奈良のまちなみにインドネシアの三輪人力車「ベチャ」が出現!アーティスト北澤潤によるプロジェクト《LOST TERMINAL》in 奈良 に広告主として参加する個人・団体を大募集! | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2021-11-15T10:48:06+09:00 Peatix LOST TERMINAL 奈良のまちなみにインドネシアの三輪人力車「ベチャ」が出現!アーティスト北澤潤によるプロジェクト《LOST TERMINAL》in 奈良 に広告主として参加する個人・団体を大募集! tag:peatix.com,2019:event-1372115 2019-11-19T12:00:00JST 2019-11-19T12:00:00JST 「北澤潤 You are Me」2020年1月古都奈良。海外からの観光客と地元の生活者が交差する、まちなかの半径約500mのエリアを中心に、異国の日常風景が突如として出現します。インドネシアを拠点に活動する日本人アーティストの北澤潤が「人間のあるべき姿」と語るインドネシアのローカルな日常から、市場や屋台、乗り物、鳥かご、凧、といった事物をモチーフに各地で実現してきた5つのプロジェクトが一堂に会し、この一帯をふたつの離れた国の日常が「共に在る」エリアへと一時的に塗り替えていきます。「北澤潤 You are Me」は、奈良市アートプロジェクト古都祝奈良2019-2020のメインプログラムとして開催される美術展であり、1ヶ月に渡る期間中、北澤と共にインドネシア人のスタジオメンバーたちが奈良市に滞在し、国籍を越えたチームで複数のプロジェクトを動かし続けていくアーティスト・イン・レジデンスとしての試みでもあります。日本で暮らすインドネシアにルーツをもつ人びととも連携しながら、「あなたはわたし」をキーワードに、ありえるはずの社会を生み出す北澤の新たな試みにぜひご注目ください。「奈良市アートプロジェクト古都祝奈良 2019-2020」アーティスト・イン・レジデンス&美術展示北澤潤「You are Me」会期:2020年1月10日(金)—2月1日(土)入場および参加無料詳細は奈良市アートプロジェクト古都祝奈良2019-2020ウェブサイトをご覧ください。https://kotohogunara.jp/program.html奈良とジョグジャカルタの街並みを重ね合わせたコンセプトドローイング 人力車が走る奈良のまちに「ベチャ」がやってくる! 《LOST TERMINAL》 in 奈良 2019年4月から9月にかけて十和田市現代美術館で開催された展覧会の参加作品として、青森県十和田市の街並みに異国の乗り物が駆け巡る光景を生み出した《LOST TERMINAL》。インドネシアの街なかを走る人力三輪車「ベチャ」といった乗り物を、現地の職人たちと制作し、日本の街並みに持ち込み、人びとが実際に乗れる状況を生み出していくことで、かつて日本にもあった路上の文化、インドネシアにおいても変わりゆく移動の光景[i]、2つのかけ離れた土地の「失われた/失われつつある」日常を時間や空間を超えて実社会に描きなおしていくプロジェクトです。「北澤潤 You are Me」で展開するプロジェクトの一つとして、この《LOST TERMINAL》が奈良にやってきます!奈良公園にほど近い「ならまちセンター」の芝生広場がターミナルとなり、ベチャのルーツという説もある[ii]日本の人力車との時空を越えた再会を果たします。   北澤潤《LOST TERMINAL》展示風景十和田市現代美術館 2019年 企画展「ウソから出た、まこと -地域を超えていま生まれ出るアート」よりphoto by Kuniya Oyamada あなたの「広告」がインドネシアの職人によって乗り物に描かれ、作品が完成します! 本プロジェクトでは、現在インドネシアを拠点とする北澤と現地の職人との共同制作に「広告主」として間接的に加わる個人・団体の皆さまの参加を募集します。今回の広告募集企画は、現地の三輪人力車「ベチャ」の側面に様々な広告が手描きされていることに由来しています。《LOST TERMINAL》の「乗り物」に、現地の職人たちが皆さまからの「広告」を描くことで作品の完成を目指します。       三輪人力車「ベチャ」とは... 「ベチャ(BECAK)」とは、インドネシアの各地でみられる三輪タクシーの総称。それぞれの島や街によって形状は異なり、前両輪の泥除け(「スレボール」と呼ばれ広告や絵が描かれる)が扇型の立体になっているタイプはジョグジャカルタの街で多くみられます。観光客だけでなく、市場での買い物帰りに乗ったり、家具を買ったときに運んでもらったりと、今もごく日常的に市民が利用する乗り物です。最近ではモーター付きも増え、「人力」のベチャの数は減ってきています。   ベチャ広告の応募について【ご応募から完成までのながれ】1. 本Peatixサイトにて広告のタイプをチケットとしてご購入いただき、文字と絵柄のご希望をフォームにてお答えください2. プロジェクトチームより確認のご連絡をします3. ご確認ののち作家が文字や絵柄の構成をしたデザイン画を作成し、現地の職人へと発注します4. 展覧会にてお披露目!【募集概要】●募集対象:個人および団体(団体の組織形態は問いません)●募集締切:2019年12月13日(金)●広告掲示期間:2020年1月10日(金)〜2月1日(土)●広告掲示エリア:ならまちセンター芝生広場とその周辺【募集広告について】「ベチャ」広告(文字+絵):1口 50,000円 (募集数12口)●北澤潤による完成したベチャ広告の写真プリント付き(サイン入り)※展示終了後に、広告作品を購入いただくこともできます。ご応募頂いた広告主の方に別途ご案内いたします。【応募サンプル1】・ご希望の文字:「美術館にいこう」・ご希望の絵柄:「十和田市現代美術館の外観」【応募サンプル2】・ご希望の文字:「FLAT」・ご希望の絵柄:「工具と草花をいっぱい」 ★応募のポイント●文字は漢字、ひらがな、カタカナ、ローマ字での応募ができます。文字のバランスについては職人さんのセンスにおまかせとなります。●商品名、店名、団体名や地名などの単語がしっくりきます。●絵柄については、平面的な柄も可能ですが、風景が一番職人さんの「らしさ」がでます。●職人さんによって限りなくデザイン通りにあがる場合と、予想外の仕上がりになる場合があります。事前に要望の有無をお聞きしますが、予想仕切れない完成を広い心でお待ちいただければ幸いです。●注意事項・本企画は、前提として「広告」の形式をとったアート作品を共同制作する試みであり、一般的な広告業務のように広告効果の提供を主たる目的とするものではありません。・応募は先着順となります。定数に達した場合、応募をお断りする場合があります。・できる限りあらゆる応募内容を受け入れていきますが、万が一不適切であると判断される場合、その理由をお伝えした上で応募をお断りする場合があります。・インドネシアの職人による手描きのため、ご希望のイメージに添えないことがあります。・出来上がった広告を含めた作品の所有権は作家に帰属します。「広告主」として応募いただいた方々が得られるのは、作品に情報が掲載されることと、その情報がプロジェクトを通して会期中に奈良市内で一般に公開されることの2点となります。・広告の募集口数は変動する場合があります。・広告の掲載期間は本プロジェクト期間中のみとなります。・広告は作品の一部となりますので、出来上がった広告部分をご応募いただいた方々に寄贈することはできません。・Peatixチケットの他者への譲渡は無効となります。以上の注意事項にご理解ご了承の上、遠く離れた国の職人や作家に「広告」を委ねながら、どんな結果になるかわからない伝言ゲームのような本企画に、ぜひ好奇心をもってご応募いたければ幸いです。ー【作家プロフィール】北澤潤美術家。1988年東京生まれ、インドネシア・ジョグジャカルタ拠点。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。合同会社北澤潤八雲事務所(東京)と、STUDIO BELIMBING(ジョグジャカルタ)の代表を務める。さまざまな国や地域でのフィールドワークを通して「ありえるはずの社会」の姿を構想し、多様な人びととの立場を越えた協働によるその現実化のプロセスを芸術実践として試みる。2013年よりIPA - Institute for Public Art 研究員(上海)、2016年に米経済誌フォーブス「30 Under 30 Asia」アート部門選出。2016年から2017年にかけて国際交流基金アジアセンター・フェロー(インドネシア)。Photo by CULTURE《LOST TERMINAL》in奈良 広告企画に関するお問い合わせ合同会社北澤潤八雲事務所《LOST TERMINAL》 プロジェクトメール: lostterminal@junkitazawa.com__________________[i] インドネシアの首都ジャカルタにおいては、急速な都市化の影響から三輪人力車「BECAK(=ベチャ)」の運行が1988年以来全面的に禁止されており、黙認されたごく一部の地域にのみ残る。他州では認可制度があり今も路上で多く見受けられるが、近年オンライン配車サービスの普及などによりベチャ乗りたちの労働環境は一層厳しくなっている。[ii]その起源については、明治時代に日本からアジア各国へと輸出された「人力車」が現在も東南アジアに残る「リキシャ」の語源であるがベチャも同様に日本をルーツとする説や、日本による統治以前のオランダ占領時代の政府がつくったという説がある。