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佐々木敦×東浩紀「昭和90年代、批評は再起動する――スクール第2弾<ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾>ついに始動!」 @sasakiatsushi @hazuma

前売2600円(1ドリンク付き)/ゲンロン友の会会員証または学生証のご提示で2100円(1ドリンク付き)に!
Description
  • 当日券は3100円 (1ドリンク付き)です。ゲンロン友の会会員証または学生証のご提示で2600円になります。
  • 友の会会員限定指定席にはキャッシュバックはありません。複数席を予約される場合は、お連れの方が友の会会員でなくても結構です。
  • 開場時間はイベント開始1時間前の18:00となります。


【イベント紹介】

ゲンロンでは2015年6月より、新しい批評家を養成するための学校「ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾」を開講します。
これは4月開講の「ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校」(春学期募集終了)に続く、ゲンロンのスクール事業第2弾にあたります。
メイン講師を務めるのは、これまでにも「批評家養成ギブス」を手がけ、自身も『ニッポンの思想』、『ニッポンの音楽』、『「4分33秒」論』、『批評時空間』、『シチュエーションズ』、『未知との遭遇』、『「批評」とは何か?』など幅広いジャンルの批評を手がけてきた佐々木敦。
2015年=昭和90年、いま必要な批評の言葉を探る「批評再生塾」の全貌が明らかに!!



【批評再生塾 講師】

■主任講師■佐々木敦

■講師■東浩紀/渡邉大輔/三浦哲哉/湯浅学/畠中実/渡部直己/安藤礼二/さやわか/速水健朗/平倉圭/岡﨑乾二郎/細馬宏通/千葉雅也/大澤聡/大澤真幸(登壇順)

■最終講評会審査員■阿部和重/宮沢章夫/佐々木敦/東浩紀



【登壇者より】

「批評」の再生/「批評家」の新生 佐々木敦


 いま、批評と呼ばれ得る営み/試みは何処にあるのか?
 いま、批評家と呼ばれ得る存在は何処にいるのか?

 残念なことに、わたしたちは、これら二つの問いに、即座に、十全に、確信をもって答えられる術を持っていない。むしろ、このような問いが問われる、問われてしまうこと自体に、紛れもない困難が、赤裸々なまでの苦境が、問いの無効が、あらかじめ宿っていると言ってもいいかもしれない。
 すなわち、批評は、批評家は、確固たる存在感とともに、ここにある/いる、などと断言することが、どうにもむつかしくなってしまっているのが、いまである。この現状認識は、もはや遺憾ともしがたい。むしろ、わたしたちは、この事実を、真っ向から受け止める必要がある。批評/家は、いまや絶滅の危機に瀕しているのだ。
 さまざまなジャンルで、いや、ありとあらゆるジャンルで、と言った方が精確なのかもしれないが、批評(家)不要論が言われて久しい。批評という営み/試みの定義は一通りではないが、いずれにせよ、それは「~についての言説」である。現在の危機とは、言い替えれば、この「について」の危機ということになる。
 あらゆるジャンルで、ジャンルそれ自体や、その担い手や創り手たち、個々の作品や行為や現象などなど「について」の思考と言葉が、退けられ軽んじられる傾向が強まっている。いや、言葉は大量に生産され流通しているのだが、それは信仰告白や片想いの恋文にも近い、対象にべったりと貼り付いた全肯定(或いはその反対の全否定)や、そうした全き肯定/否定を強化し保護するための内輪の言葉でしかない。
 批評とは本来、外の言葉である。たとえ或る領域の内部にあるとしても、絶えず外部の視線を導入して考え、語ることにより、その領域を構成する者たちと共振し恊働し共闘し、遂には領域自体の変化と進化を促すこと。
 批評の危機とは、領域/ジャンルの停滞と固定化の別名でもある。わたしたちは、この状況を危機として認識することさえなくなりつつある。このままでは、何事であれ、刻々と健全に変わってゆくことや、新しい出来事が起こること自体が、不可逆的に減じていってしまうかもしれない。それは、あまりにも不幸なことである。
 だからこそ、批評と呼び得る営み/試みを最定立し、批評家と名乗り得る存在を新たに出現させることが、急務だと思われるのだ。

 批評は此処にあり、批評家は此処にいる。そう言えるのでなければならない。
 そのためにこそ、ここに「批評再生塾」の開講を宣言する。この時代に、この状況下で、批評対象とジャンル/領域と、そして他ならぬ「読者」から必要とされる、明確な存在意義と実効的なエフェクトを帯びた、魅力的かつ強力な批評の書き手を、ここから送り出すことが、このプログラムの目的である。

2015年3月2日 佐々木敦



【登壇者プロフィール】


佐々木敦(ささき・あつし)



1964年生まれ。批評家。音楽レーベルHEADZ主宰。早稲田大学文学学術院教授。
『ex-music(L)』『同(R)』(アルテス・パブリッシング)、『「4分33秒」論』(Pヴァイン)、『シチュエーションズ』(文藝春秋)、『批評時空間』(新潮社)、『未知との遭遇』(筑摩書房)、『ニッポンの思想』、『ニッポンの音楽』(講談社現代新書)、『あなたは今、この文章を読んでいる』(慶應義塾大学出版会)など著書多数。

東浩紀(あずま・ひろき)



1971年生まれ。東京都出身。哲学者・作家。専門は現代思想、表象文化論、情報社会論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。株式会社ゲンロン代表、同社発行『思想地図β』編集長。
著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』(講談社現代新書)、『クォンタム・ファミリーズ』(新潮社、第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』(講談社)、『弱いつながり』(幻冬舎、紀伊國屋じんぶん大賞2015受賞)。

【注意事項】

  • チケットキャンセルの場合の払い戻しは受け付けられません。予めご了承ください。
  • 本イベントはインターネットでの動画配信(ゲンロン完全中継チャンネル)を予定しており、ご来場のお客様の映像が映り込む可能性がございますので、ご了承のほどお願い致します。
  • 当日、ゲンロン友の会会員証または学生証提示で500円キャッシュバックいたします(併用不可、学生証は国立公立学校または学校法人が発行したもの)。
  • チケット料金は税込価格です。
  • 講演・イベントの無断録画・録音はご遠慮ください。
  • お席はチケットの申し込み順ではなく、当日会場にご来場頂いた順にご案内致します。
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  • イベント詳細情報を更新しました。 Diff 2015-03-20 06:55:34
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Fri Mar 20, 2015
7:00 PM - 9:00 PM JST
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Venue
Tickets
前売券 1ドリンク付 ※当日、友の会会員証/学生証提示で500円キャッシュバック ¥2,600
友の会会員限定最前列席 前売分 1ドリンク付、共有サイドテーブル・電源あり ※ キャッシュバックはありません ※複数予約される場合はお連れの方が会員でなくても結構です ¥2,600
Venue Address
東京都西五反田1-11-9 司ビル6F Japan
Organizer
ゲンロンカフェ
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