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【京都 7/17(祝月)】クリエイターのための著作権1DAY講座〜文章を書く・写真を撮る・絵を描く・演奏をする……少しでもクリエイティブに関わる人は知っておいた方が良い!弁護士に学ぶ「著作権」〜《初参加大歓迎》

Description

「どこからがパクリで、どこまでがインスピレーションなんだろうか」

文章を書いていると、そんな風に悩むことが増えてくる。

頭だけで考えていると、書くためのネタはあっという間に尽きてしまう。

そこで、「勉強のため」「インプット」だと称し、本を読んだり、映画やドラマを観たり、自分の好きな作家やクリエイターの作品に触れ、脳に刺激を与えてみる。

すると、「あ、そっか!」

突然アイディアが閃き、キーボードを打つスピードが上がり始める。

だけどまた、再び不安が沸き起こってくる。

——これって、本当にわたしのアイディアなんだろうか。

あまりにも何かに似過ぎていたら、それは「オリジナル」のことばだと言うことはできない。ましてやそれが何かの「パクリ」ならば、自らを「クリエイター」と称することはできない。

かと言って、何のインプットも刺激も無しに、創作活動を続けることは不可能に近い。

一体、「どこからがパクリで、どこまでがインスピレーション何だろうか」

そんな風に頭を悩ませることが増えてきた。

「著作権のことを完璧に理解すればクリエイターとして無敵です!」

ある時、雑誌「READING LIFE」の編集会議で、編集長である天狼院書店店主の三浦さんが、そんなことを言い出した。

——著作権?

生まれて初めての「雑誌作り」に挑戦しようと編集部に参加したわたしは、正直その意味がよくわからなかった。

天狼院書店の「ライティング・ゼミ」で文章を書くことを学んでからは、少しずつライターとしての仕事をもらい始めるようになった。

ところが、それまで書くことの「初心者」だったわたしは、仕事として書くことの右も左もよくわかっていない。

まして「著作権」なんて、第一線で活躍するような小説家や著者、脚本家やカメラマン、何かを創作する「芸術家」が持つ特別な権利のように思っていた。

「著作権」と聞いてすぐに思い浮かぶことだって、そういや映画のDVDを観る時になんか出てきたな、確かご家庭で楽しむにはいいんだよな、とそのくらいのレベルだった。

ところが、だ。

「じゃあ、著作権の記事は木村さんにお願いしましょうか」

ある時突然、雑誌に掲載するための記事の担当を振られてしまった。

クリエイターでもある三浦さんが、弁護士の河野先生と著作権について対談すると言う。

いくら2人が話したことをまとめるだけだとは言え、著作権のことなんて何もわからない。そもそも雑誌の記事だって書いたことがない。

——どうしよう。

心臓がバクバクし、何も考えられなくなる。

「あれ、そう言えばあの人なら著作権のこととか詳しそうだし書けるかもしれませんね」

わたしが迷っているうちに、他の人がライターの候補に挙がり始めた。

「や、やります! わたし、書きます! 書けます!」

「よし、じゃあこの後すぐ対談しましょう」

焦ったわたしは慌てて手を挙げてしまっていた。

それから間も無く、2人の対談は始まった。

「じゃ、よろしくお願いします」

震える指でICレコーダーの録音ボタンを押す。

できるだけ聞き漏らさないように、必死でノートを取った。

「面白かったでしょ?」

「は、はい! すごく! わかりやすかったです!」

対談は、気付けばあっという間に終わっていた。

面白いし、分かりやすい。

それが、最初に抱いた正直で率直な感想だった。

法律にまつわる話だから、もっと難しい内容だと思っていた。

ところが、法律に精通しているクリエイターの三浦さんと、創作に精通している弁護士の河野先生の話は、「著作権素人」のわたしにも、とにかくわかりやすく、興味深い内容だった。

——これが雑誌に載ったら、みんな喜ぶはずだ! 面白がるはずだ! 

わたしはすぐに記事の制作に取り掛かった。

ところが。

対談記事の制作は想像以上に難しかった。

生まれて初めてのテープ起こしは、想像の何十倍も時間がかかり、全く進まない。

さらに「話し言葉」と「書き言葉」がこれ程までに違う言語なのかと、頭を悩ませられる。

創作してはいけない。だけど、読みやすい記事にしなければいけない。

音源もあるのに、完成された中身もあるのに、原稿は全く進まなかった。

途方に暮れたわたしは、一度パソコンを閉じ、スマホから流れるテープ音源を聴きながら、近所の本屋さんへと向かった。

街の中では一番の、大型書店だ。

店内の検索機に「著作権」と入力する。

「法律」のコーナーに何冊かあることがわかった。

急いで棚の前へと向かう。

法学部の学生が読むような、細かい字がギッシリと並んだ専門書。

中には「クリエイター向け」のものもある。

わたしは、「著作権」がタイトルにつく書籍を片っ端から手に取っていった。

すると。

ドキッと、した。

スマホに繋がるイヤホンからは、三浦さんと河野先生の声が聞こえてくる。

もう一度、目の前にある書籍を開いていく。

次々とページを捲る度に、わたしの心はどんどん書籍から離れていく。

——もしかして

ドキッとした鼓動は、どんどん速くなっていった。

それと同時に、書籍のページを捲る速度も上がっていく。

——まさか、まさか。

「つまり、著作権の歴史は、本の「再定義」の歴史であると」

再び三浦さんの声がイヤホンから聞こえてきた時、わたしは身震いを感じていた。

——これは……。

一瞬自分がどこにいるのかわからなくなるような感覚だった。

目の前がパーっと明るく白くなり、耳元には、2人の声が響いている。

——これは……、この「著作権」の話は、まだどの書籍にも載っていない話なんだ。

しかも、少なくとも、今目の前にあるどの書籍よりも、わかりやすくて、面白い。

だとしたら……。

どうしよう。

わたし、わたし……、

これから世に出ていく話を、

「本」になるような話を、今わたしが独り占めしているんだ。

この面白さを世の中と共有できるかどうかは、わたしが書く記事にかかっているんだ! 

突然、プレッシャーと興奮で、手が震え始めた。

「面白いです、わかりやすいです」

そんな風に簡単に言ってしまっていたけれど、

「面白くてわかりやすい」ものこそ、何よりも多くの人に届くコンテンツになる。

それだけ、世の中にとって、価値のあるものなのだ。

それに、著作権は何も第一線で活躍するような「芸術家」だけの特別な権利ではない。

IT技術が進化し、誰もが簡単にインターネットにアクセスできるようになった今、

SNSで等ですぐに「発信できる場」「表現する場」を手に入れることができる。

パソコンやスマホで書いた小説をすぐに発表することもできるし、高画質カメラで自動でピントを合わせて撮ったプロ顔負けの写真をブログにアップすることもできる。

まだ幼い子が一生懸命描いた絵や、偶然シャッターを押した奇跡の一枚が、たちまち世界中に広がり話題になることも今や珍しくない。

1億総クリエイター時代と呼ばれるように、誰もが「著作物」を作り出しやすい時代になったのだ。

同時に、その著作物を簡単に模倣、「コピー」する技術も進化している。

昔は印刷屋さんに行かなければできなかったことも、今は家庭でもできてしまう。

動画の録画やDVDのコピーだって、ボタン一つで簡単にできてしまう。

何かの真似をして、それが誰かの権利を侵害するとは気付かずに、ネットで世界中に配信してしまうことだって、できてしまうのだ。

今や「著作権」は、限られた特別な人だけが手にしている権利ではない。

老若男女問わず、誰もが所有し、誰もが侵害してしまう可能性を持つ、日常の中の身近な権利になったのだ。

この権利のことを知っていれば、安心して創作に没頭することができる。

それに、自分の作品を「著作物」として認めてもらい、保護してもらう為にも、

この権利のことを知っておかなければいけない。

技術の進化に伴い、追い付かない程急速に変化し続けるこの権利について、理解しておかなければいけないのだ。

「著作権のことを完璧に理解すればクリエイターとして無敵です!」

編集会議での三浦さんの言葉を思い出す。

これは、誰もが知っていなきゃいけないことなんだ。伝えなきゃいけないことなんだ。

——書かなきゃ。

書かなきゃ、何としても、形にしなきゃダメなんだ! 

わたしは急いでアパートへ戻り、再びパソコンへと向かった。

そうして出来上がった記事が、雑誌「READING LIFE2017夏号に掲載された「コンテンツで勝つための攻める著作権」だ。

河野先生が監修、三浦さんが編集し、さらにプロのデザイナーの手によって仕上げられ完成した記事は、わたしの力も想像もはるかに超えるものだった。

だけど同時に。

正直な話、悔しい思いも湧き上がってきた。

あの日、わたしが独り占めしていたあの対談を、本当に再現できているだろうか。

そう問われれば、悔しいけれど、やはり質が落ちていることを、認めざるを得ない。

雑誌の第一特集の記事の中で三浦さんが書いているように、残念ながら「書籍は「本」の劣化版」なのだ。もちろん記事として充分に学べるようになっているものの、やはり三浦さんと河野さんの二人の息遣いまでもが聞こえる目の前の対談に比べれば、劣ってしまうのだ。

——悔しい。

2人のあの日の対談の声が、今も耳元で響いている。

だから。

「著作権の講座、やることにしました!」

三浦さんからそう聞いた時、わたしは情けない程に、ホッとしていた。

プロのライターとしては失格かもしれない。

記事の中で完璧に伝えることができなければ、

プロの仕事として認められることはできないだろう。

だけど、それでも。

あの話を生で聞いてもらえることに心底安心し、同時に沸々と嬉しさが込み上げてくる。

それに、生で聴いてもらえたら、「READING LIFE」の記事もさらに生きてくるはずだ。

講座の予習に読めばきっと、生で聴く話はより面白く「自分ごと」として捉えてもらうことができる。講座の後に復習として読めば、生の講義の熱量をそのまま記憶に封じ込め、何度も振り返ることで、参加した人の人生に、生かしてもらえるはずだ。

ようやく。ようやく、だ。

あの日、わたしがこの世界の中でたった1人独り占めしていたあの話を、そのまま聞いてもらえる日がやってくる。自分が書いた記事を「劣化版」などと読んでいては「プロ失格だ!」と怒られるかもしれない。それでもわたしは今、嬉々としてこの記事を書かずにはいられないのだ。

「どこからがパクリで、どこまでがインスピレーションなんだろうか」

そんな風に悩んでいる人にとって、きっと一筋の光になるような時間になるだろう。

そして1億総クリエイター時代を勝ち抜くためのヒントが、きっと閃きとして降りてくるはずだ。

「著作権のことを完璧に理解すればクリエイターとして無敵です!」

これからは、「著作権」を制するものが、クリエイターの世界を制する時代がやってくる。


【クリエイターのための著作権講座 概要】

参加者は、コンテンツ制作の際に必要となる著作権の知識を身につけることで創作活動の際に法的なことで迷わなくなるとともに、ご自身の作品について、どのような権利があるのかを理解することが可能になります。

日時:2017年7月17日(祝月)
19:15 受付開始
19:30 説明会開始
21:30 終了
参加費:3,000円+1オーダー
*Peatixおよび店頭での事前決済制となります。
定員:各店舗20名様
*定員になり次第、締め切らせていただきます。
場所:天狼院書店「東京天狼院」「福岡天狼院」「京都天狼院」
*講師は東京会場におりますが、最新の中継設備を導入した双方向LIVE講義にてどの店舗からもご受講いただけます。

【講師】河野冬樹(かわの・ふゆき)

弁護士。不動産・建築に関する紛争案件、知的財産法を中心としたエンターテイメント法、ベンチャー企業を中心とした企業法務、医療法人の運営に関する法務等、幅広い分野を中心に扱っている。

お申し込み方法】Peatixまたは店頭での事前決裁制です。


★今回の講座をより深く理解するための、「クリエイターのための法学ゼミ」が7月22日(土)よりスタートします。今回の1DAYイベントは、この「法学ゼミ」の体験受講会としてもご参加いただけます。

Updates
  • イベント詳細情報を更新しました。 Diff#262631 2017-07-17 10:26:09
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Mon Jul 17, 2017
7:30 PM - 9:30 PM JST
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Venue
天狼院書店「京都天狼院」
Tickets
一般 SOLD OUT ¥3,000
天狼院プラチナクラスの方 SOLD OUT ¥1,500
Venue Address
京都府京都市東山区博多町112-5 Japan
Organizer
京都天狼院
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