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  • 当日券は3000円 (1ドリンク付き)です。ゲンロン友の会会員証または学生証のご提示で2500円になります。
  • お席はチケット購入順ではなく、当日ご来場になった方から順にご案内致します。

【イベント紹介】

著書多数、GINZA KABUKIZAでも注目を集める隈研吾さんが、ゲンロンカフェに初登場!
(詳細は後日公開します)

大きな災害は、建築の世界を転換させる。隈研吾は『小さな建築』で、建築史を振り返りってそう語る。東日本大震災という「大きな災害」もまた例外ではない。隈は震災後の建築として「小さな建築」「負ける建築」を提唱している。災害に対する強度を備えるためには、建築を現代社会の人間のスケールに相応させ、自立した「小さな部分」の緩やかなつながりに還元することが必要となろう。他方で藤村龍至は、『福島第一原発観光地化計画』で、むしろ逆に巨大インフラのリニューアルや国家レベルの建築に可能性を見い出した。

大きな災害のあと、必要なのは小さな建築なのか大きな建築なのか?

福島第一原発観光地化計画は建築家に何を問いかけ、また、どのような応答がすでになされているのか。可視化されにくい放射能の問題を抱えた状態で、まちや国を再生させて行くとはいったいどのようなことなのか。福島第一原発観光地化計画の提唱者、東浩紀がホストになって、1954年生まれの隈研吾、1976年の藤村龍至という異なる世代の代表的建築家を招き徹底討論。

建築は、いまなにができるのか


【出演者紹介】


研吾(くま・けんご)

(c) The Courier

1954年横浜生まれ。1979年東京大学建築学科大学院修了。コロンビア大学客員研究員を経て、2001年より慶應義塾大学教授。2009年より東京大学教授。1997年「森舞台/登米町伝統芸能伝承館」で日本建築学会賞受賞、同年「水/ガラス」でアメリカ建築家協会ベネディクタス賞受賞。2002年「那珂川町馬頭広重美術館」をはじめとする木の建築でフィンランドよりスピリット・オブ・ネイチャー 国際木の建築賞受賞。2010年「根津美術館」で毎日芸術賞受賞。近作に歌舞伎座、ブザンソン芸術文化センター、マルセイユ現代美術センター、根津美術館。著書に「つなぐ建築」(岩波書店)「小さな建築」(岩波書店)「建築家、走る」(新潮社)など、多数。


藤村龍至(ふじむら・りゅうじ)


写真:新津保建秀

1976年生まれ。藤村龍至建築設計事務所主宰。東洋大学専任講師。2007年よりフリーペーパー『ROUND ABOUT JOURNAL』企画・制作・発行。主な建築作品に「BUILDING K」(2008)、「東京郊外の家」(2009)、「倉庫の家」(2011)、「小屋の家」(2011)など。


東浩紀(あずま・ひろき)

1971年生まれ。東京都出身。哲学者・作家。専門は現代思想、表象文化論、情報社会論。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。株式会社ゲンロン代表、同社発行『思想地図β』編集長。著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、第21回サントリー学芸賞)、『動物化するポストモダン』(講談社現代新書)、『クォンタム・ファミリーズ』(新潮社、第23回三島由紀夫賞)、
『一般意志2.0』(講談社)など多数。2013年11月、編集長をつとめた『福島第一原発観光地化計画 思想地図β4-2』を刊行。

【注意事項】

  • チケットキャンセルの場合の払い戻しは受け付けられません。予めご了承ください。
  • 当日、ゲンロン友の会会員証または学生書提示で500円キャッシュバックいたします(併用不可、学生証は国立公立学校または学校法人が発行したもの)。
  • チケット料金は税込価格です。
  • 開場は開演1時間前の18時となります。
  • イベントの録画・録音はご遠慮下さい。
  • 本イベントはインターネットでの動画配信(ゲンロンカフェ完全中継チャンネル)を予定しており、ご来場のお客様の映像が映り込む可能性がございます。あらかじめご了承ください。