次代の農と食を語る会 vol.17 「デジタル化を通して見るアフリカ農業の未来 スマホと電子マネーが小さな農家を救う?」(※オンライン配信のみ) | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2020-04-02T09:07:41+09:00 Peatix 次代の農と食をつくる会 次代の農と食を語る会 vol.17 「デジタル化を通して見るアフリカ農業の未来 スマホと電子マネーが小さな農家を救う?」(※オンライン配信のみ) tag:peatix.com,2020:event-1444753 2020-03-25T19:00:00JST 2020-03-25T19:00:00JST 「次代の農と食」を語り合うトークセッション。生産、流通、小売、IT、デザイン、料理人といった垣根をこえてつながり合い、深め合い、出会いと交流が生まれるサロンを目指して毎月開催しています。<新型コロナウイルス対策として、今回はオンライン限定での開催になります。参加方法は下記の【イベント概要】をご覧ください。※Peatix上でのチケット購入手続きは必要ありません>  【今回のテーマ】  今回は、著書「20億人の未来銀行」が話題となっている合田真さんをゲストにお迎えします! 合田さんはこれまでモザンビークでバイオ燃料の原料栽培に関わる過程で、現地の農民のニーズに応え、携帯電話などのモバイル端末を活用した決済・融資の仕組づくりにも取り組んできました。その背景には、アフリカ各国でいま急速に進んでいる携帯電話・スマホ・電子決済の普及があります。 合田さんはさらに、アフリカの農家をサポートする新しい銀行の立ち上げを構想。富の偏在を助長しない、デジタル化技術に基づいた新しい金融システムを構築していくことを提言しました。 アフリカの人口の大半を占める農民の決済デジタル化を進めることの波及効果は、とてつもなく大きいものとなります。その影響は金融や流通の領域にとどまらず、貧困や飢餓に苦しむアフリカで医療や教育、社会保障領域にも派生していくでしょう。 そしてこの構想の先には、日本農業への応用・連携までが見据えられています。今回は合田さんのこれまでの道のり、これからの構想について、じっくりと伺っていきます。聞き手はつい先日、合田さんとアフリカ3か国に同行した次代の会メンバーの村山邦彦。どうぞお楽しみに!   【イベント概要】   ◆ 日時:2020年3月25日(水)19:00開始 21:00終了予定  ◆ 会場:オンライン配信のみ ◆ 参加方法: DMMオンラインサロン「次代の農と食を語る会」にご入会ください。(下記リンクから「入会する」へお進みください)https://lounge.dmm.com/detail/2461/ 通常は月額税込2546円の会費がかかりますが、現在、期間限定で「30日お試し期間付きプラン」を用意しておりますので、新規入会の方は3月25日のトークを無料でご覧いただけます。また30日以内に退会処理をすれば料金は発生しません。 ※入会登録にはクレジットカードが必要です。またリアルタイムで映像配信を視聴するにはFacebookアカウントが必要です。   ◆ ゲスト:・合田 真(日本植物燃料株式会社)・聞き手:村山 邦彦(伊賀ベジタブルファーム株式会社) ◆ 会場協力: 東京農村 ◆ 合田 真さん プロフィール 日本植物燃料株式会社代表取締役社長。1975年長崎生まれ。京都大学法学部中退。2000年に日本植物燃料株式会社を設立。アジアを主なフィールドに、植物燃料を製造・販売する事業を展開する。その後アフリカのモザンビークに拠点を拡大し、2012年に現地法人ADMを設立。同国の無電化村で、地産地消型の再生可能エネルギーおよび食糧生産を支援するとともに、農村で使えるFinTechやAgriTech事業にも取り組んでいる。写真:セネガル農業省事務次官NDAO氏に自社のマッチング~決済システムの説明をする合田氏  【聞き手・村山邦彦より開催によせて】   2020年の年初からアフリカ3か国(セネガル、エチオピア、モザンビーク)を訪ね、各地の生産者団体や流通の仕組について調査に加わっていました。 これは、昨年8月にアフリカ各国首脳を招いて開催されたアフリカ開発会議(TICAD7)において、日本側から提案された「アフリカ農業イノベーション・プラットフォーム構想」の一貫として、官民が連携してデジタル化基盤の構築を支援する流れを受けてのことです。https://www.mofa.go.jp/mofaj/af/af1/page4_005256.html この構想の提言に際して大きな役割を果たしたのが、会議でも民間側の農業分野を代表して登壇した合田真氏。 著書「20億人の未来銀行」で語られているように、合田氏はモザンビークでバイオ燃料の原料栽培に関わるなかで、現地の農民のニーズにこたえるなかで、決済や融資を携帯電話等を活用してデジタル化していく仕組づくりに取り組んできました。 その延長上でアフリカで新しい形式の銀行を立上げることを構想し、先進国と途上国の間に見られるような富の偏在を助長するのではない、デジタル化技術に基づいた新しい金融システムを構築していくことを提言しました。そうした活動が国連関係者の間でも高い評価を受けるようになってきているのです。 アフリカの人口の大半を占める農民の決済デジタル化を進めることの波及効果は、とてつもなく大きいものとなります。その影響は金融や流通の領域にとどまらず、貧困や飢餓に苦しむアフリカで医療や教育、社会保障領域にも派生していくでしょう。だからこそ、日本政府としてもこの領域の支援について本気で取り組んでいく姿勢を見せているのです。 日本でも農業に関わる様々な領域でデジタル化の取組が今まさに進められているところです。農業データ連携基盤(WAGRI)と呼ばれるシステムの運用も始まっているのですが、既存の生産や流通の仕組が十分な機能を果たしていると感じられるなかで、わざわざデジタル化を進める、という構想はまだまだ十分に受け入れられているとは言えないようにも見えます。。 翻って日本のように農協や市場のようなシステムが整っていないアフリカ諸国では、開発投資する際には、生産や流通の形態を最初からデジタル化を想定したものとしてデザインしていくことになります。既にできあがっている複雑なシステムを整理して再構築するよりも、新しいものをゼロからつくるほうがずっと楽である可能性は高いです。結果としてアフリカが日本に比べてずっと高い生産性を得ることもありえるでしょう(リープフロッグ効果と呼ばれます。)。 合田氏はそうした部分を見越して、今回の農業デジタル化構想をアフリカに限定したものとしてはとらえておらず、日本とアフリカ、相互のデジタル化をうまく連携させながら進めることの可能性を見据えています。村山が合田氏の今回の調査に同行させてもらったのは、そういった部分で僕らができることがあるのではないか、そういう流れからなのです。 今回の語る会は、次代のメンバーに加え、食品流通に関わるシステムに詳しい方々を何人かお招きして、合田氏のこれまでの取組、今描いている構想などを聞かせてもらったうえで、次代のメンバーでやっていけることについて、皆で考えてみよう、という内容で進めて行きます!  ◆ 主催・問合せ:一般社団法人 次代の農と食をつくる会 〒107-0052 東京都港区赤坂3-19-1 東京農村4F 担当:間宮(事務局)info@jidainokai.com / http://jidainokai.com  ◆ 次代の農と食をつくる会について多様なジャンルの「次代の農と食をつくる」意欲あふれる人たちが連携し、農業生産、食品流通、消費に関わる新たなかたちを創造し、分かち合い、世に提示し、実現することを目的とした団体です。生産、流通、販売、教育、メディア、イベント企画など、農と食にまつわるさまざまな分野の若手メンバーが全国から集い、結成されました。http://jidainokai.com/   【こんな方におすすめ】   ・サステナブルな農と食の取り組みに共感する方、実際に携わっている方・事業にかかわる仲間を増やしたい方・自身の事業や取り組みを伝え広めたい方・農家をはじめとするサステナブルな農と食に取り組む人々に出会いたい・友達になりたい方