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オープンデータの利活用に向けたコンテストが近年様々な団体により開催されるようになり、日本のオープンデータは急速な盛り上がりをみせています。各団体が公開するデータや活動についても組織の壁を越えた”つながり”の創出によるオープンイノベーションに期待が高まっています。
日本にオープンデータ活動を根付かせることを目的として、2011年に活動を開始した「つないで広げるオープンデータチャレンジ(通称:LODチャレンジ)」は、「オープンなデータづくり」と「データ活用」に取り組む人々や自治体を表彰する日本初のコンテストとして、日本のオープンデータ推進のけん引役を3年間に渡り果たしてきました。4回目を迎えた今回、LODチャレンジでは、本来の目標として掲げている「つないで広げるオープンデータ」の理念を、組織の壁を越えて共有し、各団体とともに実現していくことで、日本のオープンデータ活動全体をさらなる高みに導けるよう貢献していきたいと願っています。
本イベントでは、本年度の活動の集大成「LODチャレンジ2014カンファレンス&優秀作品発表会 ~オープンデータの未来~」と題して、新たなオープンデータの活用の可能性を探るために各界のキーパーソンよりご講演を頂くとともに、オープンデータをあらゆる角度から活用したユニークな応募作品について発表&授賞式を開催します。
◆日本最大級のオープンデータコンテスト「LODチャレンジ」とは
LODチャレンジは、「オープンなデータづくり」と「データ活用」に関する取り組みを表彰するコンテストとしては「日本初」の活動となります。2011年度の開催開始より、民間や市民のほか、行政に対しても広くオープンデータに関する呼びかけを行い、幅広い分野のデータ公開活動を積極的に表彰することで、日本国内でのオープンデータを「推進する流れ」と「チャレンジする環境」を創出してきました。2011年度は、開催初年度にも関わらず応募作品総数73作品、スポンサー8社、パートナー/サポーター 8団体の御支援を賜ることができました。翌2012年度は、応募作品総数205作品、スポンサー13社、パートナー/サポーター28団体の御支援を賜り、さらに昨年度は応募作品数321作品、スポンサー21社、パートナー/サポーター35団体とさらなる盛り上がりを見せ、今年度もたくさんの応募作品を賜りました。これからもオープンデータのコミュニティ間の連携を促進/深化するとともに、オープンデータ活用のベストプラクティスを探り、日本の新しい未来の創造を目指します。
◆開催概要
日時:2015年3月12日(木)12:30-17:30(12:00より受付開始)
場所:慶應義塾大学 三田キャンパス 南校舎5階 南校舎ホール
ハッシュタグ:#lod2014
事務局:LODチャレンジ実行委員会(お問合せは以下の連絡先にお願いします)
lod-challenge [at] sfc.keio.ac.jp ([at]は@に置き換えてください。)
※懇親会参加費は当日、受付にてお支払い願います。受付にて懇親会チケットをお渡しします。準備をスムーズに進めるために、1週間前をめどに申込を確定頂ければ幸いです。申込み後の変更等ございましたら、お気軽に事務局までお問合せください。 会費は一般(3,000円), 大学生・大学院生(1,000円), 高校生以下(無料)です。領収書の発行はできませんので予めご了承下さい。
プログラム(予定):敬称略。調整のため変更となる場合がございます。
12:00 受付開始
12:30-13:00 デモ見学
13:00 - 13:15 開会挨拶と趣旨説明
萩野達也(慶應義塾大学環境情報学部)
高梨益樹(LODチャレンジ実行委員会)
13:15 - 13:55 招待講演
渡邊 智之(日本農業情報システム協会代表)
「日本農業を元気にするIT利活用の方向性とオープンデータへの期待」
13:55 - 14:20 スポンサー賞授賞式
14:20 - 14:40 休憩(デモ見学)
14:40 - 15:10 審査員特別賞 授賞式
15:10 - 15:50 招待講演
岡本 真(アカデミック・リソース・ガイド株式会社代表取締役)
15:50 - 16:10 休憩(デモ見学)
16:10 - 17:10 部門優秀賞 授賞式
17:10 - 17:40 閉会挨拶
萩野達也(慶應義塾大学環境情報学部)
18:00 - 懇親会@慶応大学 南校舎4F 「ザ・カフェテリア」
◆デモ展示
プラチナスポンサーデモ展示
日本マイクロソフト株式会社
[概要]データ保存基盤・API 提供サーバーとして活用できる Microsoft Azure を紹介するデモ展示を実施させていただきます。
富士通株式会社
[概要]LODチャレンジJapan2014に基盤提供したLOD4ALLと、同基盤を用いて開発されたアプリケーションをご紹介します。
LinkData.org
[概要]LinkData.orgはデータの流通から活用までを幅広く支援するプラットフォームです。生命科学研究におけるデータベース統合技術をオープンデータに応用するために開発され、LODチャレンジを第一回目から支援してきました。現在では29自治体が公式にデータ公開に利用し、市民活動等を含めると879市町村からデータが公開されています。国内オープンデータ系サイトの中でのアクセス数はDATA.go.jpを超えNo.1です。さらに今年度は経産省プロジェクトとして、オープンデータの成果とビジネス化支援情報を統合した「Knowledge Connector」を開発しました。現在事業パートナー募集中です。
ゴールドスポンサーデモ展示
インフォコム株式会社
[概要]保有するデータをLinked Open Data形式で、簡単に公開することができるパッケージソフトウェア「InfoLib-LOD」を紹介します。「InfoLib-LOD」は、保有するCSV、XML、RDF、RDBMSなどのデータを、Linked Open Dataのデータ記述形式であるRDFに変換し公開します。RDFに対する問い合わせ言語SPARQLを利用したデータ検索を可能とします。また、当社のシステム構築事例も紹介します。
ESRIジャパン株式会社
[概要]地理空間情報を中心としたオープンデータ カタログサイトの構築キット「ArcGIS Open Data」をご紹介します。データ提供パートナーとしてリソース提供させていただいたカタログサイト(http://lod.sfc.keio.ac.jp/challenge2014/resource_usage.html#esri)も、本キットを使用して構築しています。また、ArcGIS Open Data で公開されたデータを活用可能なクラウド GIS(ArcGIS Online)もご紹介します。
エヌ・ティ・ティ レゾナント株式会社
[概要]オープンデータを活用したスマートフォン向けアプリ「goo防災アプリ」の展示を実施したい。本アプリの一機能である goo防災地図では、公共施設情報、避難所情報及び標高情報に複数機関から提供されているオープンデータを使用しており、施設や避難所の情報を閲覧できる 他、標高に応じたソートを行うことが可能である。本機能を中心にアプリケーション全体のデモを実施する予定である。
受賞作品デモ展示
アプリケーション部門最優秀賞
プラネタリウムなび 加藤敦丈
アプリケーション部門優秀賞 ・日本マイクロソフト賞
AEDオープンデータプラットフォーム 初音玲
データセット部門優秀賞
When.exe Ruby版による日本暦注データセット 須賀 隆
アイディア部門最優秀賞
ウィキ町史 山形巧哉・山口琢
ビジュアライゼーション部門優秀賞
大阪市の警察署・交番と犯罪発生地点の重ね合わせ 上田洋,佐藤麻耶
基盤技術部門優秀賞
SPARQL Creator 藤本椋也, 年岡晃一
学生奨励賞(高校部門)
日本全国投票率向上アプリ「A-Senkyo」 Team inflatier(猪野 湧斗、川上 拓真、舛村 康成)
学生奨励賞(高専部門)
街灯これくしょん 松田 裕貴,玉井 雄一郎,新井イスマイル
学生奨励賞(大学部門)
MusicSPARQL 岡本将貴、藤井章博
ビジュアライズ基盤賞
E2D3 ver. 0.3 (Excel to D3) E2D3 ver. 0.3 開発チーム