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※Peatixでの受付終了後も、直接会場での受付でお支払いでのご参加いただけます。
会場をお知らせしますので、お気軽にお問い合わせください。

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オフィス:03-6413-3760

メール:info@change-agent.jp

携帯:090-2437-0600

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「グローバル化」が進展し、世界はかつてないほど相互依存関係が深まりながら、そのグローバル化の恩恵は一部の人にしか届いていません。今なお、世界では約4人に1人が1日1.25ドル未満というわずかな収入で生計を立て、8億7,00万人もが低栄養に苦しんでいます。貧困や飢餓は日本を含む工業化した国々にも存在しますが、その多くは「途上国」と呼ばれる地域で暮らしています。とりわけ、低栄養に苦しむ人たちの半分は、農園で働く人やその家族です。


途上国の問題とわたしたち生活者や食品企業は無関係ではありません。日本は食料の6割(カロリーベース)を海外から輸入する一方で、食料サプライチェーンの反対側に位置する生産者たちの多くは交易の恩恵を必ずしも享受していません。安くて見た目のよい商品を求める力に押し流され、地域の資源や自然環境、働く人たちの健康や子どもの教育を犠牲となる例は数多く報告されています。私たちは気づかずに、途上国の貧困や飢餓に加担してしまっているかもしれません。


では、どのようにすれば、交易のパートナーとしてより互恵的な関係が築けるでしょうか? また、食品企業がどのように途上国に貢献することができるでしょうか?


近年、企業によるCSR活動がますます重要な役割を担い、欧米ではCSR報告書でそうした現状の課題や取り組みを伝えると共に、現地諸機関との協力や第三者認証などの仕組みが進んでいます。さらに、経済発展をまだまだ必要とする途上国においては、ビジネスで問題をつくるのではなく、ビジネスの本業を通じた貢献が注目を集め、「BOP(ベースオブピラミッド)」、「CSV(共通価値創造)」などと呼ばれる数多くの事例を生み出しています。


こうしたビジネスの力を活用する動きは、今までのODAなどを通じた政府主導の途上国の発展支援に対する新しい考え方によります。

  • 各国の財政などが厳しい中、より大きな規模の資源が投入できる
  • ビジネスとすることで依存に陥らない発展を行いやすい
  • 既存・新期のイノベーションを活かしやすくなる

などです。


一方、ビジネスや経済が主導する途上国の発展について、さまざまな問いかけもあります。例えば、

  • 貧困、飢餓などの解決にどれくらい効果があるのか?
  • 海外ビジネスの参入によって、実際どれくらいの雇用創出や経済波及効果があるのか? 広くその恩恵は広がるのか?
  • 利益主導によっては人権や環境面の悪影響がなくならないのではないか?
  • 海外の価値観や商品からの押しつけにならないか? 内発的発展を妨げてはいないか?

などです。

今回のマルチステークホルダー・ダイアログ(多様な利害関係者間の対話)では、こうしたさまざまな議論が飛び交う中で、実際の事例を検討しながら、どのように食品企業がビジネスやCSRを通じて海外へ貢献しているかについて話し合います。


まず、お二人のゲストスピーカーを迎えてそのヒントとなるお話しを伺い、生活者や事業者が、食を通じてどのように国際貢献ができるかを考えます。食品事業者の方はもちろん、生活者や生産者、NGOなど多様な立場の参加者のみなさんからの視点、知見をお持ち寄りいただき、課題のつながりや全体像から、それぞれの立場でできることを一緒に考える対話を行います。


食品に関連する仕事を行っている方、国際協力に関わっている方、ビジネスが社会問題解決に果たす役割を考えたい方、環境や人権などに関心のある方など、このテーマに関心をお持ちいただいた方は是非このダイアログにご参加ください。



日時・場所


2014年2月6日(木)   18:00~20:30(17:45受付開始)


場所:東京都千代田区大手町駅周辺予定(※ご参加の方に個別にご案内させていただきます)


プログラム(予定)


第一部 (18:00~19:00)


• はじめに

• ゲストスピーカーによる講話

独立行政法人国際協力機構(JICA) 民間連携事業部 若林 仁 氏

味の素株式会社  中尾洋三氏   


第二部(19:00~20:30)


• ワールド・カフェ・ダイアログ

(途中休憩)

• 気づきの共有

※プログラムをよりよいものにするために一部変更する場合もありますのでご了承ください


参加費


  • 一般料金: 3,000円/人(税込)
  •   NGO・学生割引: 1,500円/人(税込) ※割引対象はNGOのフルタイム職員、または学生の方に限ります。 当日学生証 や名刺の掲示を求める場合がございます。
  •  第4期研究会会員: 参加費は年会費に含まれ、追加何名でも無料でご参加いただけます


<<研究会 会員募集中! 詳しくはこちら>>

★全9回参加可能

★年会費 5万円(税抜)/1口

★法人会員企業は1口につき、セミナー毎回2名まで無料

★対象者

メーカー、外食、小売、流通、商社など食品関連企業の方

食料サプライチェーンに関心のある生産者、消費者の方

食料や関連する課題に関心のある行政、NGOセクターの方


ゲストスピーカー

  • 独立行政法人国際協力機構(JICA) 民間連携事業部 若林 仁 氏
  • 味の素株式会社 中尾洋三 氏

ファシリテーター


  • 小田理一郎((有)チェンジ・エージェント代表取締役)

コンサルタント/ファシリテーター/研修講師。専門分野は多国籍企業経営(MBA)、サステナビリティ、CSR、システム思考、組織学習。『プラン B』シリーズ著者のレスター・ブラウン氏設立のアース・ポリシー研究所や『成長の限界』のデニス・メドウズ氏のインタラクティブ・ラーニング研究所と提携 し、サステナビリティの科学者と実践家たちの国際ネットワーク「バラトン・グループ」に所属

する。大陸横断で持続可能な食料システムを目指すコンソーシア ム「サステナブル・フード・ラボ(SFL)」の中心人物たちと親交を重ね、世界資源研究所(WRI)の生態系サービスレビュー(ESR)トレーニングに参 加、また生物多様性専門家と企業のダイアログのファシリテーションを務めて世界の企業経営の実践例を数多く学ぶ。環境ジャーナリストの枝廣淳子と共に、 チェンジ・エージェント社・イーズ社および環境NGOジャパン・フォー・サステナビリティを経営する。


主催


サステナブル・フード・ビジネス研究会/(有)チェンジ・エージェント



お問合せ


サステナブル・フード・ビジネス研究会チェンジ・エージェント  (担当:岩下)

E-mail:info@change-agent.jp/電話: 03-6413-3760

ご不明な点等がございましたら、info@change-agent.jpまでご遠慮なくお問い合わせください。


入金確認を持ちまして正式な受付となります。その後、参加票と詳しいご案内を電子メールでお送りいたします。

<キャンセル規定>

お振込み後のキャンセル規定は、お申し出日に応じて下記の通りとなります。

キャンセルされる際は、電話・メール等でご連絡ください。

返金の際は、下記金額より返金手数料1,050円を除いた金額となりますのでご了

承ください。


    ~1月30日・・・返金手数料を除いた全額返金

1月31日~2月6日・・・参加費の全額申し受けます


今後の予定


A.「食のサステナビリティと企業」連続セミナー 


 第1 回(7/11) 「2013 年度サステナブル・フード・ラボの報告」 (終了)

 第2 回(9/12) 「貧困と企業」(終了)

 第3 回(11/7) 「気候変動・エネルギーと企業」(終了)

 第4 回(1/16) 「生物多様性(森・水・土・海)と企業」(終了)

 第5 回(3/13) 「価値共創企業」



B.「食のサステナビリティ」マルチステークホルダー・ダイアログ


 第1 回(8/8) 「フードロス」(終了)

 第2 回(10/10) 「世界の飢餓」(終了)

 第3 回(12/5) 「日本の里山・里海」(終了)

 第4 回(2/6) 「国際協力」(現在募集中)