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非常勤講師特論 #1【自己組織化から制作へ - 講師:村山悟郎】

Description
"非常勤講師特論" とは?

非常勤講師の報酬は授業のコマ単位で支払われる。
講義の準備のために資料を買い集めたり、資料作りに時間をかけると、
すぐに報酬額を上回ってしまう。そのこと自体は分かった上なので問題ないのだが、
せっかく作った資料や原稿は、ほぼ陽の目を見ない。

同じような境遇の講師は他にもいるのではないか?
せっかくなら講義を開放してみてはどうか?と思い、企画した。
非常勤講師という、実務的な現場の空気もアカデミックな香りも分かる立場から、
多様な講義が展開されることを期待している。



講義 #1「自己組織化から制作へ」

自己組織化するプロセスやパターンを、絵画やドローイングをとおして表現しています。自己組織化とは、自律的に秩序を持つ構造を作り出す現象のことです。80年代以降、科学理論として展開されました。雪の結晶や交通渋滞あるいはアリの巣、そして細胞膜の形成運動までも、この実例と考えられます。生命や社会といった有機的な構造に広範に見られる現象です。予め全体の設計図が外から与えられるような組織ではなく、部分的な要素の相互作用で構造が内発的に創発(emergence)するシステムをあつかっています。村山はこの理論を参照しながら、絵画やドローイングの新しい形を提示しています。一般的な絵画の画面構成は、下絵を作成し、それに基づいて実践されます。村山の場合それと異なり、制作プロセスに独自の方法を設定しています。画面における先の様相が、次の一手の開始条件となるような自己組織的なルールを導入することで、周期的なパターンにおさまらない、有機的で生命的なパターンを生み出すことが出来るのです。
本レクチャーでは、自己組織化のなかでもとくにオートポイエーシス理論の概説とそこから導き出される制作論を紹介します。



講師 村山悟郎 氏 http://goromurayama.com/

1983年、東京生まれ。アーティスト。博士(美術)。東京芸術大学油画専攻/武蔵野美術大学油絵学科にて非常勤講師。東洋大学国際哲学研究センター客員研究員。自己組織的なプロセスやパターンを、絵画やドローイングをとおして表現している。

2010年、チェルシーカレッジ, MA ファインアートコース(交換留学)。2015年、東京芸術大学美術研究科博士後期課程美術専攻油画(壁画)研究領域修了。2015-17年、文化庁新進芸術家海外研修員としてウィーンにて滞在制作(ウィーン大学間文化哲学研究室客員研究員)。

主な展覧会に、「L’homme qui marche Verkörperung des Sperrigen"」クンストハレ ビーレフェルト、ドイツ(2019)、「The Extended Mind」Talbot Rice Gallery、エジンバラ、スコットランド(2019)、「あいちトリエンナーレ2019」愛知県美術館、愛知(2019)、「瀬戸内国際芸術祭 2019」男木島、香川(2019)、「21st Domani 明日展」国立新美術館、東京(2019)、個展「Emergence of Order」大和日英ジャパンハウス、ロンドン(2018)、"CANCER"「THE MECHANISM OF RESEMBLING」EUKARYOTE、東京(2018)、個展「座って見るために、画像を解除する」G/P Gallery (2017)、個展「シミュレーショナル・ポイエーシス」Spektakel、ウィーン(2016)、個展「監獄のファンタジー」小金井アートスポット シャトー2F(2015)、 「東京芸術大学 大学院美術研究科 博士審査展」東京芸術大学美術館(2014)、「生成のヴィジュアル -触発のつらなり」Takuro Someya Contemporary Art, Kashiwa(2013)、「VOCA展 2013 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館(2013)、個展「成層圏 vol.6 私のゆくえ 村山悟郎」ギャラリーαM(2012)、「TRANS COMPLEX - 情報技術時代 の絵画」京都芸術センター(2012)、個展「第4回shiseido art egg ・絵画的主体の再魔術化」 資生堂ギャラリー(2010)、「MOTコレクション・MOTで見る夢」 東京都現代美術館(2009)などがある。


共催 株式会社モノサス + 株式会社 HAUS

株式会社モノサス https://www.monosus.co.jp/
モノサシの目盛りをひとつひとつ自分たちで刻んでいくこと。
その活動を私たちは「ものさす」という動詞にして呼んでいくこととしました。
「ものさす」人のいろんなモノサシの集まり。それがモノサスなのです。

株式会社 HAUS   https://h4us.jp/
理解(スタディ)によってルールや枠を越境(ピクニック)し、デザインやことば、テクノロジーによって具現化する。
このプロセスを、さまざまなジャンル・役割を担ってきた多面的メンバーで推進するチームが「HAUS」です。
      

講義を受講するにあたっての注意、お願い
  • 19時開場、19時半より講義開始となります。
  • 当日、受付にて参加費 ¥ 1,000(現金のみ) を頂きます。
Wed Feb 5, 2020
7:00 PM - 9:00 PM JST
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Venue
Tickets
参加費 : 当日、受付にて ¥1,000 (現金のみ)お支払いいただきます FULL
Venue Address
日本, 3丁目-9-5 代々木, 渋谷区 Japan
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非常勤講師特論
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