Editors' Lounge #01 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2019-10-31T04:55:45+09:00 Peatix Editors' Lounge 事務局 Editors' Lounge #01 tag:peatix.com,2015:event-109816 2015-09-26T13:30:00JST 2015-09-26T13:30:00JST 「編集」を探求するセミナー型メディア、いよいよ本格始動! 「編集」とはいったい何でしょうか? 一般的には本を作るための職能と言われていますが、それはそれで決して間違いではないでしょうし、本を作るプロセスの中には多分に「編集」のエッセンスが集約されていることは確かです。しかし、出版以外の領域にも“編集的”なスキルを駆使している人たちは少なからずいて、案外、いろいろな制作の現場に「編集」は介在しているのではないかという気がします。 現在、われわれを取り巻く情報環境はまさに千変万化の様相を呈しています。あるメディアは複数のメディアに分裂し、あるメディアは他のメディアと融合し、“メディアの多様化”などというレベルをはるかに超えた、流動性と揮発性が支配する極めてリキッドな状態と言えるでしょう。そうした時代の潮流に合わせて、いま、「編集」という概念を再定義する必要があります。編集者が駆使する「編集」というスキルの再認識と再構築が急務です。 「Editors' Lounge」は、みなさんと一緒に「編集」の本質を探求し、その潜在的な可能性を模索し、その知見を共有/議論していく開かれた場です。メインテーマである「編集」はもとより、隣接問題である「メディア」「情報」「デザイン」「コミュニケーション」といった問題を共に考えていきましょう。そして、この「Editors' Lounge」が編集にまつわる新しいムーブメントとなり、大きなコミュニティーとなることを目指していきたいと思います。 日時:9月26日(土) 13時半開演(13:00開場&受付開始)場所:デジタルハリウッド大学東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ アカデミア 3F受講料:学生:2,000円、一般(先着20名様):2,500円、一般:3,000円※受講料はすべて「税込」です。※学生チケットご購入の方は、当日受付にて「学生証」をご提示ください。お問い合わせ:editorship2015@gmail.com(Editors’ Lounge 事務局)タイムテーブル13:30~15:00(90分)深澤孝史(美術家)×高橋幸治(Editors’ Lounge 発起人) 15:00~15:20(20分) 休憩 15:20~16:50(90分)小田吉男(LiNK-UP株式会社代表取締役社長CEO)×福岡俊弘(Editors’ Lounge 発起人) 16:50~17:00(10分) 休憩 17:00~18:00(60分) 懇親会※受け付けの際にお名刺を頂戴した方には、次回以降のご案内をメールにて送らせていただきます。 アートが「編集」する地域のネットワークと創造性のアーカイブゲスト:深澤孝史(美術家)、モデレーター:高橋幸治「編集」はどこまで既存の「出版」の枠を超え、「地域」や「社会」と関係できるでしょうか? 今回は9月13日に閉幕した「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」で「越後妻有民俗泊物館」の出展を終えたばかりの美術家・深澤孝史氏をゲストにお招きし、アートに潜む「編集性」を考察したいと思います。「越後妻有民俗泊物館」だけでなく、深澤氏が手掛ける「とくいの銀行」などのプロジェクトは、常に地域の内と外を結ぶネットワーク、地域に潜在する多様な資産のアーカイブをテーマにしているように見受けられます。直近の「越後妻有民俗泊物館」のレポートなどを交えながら、ヒト/モノ/コトを「編集的」に結び付ける深澤氏の発想の原点をお伺いする予定です。「引用(reference)」 というテクノロジーゲスト:小田吉男(LiNK-UP株式会社代表取締役社長CEO)、モデレーター:福岡俊弘 編集をド正面から語ると、どうも雲をつかむような感覚があります。「編集」は基本的に「空(うつ)」状の構造なのです。だから、編集を構成している外殻を押さえた上で、内側へと侵攻するほうが整理しやすいのではないかと考え、まずは「編集のweapon(武器)」について語ることにしました。前回はその3つのweapon=“削除”、“引用”、“脚色”のうち「削除」(delete)を取り上げましたが、今回はゲストにLiNK-UP株式会社取締役社長CEOの小田吉男氏をお迎えし、「引用」(reference)による価値の転移、増大、転換、そして新しい価値の創出という、「編集」がもっとも有用である場面に切り込んでいきます。小田さんは、一世を風靡した秋葉原の「@ほぉ~むカフェ」をはじめ、いくつもの飲食店をプロデュースし、そのいずれもが大きな話題となる、飲食界のヒットメーカーです。最近では、増田セバスチャン氏とのコラボレーションによる「カワイイモンスターカフェ」を仕掛け注目を集めました。小田氏のプロデュースの方法論の中に潜む「編集」、とりわけ「引用」という技法に焦点をあてることで、編集の外殻をさらに浮かび上がらせたいと思います。第一部ゲスト:深澤孝史 Takafumi Fukasawa1984年山梨県生まれ。美術家。2011年より《とくいの銀行》「取手アートプロジェクト」を展開。12年に非常事態のそのものを表現活動とみなす《非常美術倉庫》(第5回大地の芸術祭)を制作。13年「YCAM 10周年記念祭公募展示LIFE by MEDIA国際コンペティション」にて《とくいの銀行》を介して商店街のまちづくりを劇的に行う《とくいの銀行山口》を実施。14年には「めぐるりアート静岡」にて土で現像する写真スタジオ《photoground》、「札幌国際芸術祭2014」にて札幌の開拓史と現代人の特性を結びつけて新たな歴史を再創造していく《とくいの銀行札幌》を実施。15年妻有の集落への民泊をコーディネートし、暮らしを調査してもらい博物館をつくる《越後妻有民俗泊物館》を制作(第6回大地の芸術祭)。第二部ゲスト:小田吉男 Yoshio Oda1971年大阪府生まれ。プロデューサー、インキュベーター (起業) 。LiNK-UP株式会社代表取締役社長CEOのほか、株式会社ダイヤモンドダイニングエグゼクティブ・プロデューサーを務め、実業家であり、多数の若手の起業を支援。オーナーをつとめる秋葉原メイドカフェ「@ほぉ~むカフェ」は、「完全メイド宣言」というユニットが2005年ユーキャン流行語大賞を「萌え」で受賞。近年はテレビ番組にも出演し、テレビ朝日「お願い!ランキング」内の堀江貴文氏のコーナーには準レギュラー出演している。株式会社ダイヤモンドダイニングのエグゼクティブ・プロデューサーとしては、統括プロデューサーを担当した「ダイヤモンドよさこいチーム」が高知県「よさこい祭り」に出場。初出場の2014年に「審査員特別賞」を、翌15年には「金賞」を受賞し、2年連続受賞という快挙を成し遂げている。 http://www.l-up.co.jp/ Twitter ID:@odayoshio第一部モデレーター:高橋幸治 Koji Takahashi1968年生まれ。編集者。日本大学芸術学部文芸学科卒業後、1992年、株式会社電通入社。CMプランナー/コピーライターとして活動したのち、1995年、株式会社アスキー入社。2001年から2007年まで「MacPower」編集長。2008年、株式会社Yes, I am.設立。以降、「編集=情報デザイン」をコンセプトに編集長/クリエイティブディレクター/メディアプロデューサーとして企業のメディア戦略などを数多く手がける。本業のかたわら日本大学芸術学部文芸学科、横浜美術大学美術学部にて非常勤講師もつとめる。第二部モデレーター:福岡俊弘 Toshihiro Fukuoka1957年生まれ。編集者。1989年株式会社アスキー入社。92年よりパソコン情報誌『EYE・COM』編集長。97年『週刊アスキー』編集長。2002年同社取締役。『森本毅郎スタンバイ』でラジオコメンテーターを3年間担当。2011年、初音ミク初の海外公演『MIKUNOPOLIS』を企画・運営。2013年『夏祭初音鑑』総合プロデューサー。現在、デジタルハリウッド大学教授。株式会社エイベック研究所 事業推進部メディアライゼーション担当部長。株式会社ユビキタスエンターテインメント 監査役。