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国際交流基金では、日韓国交正常化50周年を迎える2015年を記念して「日韓若手文化人対話」事業を実施します。本企画は、次の世代を担う両国の若手の文化人が、日本と韓国双方でさまざまな観点からオープンな場所で対話を行うことを通じ、互いの文化についてより深い理解を促そうというものです。

第1回 朝井リョウ(作家)×チョン・セラン(作家)

第1回として、2013年に『何者』で直木賞を男性として史上最年少で受賞した朝井リョウさんと、韓国の若手女性小説家でこのたび『アンダー、サンダー、テンダー』(クオン刊)の邦訳が出版されるチョン・セランさんとの対談を、早稲田大学文学学術院との共同主催で開催します。

お二人は、20146月にソウル国際図書展で初めて出会い、意気投合しました。

そのときの内容はこちら。 http://www.wochikochi.jp/topstory/2014/07/ryo-asai.php

あれから一年、この間話したかったことや日韓の文学を取り巻く環境、また今後の構想・夢について、朝井さんの出身校、早稲田大学で語っていただきます。是非お申し込みの上お越しください。

・日時:2015720日(月・祝)15:0016:30

・場所:早稲田大学戸山キャンパス 38号館AV教室

・場所:早稲田大学戸山キャンパス 38号館AV教室

http://www.waseda.jp/navi/av/toyama/038/038_av1a.html

http://www.waseda.jp/top/assets/uploads/2014/02/150408_toyamamap.pdf

・入場無料(右のボタンからお申し込みください)

対談終了後、2人の作家による著書サイン会があります。

朝井リョウさんについては、著書を早稲田大学生協戸山店(31号館1F)で購入し、「サイン会引換券」(またはレシート)をご持参された方と当日会場で本を購入された方を優先します。

*チョン・セランさんについては、購入した場所を問わず、お手持ちの本をお持ちいただいて結構です。


・主催: 国際交流基金、早稲田大学文学学術院

・共催: 韓国国際交流財団(Korea Foundation)東京事務所、株式会社クオン

・公式Facebook:  https://www.facebook.com/culturetalk

プロフィール

朝井リョウ

                        (撮影/今津聡子)

1989年、岐阜県生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業。2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞受賞。男子チアリーディングチームを取材した書下ろし長編『チア男子!!』(第3回高校生が選ぶ天竜文学賞受賞)、『星やどりの声』『もういちど生まれる』(2012年下半期直木賞候補)、『少女は卒業しない』などの小説を在学中に刊行。2013年1月、『何者』で第148回直木賞を受賞。直木賞史上初の平成生まれの受賞者であり、男性としては最年少での受賞。その後『世界地図の下書き』で第29回坪田譲治文学賞受賞。最新作は『武道館』(文芸春秋刊)。



チョン・セラン(鄭世朗)

1984年生。ソウルに生まれ、郊外の一山<イルサン>でニュータウンの発生と発展を観察しつつ成長した。パジュ出版都市にある出版社に編集者として2年あまり勤務した経験も持つ。小説家としては2010年、『ファンタスティック』誌に発表した短編ファンタジー『ドリーム、ドリーム、ドリーム』を皮切りに本格的な創作活動を始め、『アンダー、サンダー、テンダー』(原題『これくらい近くに』)によって第7回チャンビ長編小説賞を受賞した。(日本語版はクオン社より20157月刊行)。純文学からロマンス、SF、ホラーまでジャンルの境界を越えた作品を書くことで知られる。『八重歯が見たい』は、自分の書いた9編の奇妙な物語の文章を一文ずつ、別れた恋人の体にタトゥーのように出現させる女性作家の話。『地球でハナだけ』の主人公ハナは、エイリアンと恋に落ちるエコデザイナー。『ジェイン、ジェウク、ジェフン』は、光るアサリのカルグクス(うどん)を食べたために、超能力と呼ぶには少々貧弱すぎる超能力を持ってしまった姉弟の物語である。