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第一回「堺三保 ハリウッド流映画脚本講座2017」

Description

物語には常に「起承転結」という構造が存在します。歌舞伎で言えば「序破急」となるでしょうか。

アメリカでは、一九七〇年代末に脚本家のシド・フィールドが、それを「発端・中盤・結末」の「三幕構成」(Three-act structure)として理論化し、今では多くの学校でそれを元にした授業が行われ、一つの「定石」として定着しています。
(このフィールドの著作は、日本では『映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術』、『素晴らしい映画を書くためにあなたに必要なワークブック シド・フィールドの脚本術2』(フィルムアート社)として出版されています)

フィールドによれば、優れた映画脚本はこの「三幕構成」がきちんとできていて、物語を構成する要素がすべてバランスよく配置されている、ということになります。
逆に言えば、この三幕構成のバランスが崩れてしまっている映画は、観客を混乱させたり、退屈させてしまう可能性が高いということになります。

さて、南カリフォルニア大学の映画芸術学部では、すべての生徒に対して、映画の構造を分析する授業が必修科目として与えられています。
この授業では、フィールドの理論をさらに詳細に分解し、映画を三幕八場(Three Acts, Eight Sequences)の構造で捉えることを、実例を交えて教えています。

今回の講座では、実際の映画作品を例にストーリーを解体し、物語全体がどういった構成になっているのか、見せ場はどこなのか、登場人物の葛藤はどこにあるのか、などを、この南カリフォルニア大学で教えられている「三幕八場構成」をつかって分析していこうと考えています。

プロの方にはアメリカでどのようにシナリオを分析しているかを知る興味深いモノとなるはずですし、シナリオライターや小説家を志望している方には物語のプロット作りの参考として大いに活用していただけるはずです。また、映画ファンの方にとっても、今後、映画を見る際の新しい視点をご提供できると思います。

(講義を聞かれる方は、題材に選んだ作品を、レンタルや配信で事前に観てきてください)

予定
第一回 6/17
主人公が一人で直線的な構成の(基本的な)映画。
題材:『スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望』
   『真夜中のカウボーイ』

第二回 7/29
主人公が複数いる構成の映画。
題材:『リーサル・ウェポン』
   『リトル・ミス・サンシャイン』

第三回 9/30
時系列が前後する非直線的な構成の映画。
題材:『いつも二人で』
   『ラン・ローラ・ラン』

第四回 11/18
連続テレビドラマ(尺が一時間以下)の構成について。
題材:『24』第一シーズン第一話
   『メンタリスト』第一シーズン第一話

講師:堺三保
1963年大阪生まれ。作家/脚本家/翻訳家/評論家。関西大学工学部電子工学科大学院卒、および南カリフォルニア大学映画芸術学部映画/TV製作科大学院卒。評論・翻訳は、英米の娯楽小説、映画、テレビドラマ、コミックスが専門。テレビアニメのSF設定や脚本の仕事も多い。SF設定の近作はテレビアニメ『フレームアームズ・ガール』、近訳書は『ムーンナイト/光』『同/影』。その他、『S-Fマガジン』、『映画秘宝』等の雑誌に寄稿多数。
Updates
  • イベント詳細情報を更新しました。 Diff#254617 2017-06-15 13:37:42
Sat Jun 17, 2017
6:30 PM - 9:00 PM JST
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Venue
練馬産業プラザ・ココネリ
Tickets
講師謝礼 SOLD OUT ¥1,500
Venue Address
練馬区練馬1丁目17番1号 Coconeri 3階 研修室1 Japan
Directions
練馬駅に隣接
Organizer
シナリオ工房月光 日本ゲームシナリオライター協会
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