Event is FINISHED

人でたどる美術史〜セザンヌ編〜

【講師】林 綾野(フリーキュレーター)
Description
もっと美術を知りたい、なぜ目の前の作品が評価されているのかを知りたい、
そう考えて分厚い美術史の専門書や入門書に手を伸ばしても、
聞きなれない用語や、次々と関連する人や作品が出てきて、なかなか理解が難しい部分があります。

では、作品を中心に学ぶのではなく、
作家そのものにフォーカスしてみるとどうでしょう?

どんな暮らしをして、何を見て、何に影響を受けて
どんな想いを作品に込めていたのか……。
作品とともにある、ひとりの人が“作家”として歩んだ生き方には
作品への理解以上に、学べるものがあるのではないでしょうか。

今後さまざまな作家を取り上げるシリーズ講義第1回目は、
“現代絵画の父”として、20世紀の芸術家に多大なる影響を与えた
画家・セザンヌを掘り下げます。

講師にお迎えするのは、
『セザンヌの食卓 いろとりどりの林檎たち』(講談社)著者であり、
フリーキュレーターの林 綾野さん。

▲『セザンヌの食卓 いろとりどりの林檎たち』(講談社)

林さんはセザンヌが描いた場所を網羅し、暮らした場所を訪ね歩き、
かつてセザンヌが見て描いた場所をその目で見て、体験されています。

▲林さんがはじめてスザンヌと出会うきっかけとなった
《リンゴとオレンジ》。強い衝撃を受けた林さん。
説明するたくさんの言葉があっても、どれもその衝撃と結びつかず、
なかなか埋まらない画家との溝を埋めるために
描かれたモチーフに実際に接近し、
さらにセザンヌの食や趣向にも踏み込んでいったそう。

▲林さんが尋ねたセザンヌが生まれたエクス・アン・プロヴァンス。
町中にある縁の場所をめぐり、生家・中学・結婚式を挙げた教会や
妻子が暮らした家も。

▲静物画に登場するモチーフが並べられたアトリエ。

▲セザンヌがお気に入りの場所だったというシャトー・ノワール。
ここからサント・ヴィクトワール山が見渡せる。


▲林さんの興味はセザンヌの“食”へも向けられます。
著書にはセザンヌが好んだという「ジャガイモのソテー」レシピも。

専門書では読み取ることができない、
作家の息づかいを感じ、その暮らしを紐解くことで見えてくる
セザンヌの美術史をナビゲートしていただきます。

ちなみに、4月4日(土)〜9月27日(日)まで
ポーラ美術館では『セザンヌ―近代絵画の父になるまで』を開催中です。

セザンヌの生き方そのものを知ると、
作品の見え方もまた変わってくるはず。
ぜひ、本レクチャーを聴講された後に展覧会で
実際の作品と対面することもオススメします!


【講師プロフィール】
林 綾野(フリーキュレーター)
1975年横浜生まれ。フリーのキュレーターとして展覧会の企画・制作、アートライターとして美術書を執筆。画家の芸術性に合わせてその人柄や生活環境、食との関わりなどを研究。「パウル・クレー 線と色彩」「ピカソとクレーの生きた時代」「英国植物画の世界」展などを手がける。主な著書に『ゴッホ 旅とレシピ』『フェルメールの食卓 暮らしとレシピ』『モネ 庭とレシピ』、共編著書に『クレーの食卓』『ロートレックの食卓』(すべて講談社)などがある。
Event Timeline
Wed May 27, 2015
7:00 PM - 9:00 PM JST
Add to Calendar
Venue
3331 Arts Chiyoda
Tickets
一般 ¥2,000
学生(当日学生証必須) ¥1,000
Venue Address
東京都千代田区外神田6丁目 11-14 Japan
Organizer
3331 Arts Chiyoda
968 Followers