活字中毒な紙営業士の「紙講座」 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2019-12-22T08:44:14+09:00 Peatix こが 活字中毒な紙営業士の「紙講座」 tag:peatix.com,2019:event-1387243 2019-12-14T11:00:00JST 2019-12-14T11:00:00JST はじめまして。中庄株式会社古閑(こが)です。 「私は紙屋に勤めています」一般の方に話すと大概「紙屋?製紙会社のことですか?と聞かれます。製紙会社はメーカーです。ちなみに印刷会社や出版社は紙を使う会社です。では紙屋は?メーカーが製造した紙を出版社や印刷会社に販売する会社です。 私は紙屋に入社して20年以上経ちました。子供の頃から読書が好きでしたが、特に紙が好きで入社したわけではありませんでした。会社に入ってびっくりしました。「紙ってめちゃくちゃ種類が多い!」年間100冊くらい本を読んでいましたが、それにどんな紙が使われているか気にもしていませんでした。 小説はクリーム色っぽいな。コミックは白いかも。写真系雑誌は光沢のある紙が使われているかも。漫画雑誌の紙はなんかぼそぼそして綺麗じゃないな。そういえば子供の頃チラシの裏に絵を書いたとき、書きやすい紙とつるつるして書けない紙があったかも。 この程度の認識でした。しかし意識をしてみると紙は色々なところに使われています。 本や雑誌・新聞チラシやパンフレット夜中に食べたくなるお菓子の箱Amazonから送られる宅急便の伝票や段ボール箱お中元の包装紙トイレットペーパーやティッシュペーパー赤ちゃんのオムツ 少し書き出すだけでもこれだけ出てきます。 でも日本国内での紙の需要は年々減っています。  紙業界では「紙は文化のパロメーター」という言葉が語られます。製紙および印刷は文明の源泉であるということです。しかしこれを意識して仕事をしている紙業界の人間はほとんどいないと思います。私も仕事で扱っているだけ、お題目として口にすることはあっても真剣に意識はしていませんでした。本が大好きな私でもこの程度の認識でした。 そんな私でしたが「紙は文化」ということを強く意識するようになったのです。それは最近多くの紙好き・本好きの人たちと会う機会があったからでした。紙を愛し、紙に大きな価値があると思っている人は紙業界の外にたくさんいたのです。それから私は「紙の良さを多くの人に伝えたい」「紙を好きになってくれる人を増やしたい」「日本人にたくさんの本を読んでもらいたい」「紙を通じて日本人をもっと幸せにしたい」これらの事を真剣に考えるようになりました。 紙好き・本好きの人と話していても紙について知っている人はほとんどいません。「A4サイズ・B5サイズの意味って知っていますか?」「紙って生き物なんですよ。口も鼻も無いけど、実は目があるんですよ」こんな話をするととても興味を持っていただきました。紙屋では当たり前のことでも、外の人には価値があるに違いないと感じました。 「紙の良さを多くの人に伝えたい」実現の第一歩として「紙講座」を開催します。 第2回はワークショップとして「簡単紙屋体験」を企画しています。我々紙屋の営業が得意先より依頼される事が多いある仕事を体験していただきます。 【日時】2019年12月14日(土) 11時~13時(受付開始10時40分)【場所】中庄株式会社7階SHOWROOM東京都中央区日本橋馬喰町1-5-4JR馬喰町駅、都営新宿線馬喰横山駅徒歩数分。日比谷線小伝馬町駅徒歩7分。鞍掛橋という交差点そばです。【費用】2000円(税込) 当日お支払い下さい【内容】紙の歴史。印刷・出版用紙の種類や用途、など。本や印刷物が好きであれば、興味深い内容になっています。 *様々な紙見本帳を実際に触れていただけます。*実際の印刷用紙を見て触っていただけます。 本好き・活字中毒の方、これから本を作ってみたい方、編集など紙に関わる仕事をしているけど実は紙について知らないという方・・・たくさんのご参加をお待ちしています。9月に第1回を開催しましたが、愛知県から紙好きの方が来てくれました。本当に嬉しかったです。12月もたくさんの方が来てくれると嬉しいです。トに参加しよう! Updates tag:peatix.com,2019-12-15 02:28:29 2019-12-15 02:28:29 イベント詳細情報を更新しました。 Diff#504426