【オンライン開催】ピーター・センゲの門前の小僧と一緒に学ぶ 『学習する組織』の基本の「き」シリーズ(2020年4月) | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2020-04-30T09:02:05+09:00 Peatix 福谷彰鴻 【オンライン開催】ピーター・センゲの門前の小僧と一緒に学ぶ 『学習する組織』の基本の「き」シリーズ(2020年4月) tag:peatix.com,2020:event-1456820 2020-04-22T09:00:00JST 2020-04-22T09:00:00JST 『学習する組織』のきほん:「内省的な会話」をはじめよう 20世紀の経営学に大きなインパクトを与えたピーター・センゲの「学習する組織」。その名前は聞いたことがあるけれど、その組織はどんなものなのか? どうすれば「学習する組織」になれるのか? 実践的に学ぶ機会はなかなかありません。センゲに直接学んで10年、「門前の小僧」を自称するファシリテーターと一緒に、演習を通じて実際に手を動かし、その思想やツールを学んでみませんか?変化が激しく予測不可能な社会で私たちが直面するのは、複雑に入り組んでいて、誰の責任の範囲をも超えたやっかいな課題ばかり。組織が学習を通じて有機的に変化していくため、ピーター・センゲは『学習する組織』で5つのディシプリン(日々の実践)を提唱しました。その後、長い時間をかけてこれを再構築したのが、①創造的志向性、②内省的な会話、③システム思考で構成される3本脚のイスのモデルです。【センゲが講師を勤めるワークショップより】今回のワークショップでは、この中の②「内省的な会話(Reflective Conversation)」の理論とツールを学びます。私たちの学びに欠かせない「内省」とは、自分自身の考え方の習慣について振り返ることです。たとえば、組織の変化について語るとき、私たちの使う言葉がどれだけ機械的であるかに気づくでしょうか?「〇〇を変えなくてはいけない」「△△△の改革を促進する必要がある」という表現の背後には、「変える側」と「変えられる側」は別の存在であり、私たちはまるで機械の部品を取り換えるように、人や組織や変化させることができるという無意識の思考の前提が存在します。一方で、私たち自身の家族をイメージすれば、その前提のおかしさに気づくはずです。あなたが「この家族には問題がある。私が準備した改革プランを明日から実施しよう!」と言ったら、両親やパートナー、子どもたちはどんな反応をするでしょう? 人が人を変えようとすると、ほとんどの場合は「問題」が起こります。人と人のつながりは生きたシステムであり、私たちは相互に影響し合う関係の中で生きているからです。「人は変化に抵抗するのではなく、変えられることに抵抗する」のです(『学習する組織』p.213)。これはほんの一例ですが、このように私たちの日常に空気のように背景に溶け込んでいて、意識を向けない限り気づくことができない「クセ」のようなもの、そして、私たちの言動に影響を与えるものが、個人にとっての習慣であり、集団における文化です。今回のワークショップでは、「推論のはしご」と「左側の台詞」という2つのツールを使って、内省の実践について学びます。自分と違う視点や考え方を持った相手との会話を通じて、私たちの「考え方」に意識を向けていく「内省」から、本当の変化が始まります。 〇 基本の「き」シリーズについて 基本の「き」シリーズの演習やツールは、センゲ自身が40年近くリードしてきたリーダーシップ育成プログラム「Foundations for Leadership」より厳選。書籍で紹介されているツールや演習の体験に加えて、ボストンで本プログラムの運営に携わり、今もセンゲに直接学び続けるファシリテーターだから語ることのできる、センゲたち実践者の言葉や『学習する組織』に込められた想いを共有します。「システム思考編」、「創造的志向性」編、「内省的な会話」編の3回から構成されています。それぞれあつかうツールや演習は異なるため、どのワークショップからでも受講暦に関係なく参加できます。また、3つすべてを受講することで「学習する組織」全体のつながりがより深く体感できます。 〇 こんな人にお薦め ・変化する環境に適応するため、チームや組織の学習能力を高めたい・自分自身やチームのリーダーシップ能力を深めたい・自分自身やチームが無意識に抱えている思考の習慣を振り返りたい・チーム間や組織を超えた協働のための共通言語を持ちたい 〇 詳細 日時: 2020年4月22日(水) 9:00 - 11:30 AM場所: Zoom(URLは参加者に連絡)参加費: 5,000円(税込)定員:20名程度申込み:このPeatixサイトよりお手続きください。問合せ:aki.fukutani@gmail.com 〇 講師・ファシリテーター 福谷 彰鴻(ふくたにあきひろ)アカデミー・フォー・システムズ・チェンジの第2期フェロー。2010年、30歳になる直前ピーター・センゲのワークショップに初参加。感動のあまり始めたばかりのイギリスでの仕事を辞めて渡米。ボストンのSoLでセンゲのワークショップの運営をサポート。いろんな講演を翻訳して100件以上の記事を公開、学習する組織の普及のために各種ワークショップを運営中。センゲさんのワークショップに参加した回数も20回を超えて、いろいろなワークを本人のメッセージと併せてシェアできるようになってきました。2019年は(有)チェンジ・エージェント勤務のかたわら、およそ80件のワークショップや勉強会をリード。分厚い本を読んでもピンと来ない「学習する組織」や「システム思考」を、センゲさん直伝の普段使いの言葉で伝えられるよう心がけています。現在クマヒラセキュリティ財団のシステム思考教育プログラム、お茶の水女子大学未来起点ゼミ、SoLジャパンに参画。企業やNPOでもワークショップを行っています。大阪出身、ふたご座のA型。動物占いは気分屋のサル。