【世界のユニークな高等教育に触れてみるシリーズ-3】スウェーデンMSLS:持続可能な社会を共創するための学習するグローバル・コミュニティ | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2019-10-31T06:54:38+09:00 Peatix 一般社団法人サステナビリティ・ダイアログ事務局 【世界のユニークな高等教育に触れてみるシリーズ-3】スウェーデンMSLS:持続可能な社会を共創するための学習するグローバル・コミュニティ tag:peatix.com,2015:event-126277 2015-11-09T19:30:00JST 2015-11-09T19:30:00JST みなさん、こんにちは。牧原ゆりえです。【世界のユニークな高等教育に触れてみるシリーズ】始めます。みなさんお元気ですか。私はこのところ、日本の教育制度を変えなくちゃ!という話を聞かない日がない毎日を送っています。みなさんの周りではいかがですか。確かに「自分がもし若返れたら受けてみたい教育」と「今見たり聞いたりする日本の教育」には大きなギャップがあります。でも「制度を変える」なんてどうしたらいいか分からないし、恐らくものすごいエネルギーが必要なんだろうと思うと、その途方もない感じに私自身はどうも現実感が持てないでいます。それなら、制度を外れて自分が受けたい教育をうければいいでは?と思いました。制度が変わるのを待っていたらあっという間に年を取ってしまって、人生もったいない。面白い教育を受けて、面白い人たちが日本に増え、そういう教育を日本でも受けたいよと心から願う人が増えたら、せっかくみんなの税金を使って行う教育制度だって変えて行こう!っていう力になるかもしれません。そのために自分ができることを考えていたら。自分の好きな世界の面白いプログラムをその卒業生を通じて紹介する場を作ったらどうか、と思いつきました。日本の制度がだめだと嘆いたり、海外のプログラムをただほめたたえるためでなくて、みなさんの「やってみたい!」「学んでみたい!」を刺激し、応援する場がつくれたらいいなと思っています。私の好きなプログラムはおおむね、・社会をよくしたいと願う人が集まる場で・自分を知り、変え、必要なことを学び、実際にやってみる。という特徴があるように思います。どのぐらい続けて行けるか分かりませんが、どうぞ応援してください。====================================================================【シリーズ第3回】持続可能な社会とは?科学的コンセンサスをもとに、多種多様な人との共創を。スウェーデンMSLS:持続可能な社会を共創するための学習するグローバル・コミュニティ====================================================================第3回となる今回は、私の母校でもあるスウェーデン、カルスクローナにあるユニークな十ヶ月のマスター・プログラムMSLSをご紹介します。MSLSはMaster in Strategic Leadership towawrds Sustainability の頭文字。持続可能な社会を目指すための戦略的なリーダーシップを学ぶ修士課程です。今の私たちの社会、そしてその大地である地球を「持続可能でない状態」にしてしまった根本原因は何だろうか。もともとは小児癌の医師であったDr. Karle Henrik Robert博士は、「私たちの意見は違う。では、何にだったら合意できるだろうかとスウェーデンの様々なエリアの科学者に呼びかけました。そしてダイアログをし、達したコンセンサスが《ナチュラル・ステップのシステム条件》でした。この条件に加担する経済活動は段階的に廃止し、一切の加担から手をひくことにコミットメントすること(=持続可能性原則)、そしてそれにかわって、システム条件にあう持続可能なイノベーションをしよう!」とサステナビリティ2.0を呼びかけています。この呼びかけを、沢山の人と手を取りながら地道に取り組み継続していくためには、参加型リーダーシップを学ぶことが必要であり、また効果的に持続可能な社会をつくっていくためには、私たちはそういう実践からお互い学び合い、成長していくために「学習する組織」でなければなりません。クールに科学ベースの論理を展開し、あきらめないで働きかけを続けるハートを持ち続ける人材を輩出し、社会を変えていくこと。これがMSLSのビジョンです。「今足りないものは、お金でも技術でも資源でもない。今すでにあるものをつなぎ、絶対にサステナブルな社会をつくるんだと活動を続ける人材=リーダーが足りないんだ。だから、自分でリーダーになろう。」この呼びかけに応えて、毎年20〜30の国と地域から学生が集まります。ほぼ全てのワークをグループで行う、ケイオディックな10ヶ月でした。ダイバーシティ、インクルージョンという最近の言葉はすべてこの10ヶ月の体験にありました。「遠くにいくなら、みんなで」を実践するなかなか得難い経験でした。今回は、自身もMSLSの卒業生であり(MSLS2009)、MSLSのプログラムチームに約6年在籍したMarco Ventle、そして貴重な日本人卒業生の東千恵子(MSLS2010)と共にMSLSというプログラムのこと、サステナビリティの考え方、MSLSライフとダイバーシティ・インクルージョン、参加型リーダーシップ等をダイアログしていく時間をつくりたいと思います。当日はサンドイッチと、コーヒー、Fikaをご用意してお待ちしていますので、一緒におしゃべりしましょう!きっと楽しく刺激的な場になると思います。お時間の都合をつけてぜひいらしてください。◇◆◇ご案内/Invitation-------------------------------------------------【日時】11月9日(月)19:30-21:45【場所】都内(お申し込みいただいた方に、詳細をご連絡させて頂きます。)【参加費】(サンドイッチ、コーヒー、お菓子代を含みます)一般 4,320円、企業名の領収書が必要な方5,400円早割(11/4(水)までに入金の確認が出来た方)3,888円 企業名の領収書が必要な方4,860円【定員】30人【ゲストスピーカー】Marco Valente、東千恵子【ホスト】牧原ゆりえ【プログラム(仮)】*原則として通訳なしの英語のセッションです。ただし、Marcoのプレゼンテーションは、日本語によるグラフィック・レコーディングを行います。また、適宜日本語でのシェアもしていきます。グループダイアログは、日本語テーブルと英語テーブルをつくる予定です。1. Check-in2. MSLSのプログラム概要(ゆり・日本語)3. MSLSが考えるサステナビリティ(Marco・English) グラフィック・レコーディングあり4. グループ・ダイアログ5. MSLSストーリー Marco6. MSLSストーリーちえこ7. グループ・ダイアログ8. ダイアログ with Marco/ちえこ(English+日本語)9. Check-out【キャンセル・ポリシー】ご購入いただいたチケットの払い戻しは致しません。予めご了承ください。チケットは、お友達にプレゼントしてくださったら嬉しいです。【ご質問などはこちらまで】主催:一般社団法人サステナビリティ・ダイアログ事務局:梯愛依子 info@sustainabilitydialogue.com【ゲストとホストの自己紹介】★Marco VentleI invest in human potential to develop in generative ways, both in individual and collective journeys of sense-making. I aspire to be the founder and first student of the "academy of science and passion”. By this I mean: I work where there is capacity to develop in wholesome ways bridging the scientific approach to the world’s needs and the personal development qualities needed to face such transition in the world.Specialties: Education for sustainable development; Framework for Strategic Sustainable Development; Facilitation skills; Process Design; Pedagogy for Adult Learning; Analytical skills; Leadership Development; Coaching; Multi-stakeholder engagement★東千恵子/Chieko Azumaイルカへの興味からオーストラリアの大学院で海洋生物学を学び、彼らの社会行動の研究に従事。その興味は、いつしかイルカそのものになりたいという衝動へかわり、自然と調和する平和的ライフスタイルの個人、組織、社会レベルでの実現を追求して今にいたる。親子向けに海辺の自然教育に携わったり、メキシコでは子ども向けの環境教育に従事。持続可能な発展と組織開発を学ぶMSLSに参加後は、地球一周の船旅を通して平和やサステナブルな社会のあり方を学ぶPeace Boatの船内企画・運営に携わりつつ、海洋環境、持続可能な社会、対話に関するワークショップをぼちぼち企画・開催している。★牧原ゆりえ/Yurie Makihara 一般社団法人サステナビリティ・ダイアログ代表理事1997年国際基督教大学を卒業後、大手監査法人に公認会計士として勤務。出産を機にサステナビリティに強い関心を持つようになる。2009 年家族でスウェーデンへ。持続可能な社会のための戦略的なリーダーシップを学ぶ修士過程、持続可能なプロダクト・サービス・システムズ・イノベーションを学ぶ修士課程で学ぶ。留学中に出会った北欧発の参加型リーダーシップトレーニングArt of Hosting、同Art of Harvesting,グラフィック・ファシリテーション をスウェーデン、デンマーク、スイスのトレーニングや対話の場で実践。Art of Hosting Japanの世話人。スウェーデンのサステナビリティ戦略フレームワークを伝える。フェミ二ン・リーダーシッププログラムComing into your own Japan facultyメンバーモットーは「あると思い込んでいる境界は、仲間と楽しく超えて行ける」「We got tired of dreaming big and living small, so we decided to go for it and live our dream!」。