対談:香川檀×塚原史 女性作家からダダの可能性を考える〜『ハンナ・ヘーヒ』刊行記念イベント〜 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2020-03-27T09:08:12+09:00 Peatix koishikawa 対談:香川檀×塚原史 女性作家からダダの可能性を考える〜『ハンナ・ヘーヒ』刊行記念イベント〜 tag:peatix.com,2020:event-1441442 2020-03-19T19:00:00JST 2020-03-19T19:00:00JST 対談:香川檀×塚原史 女性作家からダダの可能性を考える〜『ハンナ・ヘーヒ』刊行記念イベント〜  前衛芸術運動〈ダダイズム〉という言葉を聞いたことがあるかもしれません。既存の価値観や伝統に対して反抗する運動は1916年にトリスタン・ツァラが命名し各国の主要都市で前衛芸術の流れをつくりました。ハンナ・ヘーヒ(1889-1978)もベルリン・ダダに参加したひとりでしたが、男性中心のダダのなかにあって、女性メンバーのヘーヒは極めて珍しい存在でした。  昨年、水声社から刊行された香川檀著『ハンナ・ヘーヒ――透視のイメージ遊戯』)は、このベルリン・ダダ唯一の女性メンバー、ハンナ・ヘーヒの生涯と作品に迫ったモノグラフです。ダダの立ち上げから解散、そして戦後はアヴァンギャルドを見届けた証言者として、最晩年になってもなお作品を作りつづけた作家の姿勢には一貫して視覚経験への強い関心がありました。ダダから出発したヘーヒでしたが、新しいイメージ思考を追求したその創作活動には、たしかにダダイズムの枠にとどまらないものがあったに違いありません。  今回のイベントでは、『ダダイズム』(岩波書店、2018年)によってダダのもつ多様性と越境性を鋭く描き出した塚原史さんをお招きし、ハンナ・ヘーヒという人物からダダイズムの可能性について存分に対談していただきます。またとないこのイベントにぜひ足をお運びください。 登壇者紹介香川檀(かがわ・まゆみ)1954年、東京都に生まれる。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。武蔵大学特任教授。専攻、表象文化論、ジェンダー論、20世紀美術史。主な著書に、『想起のかたち――記憶アートの歴史意識』(水声社、2012年)、『ダダの性と身体――エルンスト・グロス・ヘーヒ』(ブリュッケ、1998年)、『人形の文化史――ヨーロッパの諸相から』(編著、水声社、2016年)などがある。 塚原史(つかはら・ふみ)1949年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒、京都大学大学院文学研究科修士課程(フランス文学専攻)修了、パリ第3大学博士課程(トリスタン・ツァラ研究専攻)中退。トリスタン・ツァラ文化文学協会(ルーマニア)名誉会員。専攻、表象文化論(アヴァンギャルド、ダダ・シュルレアリスム研究)、現代思想(ボードリヤール研究)。主な著書に、『ダダイズム――世界をつなぐ芸術運動』(岩波書店、2018年)、『ダダ・シュルレアリスムの時代』(ちくま学芸文庫、2003年)、『反逆する美学』(論創社、2008年)、『荒川修作の軌跡と奇跡』(NTT出版、2009年)などがある。  Updates tag:peatix.com,2020-03-03 14:15:33 2020-03-03 14:15:33 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#530259