Takuya Yoshida
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「プロフィール」
1969生まれ。福島県いわき市出身、愛知県小牧市在住。
ジーフィールド代表/NPO法人インディアン・ヴィレッジ・キャンプ理事長/アースデイいわき実行委員長。
北米インディアンのテント「ティピー」を制作、販売、レンタルを手掛ける会社「ジーフィールド」を2002年に起業。ティピーを野外体験のアイテムとして普及させる一方、企業PRやTV、MV、自然体験活動などの催しやイベント開催などにも参画。
福島県いわき市で立ち上げたNPO法人で、街づくり、コミュニティづくりを目的とした自然体験活動「インディアン村づくり」の最中に東日本大震災、原発事故に遭遇し、小牧市に自主避難。
2013年3月、震災の影響で中止となっていた「アースデイいわき」を東北被災地の復興と、全国に疎開している県外避難者へのエールを目的に、名古屋市の久屋大通公園で開催し、2万人の来場者を迎え大盛況となる。今後は県外避難者の一人として故郷、被災地への援護射撃を永く続けていく。


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「なぜティピー屋さんを始めたの?」
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「なぜ?ティピー屋さん?よく質問されることですが、・・・ひと言で言うと”すべて一目惚れ”です^^」

「一目惚れからどうして仕事になっちゃうの?」

「話せば長くなるのですが・・・。」

▼ はじめてのキャンプ

高校まで特にキャンプ経験もなく、学校行事で嫌々キャンプを体験した程度で、まったく野外活動には興味もなし。

そんな私がキャンプに興味を持ったのが、大学進学で上京したバイト先でのある出会いからでした。

アルバイト先で出会った先輩が私のライフスタイルも考え方も変えました。
その先輩と同じシフトでバイトに入ると、いつもキャンプの会話ばかり・・・。
キャンプ経験の乏しい私は聞き役に徹し、
「昨日キャンプに行ったらおもしろい奴に出会ってなぁ・・・。」
「今度の夏、また北海道に行くんだよ。あそこは日本だけど日本じゃない最高の場所だよ・・・。」
「来週、房総までバイクでひとっ走りしてキャンプしてくるよ・・・。」
「ジー!!キャンプは最高だぜ。一緒に土の上で寝ようぜ!」

当時、私はみんなから”ジー”というあだなで呼ばれていました。

魅力的な話しばかりでキャンプに興味のない私でも徐々に興味がわいていきました。

キャンプってそんなに楽しいんか?
一度経験してみるか。

そして迎えた、大学2年の夏。
初心者でしたが、いきなり北海道でキャンプデビューする計画をしました。

▼ キャンプ初心者!北海道へ上陸!!

当時ラッキーなことに知り合いに車屋さんがいたので、代車用のおんぼろ車を借りることができました。
フェリー代やガソリン代を考えるとあまり道具を準備することもできない・・・。
先輩も「まずは経験してみろ!」とだけアドバイスをしてくれるだけで必要な道具が何なのかも教えてくれません。

「とりあえずテントは必要だな?!」
あとは身の回りのものを持っていけばなんとかなるだろう。
なにせキャンプはテントがあればできるものだと思っていましたから・・・。

そして、いよいよ北海道上陸・・・。

あっという間に計画していた2週間が過ぎてしまいました。

たった2週間でしたが、たくさんのことを経験しました。
いっぱい失敗しました。
多くの人に出会いました。
そして、たくさんの人に助けていただきました。
仲間ができました。
最初から何が必要になるのか?教えてもらえなかったことで学びました。
道具がテントしかなかったので不便を経験することで必要なものを感じることができました。

そして何より先輩の言う”土の上で寝ること”のすばらしさがわかりました。

そんなこんなですっかりキャンプにはまってしまった私。

大学に通うことはなくなり、次のキャンプの準備のためアルバイトに明け暮れる日々が続きました。


▼ はじまりは雑誌の1ページから。

大学は4年間在籍しましたが、ドロップアウトしました。

サラリーマンになってからも、週末、仕事が終わるとそのままキャンプ場へ。
そして、キャンプ場からそのまま出勤。

その頃、世間に”キャンプブーム”というのが襲来してきました。
雑誌を見ても似たような新商品の宣伝ばかり・・・。
キャンプ場はどこも”芋洗い状態”で、みんなピッカピッカのキャンプ道具を持ち込んでは、雑誌で見たスタイルを真似たにわかキャンパーだらけ・・・

テントひとつからキャンプをスタートした貧乏人の嫉妬、ひがみもあったのかもしれません(笑)


みんな個性がないなぁ。あ!俺もか。。。

そう感じた時からキャンプ場に行くことをやめました。

そんなこんなで長野でサラリーマンをしていた1994年の夏のある日。

雑誌の中でインディアンテントに出会いました。
これが運命の出会いです。

雑誌の1ページ・・・
その中の1枚の写真。

平原の中にそびえ立つティピーが悠然と・・・。

一目惚れしました。

インディアン。

移住生活。

狩猟民族のテント。

ティピー。

その瞬間から、ティピーを自分で作ってみることにしました。

「ティピーを体験したい」という一心で・・・。


▼ ティピー完成

自分で作るとは言うものの、そう簡単にいくものでもなく、文献を調べ、何度も図面を書き、紙模型作成の繰り返しを続け、それからはひたすらティピー製作の日々でした。
(もちろんサラリーマンでしたので仕事のない週末が中心でした。)

ミシンを使うことも初めてでしたので、何度も失敗を繰り返しました。

6畳一間のアパートでは製作する場所もなく近くの公園の広い駐車場に生地を広げては印をつけて持ち帰り・・・縫っては公園。公園⇔アパートの行ったり来たり。

目的が明確でしたので大変な作業でしたが全く苦でもありませんでした。
とにかくいつか出会うティピーにワクワクしながら作業をつづけ・・・

半年が過ぎた頃、ようやく完成しました。

完成したティピーを持って近くの公園へ行き設営することにしました。

ちょっと不格好ではありましたが、そこには以前雑誌で見た憧れのティピーが立っていました。

ただただ感動でした。

珍しさのせいか、公園にいた子供たちや周りの人達がティピーの周りに集まってきます。

「これは何だ?」
「ここでイベントでもやるのか?」
「これはどこで売ってるんだ?」

質問攻めです。
ひとつひとつの質問に答えながらも心地よい優越感を感じたことを覚えています。


▼ ジーフィールド誕生

ティピーをはじめて作り上げた日から数年。
私のキャンプスタイルはティピー中心となりました。

ティピーに出会ってから6年が過ぎた2000年。
そんな活動を知った知人の紹介でテレビ出演の依頼がきました。
番組の内容もタイトルも忘れてしまいましたが、番組の制作者の方にもとても感動していただきました。

このTV出演がきっかけでティピーと一緒に仕事をしていくことを決心しました。

「ティピーは人々を惹きつける魅力を持っている!」
「インディアンの自然にやさしい生活スタイルをもっと知ってもらいたい!」
「もっと多くの人にティピーの良さを知ってもらおう!」

2002年4月。

インディアンテントのティピー屋さんとして「ジーフィールド」が誕生しました。

長年、”ティピーおたく”として体験してきた経験を活かし、さらにレジャーとしてもっともっと楽しめるティピーの可能性や魅力を探求していきたいと思っています。

今でもティピーに出会ったあの日の感動は忘れていません。
そして、この世界に惹きこんでくれた先輩の存在も忘れていません。
キャンプをはじめた頃、私はジーというあだ名で呼ばれていました。
その当時の感動やワクワクを新たなフィールドに展開したいという想いで、ジーフィールドと名付けました。

私の仕事にはそんな物語があります。


【ジーフィールド】
インディアンテントとインディアンジュエリーのお店です。
http://gfield.jp
http://www.joy.hi-ho.ne.jp/gfield/

☆「インディアン村づくり」として活動している日々の記録を残しています。
http://ameblo.jp/earthday-iwaki/

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