【特別招待講演】頭埋込み型ブレインコンピュータインタフェースのフランスの取り組みと日本における実装の可能性

Description

頭埋込み型ブレインコンピュータインタフェースのフランスの取り組みと日本における実装の可能性 

(BMI/BCI/AIの最新研究と今後の可能性・今やるべきこと)


講演者:ドナルド・キース・マーティン
(グルノーブル・アルプス大学(フランス) ナノバイオテクノロジー 教授)

対談者:満倉靖恵 
(慶應義塾大学 理工学部 教授   電通サイエンスジャムCTO)


■日時: 2019年10月4日(金)14:30開場 15:00開演
■場所: 東京都渋谷区恵比寿南3-5-7 デジタルゲートビル 9F
株式会社デジタルガレージ 本社 9階  
■参加費: 1名5,000円 (大学生・院生 無料 ※社会人学生は除く) 

■タイムテーブル
15:00-16:30 ドナルド・キース・マーティン教授による研究報告 及び質疑
16:40-17:40 満倉靖恵教授とのBMI/BCI/AIの未来についての対談

■マーティン教授のコメント
生体細胞電気生理学の経験を生かして構築したナノ構造のバイオミメティック(生体模倣型)膜の研究に積極的に取り組んでいます。最近のJST-CREST-ANRプロジェクトでも書いていますが、バイオミメティック膜を用いてナノ構造BMI/BCIを構築し、信号解析手順と組み合わせたいと考えています。この方法により、解析過程での電気信号(EEG)のSN比(信号対雑音比)を改善することでBMI/BCIの機能を高めることが可能です。
さらにバイオミメティック膜は、埋め込み型BMI/BCIの開発にも利用可能であり、皮膚(または耳など)に設置する小さな「パッチ電極」として使用することもできるという点にもアドバンテージがあります。
BCI/BMIに関するもう一つの成果として、神経組織として移植可能な生体模倣型膜のBMI/BCIデバイスがあり、人体に対して自然なインタフェースが提供可能になります。
このインタフェースは、神経電気信号の指揮下で機能する小型BMI/BCIを人体に自然に埋め込むことができるという点に利点があります。この機能は神経変性疾患の治療などに使用できるフィードバックシステムとなりうるでしょう。
また、バイオミメティック膜は筋肉とシナプス形成を容易に連結でき、これらは神経筋接合部の疾患を治療する機能を提供できると思います。
AIに関しては、神経型アーキテクチャを模倣するデバイスについて、バイオミメティック膜の実用に関する基本的な設計に既に取り組んでいます。バイオミメティック膜の利点は、メモリスタ(通過した電荷を記憶し、それに伴って抵抗が変化する受動素子)システムにより、多くの電力を必要としないAI機能を提供できる点にあります。このような神経形態のアーキテクチャやAIが私の研究の一端となります。

■略歴
ドナルド・マーティンは、グルノーブル・アルプス大学(薬学部)のナノバイオテクノロジーの教授であるとともに、TIMC-IMAG研究所の研究グループSyNaBiのリーダーであり、またメルボルン大学(オーストラリア)の名誉教授にも就任。オーストラリアでは、眼科の学士号、生物医学工学の修士号、ニューサウスウェールズ大学(オーストラリア)のコンタクトレンズ/生物物理学のバイオメカニクスの博士号を取得。シドニー大学で電気生理学の博士後期課程修了後、2008年までセントビンセント病院とシドニー工科大学で科学・学術的な地位を得る。2003年から2008年までは、オーストラリアフランス科学技術協会(AFAS NSW)の役員を兼務。2005年にはOzNano2Lifeと呼ばれるナノバイオテクノロジーのネットワークを作り、大学や機関のポスドク研究者に直接資金を提供し、構造化された科学を交換するためのポータルを提供。2009年には、ナノサイエンス財団とグルノーブルアルプス大学でナノバイオサイエンスの研究プログラムを設立により、フランスのエクセレンス・チェア・オブ・エクセレンスを受賞。2011年には、グルノーブル・アルプス大学教授に就任。11件の特許、125以上の出版物の共著者であり、2007年に出版したナノバイオテクノロジーに関する著作はロシア語にも翻訳され、2012年にモスクワから出版される。

■国内・国際委員会
フランス
2009年:pNAN0プログラムのエキスパートとして国立研究機関(ANR)により招待
2013年:SVSE 5の全プロジェクトを評価するため、専門家委員会メンバーとしてANRにより招待
2015年 – 2016:INSISセル監視の専門委員会メンバーとしてCNRSにより招待
2017年 – 現在:科学評議会の専門家として癌に関する組織 (オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ)により招待

オーストラリア
2003年 - 2008年:オーストラリアフランス科学技術協会(AFAS NSW)執行役員
2007年 - 現在:研究プロジェクトのエキスパートレビュアとしてARC・NHMRCにより招待

アイルランド
2008年:アイルランド政府(エンタープライズアイルランド)から国際専門家として招待
2015年:カレッジ・コーク大学により国際専門家のレビュアーとして招待され、国際専門家として鼓体研究所の評価を実施

ポルトガル
2015年 – 現在:国際的な専門家としてポルトガル政府(フンダサンパラシエンシアeテクモロジア、FCT)により招待

カタール
2009年:カタール国立研究基金から国際専門家として招待

■編集活動、国際科学雑誌
2019年:ユーロバイオテック ジャーナル編集長
2018年:バイオテクノロジージャーナル ゲストエディター
2016年:カナダバイオテクノロジージャーナル編集委員
2005年:IETナノバイオテクノロジー編集委員

■代表的な出版物
中性子反射率と細胞フリータンパク質合成を結合し、支持される二層における膜タンパク質構造をプローブScientific Reports(2017)、ウサギに移植された酵素バイオ燃料電池の2ヶ月間の遠隔ワイヤレス制御。Electrochimica Acta(2018)、固有細胞特性の解読:堅牢なオルガノイド生産のための重要課題。Trends in Biotechnology(2017)、ヒト組織モデルの生理学的関連性を高める3Dツールボックス。Trends in Biotechnology(2016)、体内からの長期エネルギー供給のためにキトサンにより改変した生体電極。Energy Environmental Science(2015)、ポリ電解質ナノフィルムによる癌性前立腺細胞の付着、増殖および形態の調節。Biomaterials(2013)、複合貫通ヒドロゲル膜と脂質二重層からなるバイオミメティック膜システム。Advanced Functional Materials(2012)、新規設計イオンチャネルによる脂質膜でコーティングされたポリ電解質マイクロカプセルに対して制御可能なイオン透過性の提供。Advanced Functional Materials(2009)、ウサギ優れたラクリマル腺のアシナル細胞の体積を調節する塩化物チャネルの役割。Investigative Ophthalmology & Visual Science(2008)、etc…


主催:株式会社電通サイエンスジャム https://www.dentsusciencejam.com/
協力:DG Lab https://www.dglab.com/
Fri Oct 4, 2019
2:30 PM - 6:00 PM JST
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Venue
株式会社デジタルガレージ本社9階
Tickets
一般参加チケット(社会人) ¥5,000
学生参加チケット(社会人学生は対象外)

On sale until Oct 3, 2019, 11:00:00 PM

Combini / ATM payment will be closed at the end of Oct 2, 2019.

Venue Address
東京都渋谷区恵比寿南3-5-7 Japan
Organizer
株式会社電通サイエンスジャム
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