伝染と影響を表す新しい概念である。当日はその実体に迫る。
■対談者紹介
山本晶
慶應義塾大学経営管理研究科(慶應ビジネススクール)准教授
慶應義塾大学法学部政治学科卒業。外資系広告代理店勤務を経て、2001年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。2004年同大学院博士課程修了。博士(経済学)。東京大学大学院経済学研究科助手、成蹊大学経済学部専任講師および准教授を経て、2014年より慶應義塾大学大学院経営管理研究科准教授。専門はマーケティングで、主にデジタル環境下における消費者行動の研究に従事。日本マーケティング・サイエンス学会、日本消費者行動研究学会、日本マーケティング学会(常任理事)、日本商業学会、INFORMSの各会員。
平野正雄
早稲田大学経営管理研究科(早稲田ビジネススクール)教授、日本ビジネスモデル学会会長
長くマッキンゼー・アンド・カンパニーに勤務。経営コンサルタントとしてテレコム、製造、金融、医薬品、消費財など、幅広い産業分野でのプロジェクトに参画。この間、1998年から2006年までマッキンゼー日本支社長。2007年よりカーライル・グループ日本共同代表。日本企業に対するプライベート・エクイティ投資に参画。2012年4月より現職。
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