もしこのような相談が舞い込んだとしたら、どのような反応をされるでしょうか。正直、ため息まじりで「オウンドメディアか……」という反応をされる方が多いのではないでしょうか。

しかし、オウンドメディアは今、ライターの価値を向上させる場所へと変わりつつあります。そのきっかけになったのは「脱PV主義」へのシフトです。

事業会社の中には、オウンドメディアを「事業価値の再定義の場」「新たなビジネスの種を耕す場」ととらえはじめ、世のデジタルメディアの潮流と逆行する形で「脱PV主義」へシフトしています。それに伴い、ライターの仕事にこれまでと異なる価値を見いだすようになりました。一部では買い叩きに近い状態だったライター業界の現状を打破する可能性も出始めています。

ライターを取り巻くメディア環境はどう変化しているのか。ライターの価値を高めるにはどうすればいいか。実際に自社メディアをビジネスに生かすサイボウズ式、デサントの担当者と、数々のメディア運営を手がけてきたプレスラボ、サムライトが「Web Writers Meeting」を開催。その価値をみなさんと一緒に掘り下げます。

■発表内容

・現在のメディア業界における自社メディアの特徴や価値

・Webで記事を書くべき理由

・自社メディア参画とライターのキャリア形成

・自社メディアにかかわるライターの今後の可能性

・オウンドメディア／既存のWebメディアに執筆するメリット・デメリット

■対象者

・ライティングの仕事の幅を広げたい方

・オウンドメディアで記事を執筆してみたい方

・事業会社のオウンドメディアの依頼内容を知りたい方

■プログラム

19:00～19:30　会場受付

19:30～20:30　セッション

20:30～21:30　懇親会

■参加費

0円

※別途、懇親会に参加される方はドリンク代500円がかかります。

■登壇者プロフィール

藤村能光／サイボウズ株式会社　サイボウズ式編集長

アイティメディア株式会社の編集記者としてキャリアをスタート。エンタープライズITやビジネスパーソン向けメディアの運営に携わる。2011年より、サイボウズ株式会社で無料グループウェア「サイボウズLive」のマーケティングを担当。2012年5月、自社メディア「サイボウズ式」の立ち上げに参画し、2015年1月より編集長を務める。

加勇田雄介／株式会社デサント

アライドアーキテクツ、トライバルメディアハウスを経て、2012年11月よりスポーツメーカー・デサントへ。「PCスーツ」や「燃え尽きランナー」の提唱、雑誌『BRUTUS』とオウンドメディア「カラダにいい100のこと」をコーポレートサイトに立ち上げる。PRを基軸に、領域にとらわれない課題解決・ビジネスモデル構築に奔走する。モットーは「企画とは世の中の新たな定義の芽を見つけ出し、スポットライトを当ててあげること」。

梅田カズヒコ／株式会社プレスラボ 代表取締役

2002年よりフリーランスの雑誌ライターとしてキャリアを開始。黎明期のWebコンテンツの編集・執筆に可能性を感じ、2008年に”WEBの編集プロダクション”という位置づけでプレスラボを創業。「ダイヤモンドオンライン」「マイナビニュース」などビジネス・女性系Webメディアをを中心に、多数の編集・ライターの仕事を手掛ける。企業のPRプランニング、ソーシャルアカウント・オウンドメディアのコンテンツ制作も請け負う。

後藤亮輔／サムライト株式会社 コンテンツ事業部 部長／編集長

新卒で広告制作会社に入社し、TVCF、新聞広告、絵本などのコピーを手がける。その後、エン・ジャパン（株）で、IT/Webの専門サイト「CAREER HACK」の運営・編集に関わる。後に上場直後の（株）フォトクリエイトで、オウンドメディア「STANDS!」を立ち上げ、編集長としてコンテンツ企画・取材執筆に加え、計5メディアとのアライアンスを実施。現在はサムライトのコンテンツ部門責任者としてコンテンツマーケティングの普及・啓蒙に努める。