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プログラミング言語ビスケットの開発者 原田博士と一緒に
コンピュータの楽しさや可能性を体験しよう!
ビスケットの開発者である原田博士による「中学生向けに理想のコンピュータの授業をやったとしたら」という想定で開講する、コンピュータの入門講座です。
プログラミングをやったことのない人でも十分に理解できる内容です。
〜原田博士からのメッセージ〜
僕は子どもの頃、自転車のペダルを回すとどのようにしてタイヤが動くのかをずっと飽きずに見ている子どもだったそうです。ペダルを回す速さや方向を変えると、タイヤがどう動くのか。自転車は装置が動く仕組みが良く見えて、簡単に試せるので、子どもでもわかりやすいですよね。
それに対して、コンピュータはとてもわかりにくい。わかりにくい理由は、コンピュータがやっていることが見えないからです。小さすぎて見えないのと、流れている電子が見えないのと、動きが速すぎて見えないのと、見えない理由だらけです。
コンピュータはいろんな人たちの発明の積み重ねでできています。「よくこんなアイデア思いつくよな」というもので溢れています。これからコンピュータはどんな風に発展するのでしょう。それはみなさんにかかっています。誰もがコンピュータをすごくする発明に関わることができるのです。
この講座では、できるだけコンピュータの中で起こっていることを、実験しながらわかりやすく説明します。ぜひ一緒に、コンピュータの中身を一緒に探ってみましょう。
■内容:
1日目
(1)テトリス風ゲームをつくってみよう
(2)プログラミング言語ってなんだろう
2日目
(3)コンピュータと同じ方法で計算してみよう
(4)スイッチがたくさん(論理回路の基礎)
3日目
(5)コンピュータの中をのぞいてみよう
(6)インターネットのしくみ
※(4)で使用したキットはお持ち帰りいただけます。
■対象:中学1〜3年生
■日時:8月23日(水)〜25日(金) 10:00〜15:00(うち1時間昼休憩)
■定員:15名
■参加費:25,000円
■持ち物:お弁当、または、昼食を購入する用意をお願いします。
■本講座についてのブログはこちら。
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【ビスケット(Viscuit)とは】
2003年に開発された「コンピュータの本質に、楽しみながら触れて欲しい」がコンセプトのビジュアルプログラミング言語。文字や数字を使わず、自分の描いた絵でプログラムを作ることができます。
※ビスケットは無料でダウンロードができます。HPはこちら。
※本講座はビスケットをコンピュータの解説の手段として使います。ビスケット自体の講座ではありません。
【講師プロフィール】
原田 康徳
計算機科学者。ビスケット開発者。博士(工学)。ワークショップデザイナー。 1963年北海道生まれ。1992年北海道大学大学院情報工学専攻博士後期課程修了。1992年~2015年日本電信電話株式会社 NTT基礎研究所、NTTコミュニケーション科学基礎研究所 1998年-2001年JSTさきがけ研究員。2004年〜2006年、2010年〜2013年 IPA未踏ソフトウェア創造事業プロジェクトマネージャ兼務。NTTを退職後、合同会社デジタルポケット設立。
主催:合同会社デジタルポケット
会場協力:株式会社技術評論社