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対談:横山義志×森本淳生「ギリシア悲劇から〈演技〉を考える」〜『オイディプスの墓』刊行記念イベント〜

Description
対談:横山義志×森本淳生

ギリシア悲劇から〈演技〉を考える

〜『オイディプスの墓』刊行記念イベント〜

古代ギリシア悲劇はどのように演じられ、どのように観られていたのか?

『文人伝』『文学との訣別』で文学史に新たな視点を示したフランスの文学者ウィリアム・マルクスの邦訳第三弾となる『オイディプスの墓――悲劇的ならざる悲劇のために』(森本淳生訳)は、古代ギリシア悲劇の新しい姿に迫ります。

その刊行を記念して、本書の訳者でフランス文学研究者の森本淳生さんと、〈演技〉の歴史に詳しい東京芸術祭/SPAC-静岡県舞台芸術センターの横山義志さんをゲストにお迎えし、対談していただきます。

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「ギリシア悲劇」――誰しも名前は知っているけれど、実際に作品を読んだり舞台を見たりした方はそう多くないのではないでしょうか。
西洋文化の基底をなすこのギリシア悲劇については、そのほとんどの作品が喪失していることがわかっており、現存しているものは古代ギリシアで制作された悲劇の5%にも満たないと考えられています。
しかし、これまでの思想家たちは、そのごくわずかな作品群から無謀にも悲劇の全体を考えていき、彼らが示した道は現在まで続いているといってよいでしょう。

このたび水声社から刊行されたウィリアム・マルクスの『オイディプスの墓――悲劇的ならざる悲劇のために』は、ギリシア悲劇が被った大きな喪失に真正面から向き合い、これまでなされたギリシア悲劇にたいする誤解を丁寧に紐解いていきます。
そうして新たに描き出されるギリシア悲劇は、こんにち理解されているものとはおよそ異なる驚くべき結論に達していきます。

25世紀前から残る人類の遺産を考えるこの機会に、ぜひ足をお運びください。

【登壇者紹介】

横山義志(よこやま・よしじ)
1977年、千葉県生まれ。専攻、西洋演技理論史。東京芸術祭ワールドコンペティションディレクター。SPAC-静岡県舞台芸術センター文芸部でふじのくに⇄せかい演劇祭の海外招聘プログラムを担当し、これまで二十数カ国を視察。学習院大学非常勤講師。論文に「アリストテレスの演技論 非音楽劇の理論的起源」、訳書にジョエル・ポムラ『時の商人』など。

森本淳生(もりもと・あつお)
1970年、東京都生まれ。京都大学人文科学研究所准教授。専攻、フランス文学。主な著書に、『小林秀雄の論理』(人文書院、2002年)、主な編著に、『〈生表象〉の近代』(水声社、2015年)、主な訳書に、J・ランシエール『マラルメ セイレーンの政治学』(共訳、水声社、2014年)など。

【書籍紹介】

『オイディプスの墓 悲劇的ならざる悲劇のために』
ウィリアム・マルクス(著) 森本淳生(訳)
定価:3500円+税
ISBN:978-4-8010-0396-5

ギリシア悲劇はほんとうに「悲劇的」だったのか?――
《悲劇は〈場所〉をめぐる物語である。悲劇はこんにち理解される「悲劇」の〈概念〉を意味していない。悲劇は観衆の〈身体〉に働き治癒する力をもつ。悲劇は宗教的に〈神々と英雄たち〉を舞台に受肉化させる。》
ギリシア悲劇にそなわる以上の4つのテーゼを明らかにすることで、ほぼ完全に失われてしまったギリシア悲劇をめぐる近代的誤謬から本来の悲劇を救う〈不可能な〉試み。

【著者について】
ウィリアム・マルクス(William Marx)
1966年、ヴィルヌーヴ=レザヴィニョン(フランス)に生まれる。現在、パリ第10大学教授。2019年、コレージュ・ド・フランス教授(比較文学)に選出される。専攻、比較文学。主な著書に、『文人伝』(本田貴久訳、水声社、2017年)、『文学との訣別――近代文学はいかにして死んだのか』(塚本昌則訳、水声社、2019年)、Un savoir gai(Minuit, 2018)などがある。
Updates
  • イベント詳細情報を更新しました。 Diff#473761 2019-09-18 03:02:09
Tue Oct 8, 2019
7:00 PM - 9:00 PM JST
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Venue
Tickets
一般(ご着席・1drink付) SOLD OUT ¥1,500
学生(ご着席・1drink付) SOLD OUT ¥1,000
Venue Address
新宿区神楽坂6丁目43 K’sPlace 2F Japan
Organizer
神楽坂モノガタリ・イベント部 "Asyl de Kagurazaka" 
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