マインドフル・ウォーキング第一ステージ( 歩行瞑想&動的平衡的歩行)野外編 | Peatix tag:peatix.com,2011:1 2019-10-31T03:32:20+09:00 Peatix 東京メディカルマインドフルネスセンター マインドフル・ウォーキング第一ステージ( 歩行瞑想&動的平衡的歩行)野外編 tag:peatix.com,2015:event-100180 2015-07-04T10:00:00JST 2015-07-04T10:00:00JST 本セミナーの目的は次の2つです。 1. マインドフルネスの基本的な訓練である「歩行瞑想」を、そのエッセンスを保持しながら、普通に歩く速度で楽しめる方法を身に着けてもらう。   2. 長い距離を歩いても足を傷めない、また見ていて美しい歩き方を、覚える。 開催の背景 1.歩行瞑想を日常生活場面で出来るか   マインドフルネスのエクササイズでは、かなりゆっくりと歩く「歩行瞑想」がよく実施されます。これは、先のことを急ぐ心を見つめ直し、また忘れていた身体感覚を感じなおすのには最適な方法です。  しかし、職場や公園などで、一人で行うとしたら、「どうかしたの?」と言われるので、自宅の廊下ぐらいでしかできないでしょう。    実は、マインドフルネスの「歩行瞑想」の原型は、座禅の「経行(きんひん)にあります。座禅で痺れた足を、堂内を一歩一歩一周し、二周目は速足で歩いで血行を促進し、次の座禅に備えます(教学的な意味づけは別として)。    座禅をせずに行う「歩行瞑想」は、痺れからの回復の気持ち良さはない分、自分を見つめがなら、座禅の経行よりも長い距離を一歩一歩、味わいながら歩きます。そのため、集団で行う場合、前後の方とぶつからないようにしつつ、ゆっくり歩くことにもっぱら注意が向かってしまいがちです。    歩行瞑想は、ゆっくり歩く歩行、ではなく、普通の速度で歩いてもそれを瞑想に出来ることは、長年の実践者なら理解していることですが、何をどう想えば、歩くことで満足感が得られるのかをキャッチする余裕がないまま終わる方が少なくないようです。    そこで、マインドフルネスの指導では世界的な第一人者であるティック・ナット・ハン老師が主宰されるプラムビレッジで学んできた歩行瞑想の経験と、老師の弟子でハーバード公衆衛生大学院の栄養学者リリアン・チェン博士が師とまとめた著書(末尾の文献1)を翻訳した経験から、歩行瞑想の際に想う内容について詳しく解説し、歩行を瞑想に変え、安堵感を得る方法をお伝えします。     また、運動や動作を意識的に制御することが、なぜ情動の安定化につながるのかについて、認知脳神経科学の観点からメカニズムの一部を説明致します。   2.減量のためのウォーキングでマインドを整える方法  減量や健康維持のためのウォーキングに取り組む人口が増えてきました。歩くことがメンタルの改善につながることもわかってきましたが(末尾の文献2)    1日○万歩という歩数やエネルギー消費量の目標の達成ばかりに意識が向かい、歩くことを楽しめなかったり、歩き方の癖を直さないまま長時間歩くために、膝を痛めて、当分、歩けなくなる方ともよく出会います。    これについては、主宰するウォーキング・サークルで、歩き方に癖がある方に対して、3次元活動量計とビデオカメラを用い、運動力学の観点から歩行を分析してきた経験から、ある部分に注意(意識)を置くだけで、気分よく歩くことができ、膝など足への負担が少なく、姿勢まで良くなる歩き方を開発し、専門の学会で発表してきました(文献3)。  以上、スピリュチュアルなものを科学の次元で、また科学を実践の次元で取り扱うという立場から、ウォーキングに関する実践的なセミナーを開くことにしました。 下記のような方は、是非ご参加ください。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー◆ 肥満予防には運動が大事だとわかっていても、どうも億劫に感じる方◆「歩行瞑想」を習ったが、街中では実行できないと困っていた方◆マインドフルネスの指導を始めた方◆マインドフルネスを仕事の上で、導入したい方◆実際にやってきた/これからやろうとする人と仲間になりたい方◆プラムビレッジのワークショップを体験したが、その後の学びを深めたい方■日時 7月4日(土)10時から12時30分■プログラム10:00 開始Ⅰ部 歩行瞑想を、本当の瞑想にする ・ティックナットハン&リリアンチェン博士の『味わう生き方』の「歩行瞑想」の部分の解説・列をなすず、各自が自分の身体感覚と内面に注意を注いで歩く。・「運動や動作を意識的な制御と情動の安定化の関係」      認知脳神経科学の観点からⅡ部 マインドフル・ウォーキング実践1 ・Before 各人の歩行をビデオ撮影(講義前)・動画をフィードバック講義1  ・「ヒトはなぜ歩けるのか」   3次元(上下、左右、前後)に分解した運動力学的解説  ・「足の特定の部分に負担がかからない歩き方」    注意をある部分に置くだけで、歩き方の歪みが補正される方法 実践2・After  各人の歩行をビデオ撮影(講義前)・動画をフィードバック 11:45 押上駅付近の飲食店でランチを食しながら、撮影した動画を振り返り 12:30 解散ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー▼▼▼ マインドフル・ウォーキングとは? ▼▼▼「歩くこと」を運動力学と認知脳神経科学の見地から捉えなおしたことで ・普通の速度で歩ける「歩行瞑想」となる ・動的な軌跡で注意を維持することで、気分が清明になる ・前後と左右のバランスがとれ、胸が張れ背筋が伸びる(変化)  歩行時の注意の置き方の工夫とそのリズムから、脳神経には瞑想的な機能がなされ、メンタル面のコンディショニングにつながるとことを狙いとしています。  ただし、外面についても、相当、改善がなされ、速度こそ個人差がありますが、いずれも颯爽とあるいは堂々としたものに変わります。途中で撮影した動画を皆で観ますが、まるで人格あるいは人が変わったと思えるほど、変化します。▼▼▼ ご参加いただきたい方 ▼▼▼ ◆現在、体重減量のためにウォーキングを試みている方◆歩数は守っているが、歩く楽しみを感じたい方◆マインドフルネスの愛好家とその指導者◆保健指導をしている管理栄養士、保健師、体育系で学ばれた健康運動指導士で、メンタル面の指導力も強化したい方◆生活の自立支援しているソーシャルワーカー   ほか■場所大横川親水公園 パレットタウン(錦糸町駅北口から、北斎通りを西に進み、最初の橋の北側)JR総武線・ 半蔵門線・錦糸町駅 6分(いずれも徒歩) (場所) 大横川親水公園 ... 全長約1.8キロ。堀を埋め立て、川や木々を設けた公園で、スカイツリー付近から始まる。http://www.nikon-image.com/enjoy/life/park/park74.html(集合) パレットタウン付近アクセス  その1 JR錦糸町駅の「北口」下車し、左折(西方向)し、北斎通りをまっすぐあるくと、道路の右手にガストが見える。横断歩道を渡ってガストに向かい、そこを左折すると、川を埋め立てた後のような広場がある。 その2 東武スカイツリーラインのスカイツリー駅を下車し、大横川親水公園を徒歩で15分程度▼▼▼ 参加することで期待できること ▼▼▼ ◎オフィスや街中でも1人でできる普通の速度の歩行瞑想が身に着く◎歩くことに楽しさと喜びが伴ってくる◎今はスリムだけれど、現状を涙なしで体型をキープできる◎運動の制御がメンタルに寄与する脳科学のメカニズムを理解できる◎クライエントが歩くことが好きになり、感謝される機会が増える◎一緒に実践する仲間の存在を励みにできる■定員 最大5名■参加費 事前支払い 1,900円(税込み)  (参加費)  手書きの領収書が必要な方は、事前にお申し出ください。用意します。当日は野外なので、発行できません。  なお、室内での講習会に参加した方が、フォローアップとして合流することがあります。その方たちは、サークルとして、無料で参加されます。本野外講習会に参加された方は、次回から個別の講習の部分を受けられない形での参加は、無料になります。 (補助・割引)  何らかの障害手帳を持つ方、ひとり親家庭、生活保護受給者等の参加費は、さらにほぼ半額の1000円とします。 障がい者施設や社会福祉施設に勤務するスタッフ(医師は除く)は、常勤、非常勤を問わず、1000円とします。これは、社会福祉領域にこれらのノウハウや浸透し、セルフケアに役立つことを願うためです。 ■持ち物 たゆまぬ自己観察による自己変革への志 (雨天)野外なので、雨天中止です。しかし、小雨だと結構します。判断が迷うときは、主催者に連絡ください。 責任者 大賀(おおが) 緊急連絡先 070-6995-0709ーーーーーーーーーーーーーーーー 講師 & ファシリテーター ーーーーーーーーーーーーーーーー大賀英史(おおがひでふみ) 東京メディカルマインドフルネスセンター 代表 日本マインドフルライフ協会 常任理事 日本行動医学会 教育研修委員  ほか 1963年生まれ。高校生の時に関心をもった認知心理学と脳科学を教育学とともに学び、その後、保健医療分野で応用する研究や研修に従事。  東京大学大学院医学系研究科博士課程、長野県看護大学、国立健康・栄養研究所を経て現職。博士(医学)専門は、行動医学  厚生労働省の研究班の主任研究者として、住民が取り組みやすい健康増進の場づくりとコンテンツを開発、検討および地域のウォーキング・サークルを主宰する。毎週末に早朝ウォーキングをする中で、歩く際の癖がある人達の歩行を3次元活動量計で測定、分析し、運動力学と認知脳神経科学の観点から、外観ではなく内面から姿勢を矯正できるマインドフル・ウォーキングを開発。日本ウォーキング学会で発表し、原著論文にまとめる。  日本行動医学会から研究助成を受け、マインドフルネスを健康増進に活かす理論と方法に関する研究グループを主導し、研究を深める。  特定保健指導のノウハウとして、全国の管理栄養士、保健師の研修や、地域住民向けのメタボリック症候群の予防法として指導する。  2010プラムビレッジのリトリートに参加し、ティック・ナット・ハン老師と、ハーバード公衆衛生大学院のリリアン・チェン博士の共著Savor: Mindful eating, Mindful Lifeを翻訳する(邦題 『味わう生き方』)     現在、対人関係のマインドフルネスを脳科学(ミラーニューロン等)の観点から分析した、Daniel Sigel博士の著 ”The mindful Brain”の翻訳の刊行を準備中