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T-Art Academy
学芸員対象特別講座 青木芳昭先生による技法材料講座

Description

古典から最先端まで、幅広く技術と知識の講座を開催し、他では学べない内容を提供しておりますT-Art Academyですが、今回は、現在の日本の芸術界に新たな視点をご提案したく特別講座を設けることとなりました。

 欧米の美術館ではコレクションの条件として作品の耐用年数の裏付けが求められています。特に昨今、作品の持続性や恒常性という要素が非常に重要視されはじめました。

 近現代の美術表現において、素材に関する知識、工夫やこだわりは、コンセプトメーキングすることに比べ、軽ろんじられていたであろうことは否めません。

 こうした風潮をふまえ、本講座では、平面芸術における支持体、展色材と、その表現の歴史的変遷、また時代時代の持つ背景(環境)をふり返りつつ、伝統的な技法材料から最先端の技法材料まで、実際に触れ、また作業をすることにより、その重要性を再考察いたします。

現代に相応しい「ホンモノの実践授業」を展開いたします。

 講師は当ラボの顧問である青木芳昭教授をお迎えします。

青木教授は 二度にわたるパリ留学を経てヨーロッパの伝統技法を習得した後、さらに現在の技法材料について、独自に研究を進められ、本領域におけるパイオニア的存在であります。京都造形芸術大学教授として教鞭を執りながら、「よくわかる今の絵画材料」を出版されるなど、ご活躍されています。2017年には公益財団法人日本文化藝術財団より 第8回「創造する伝統賞」を受賞されました。



こちらは4部構成となっており、今回は第2回目の講座となります。



第2回:支持体制作・伝統的展色剤をつくる

油系と水系の分岐点は水質の違い

硬水圏のヨーロッパは卵黄などの界面活性剤の発達から油系へ、

超軟水圏の日本は油分をも溶かす水質から膠が発達したと考えられる


第1回の講座では支持体を学びました。

今回はどのような展色材を使っていたのか、その展色材がどのように発展・継承されていったのかを実技を交えながら学んでいきます。

西洋と東洋では展色材の違いは表現の違いに直結いたします。また、その差異には必然性がございます。

それらを学ぶことで、絵画表現の技術の向上とともに、作家性をさらに深めていける可能性が秘められています。

学芸員の方はもちろん、制作をされている方にも是非ご参加いただければと思います。







また、3回以降は以下になります。(第3回・第4回は講座内容が入れ替わる可能性・日程が変更になる可能性がございます。)






第3回:水質より美術史を考察する

硬水・軟水など、水質により表現方法が変わることを解明する

西洋や東洋の表現の違いには必然性が存在する。今回『水』をキーワードに、その差異を科学的に証明する

日 時:平成28年7月16日(日)午後13時~17

第4回:藤田嗣治の技法と日本美術の接点

油系の体質顔料と水系の体質顔料を科学的に使い分け

硫酸バリウムと膠、ポピーオイルと炭酸カルシウム&タルク、日本製墨の定着がフジタの作品を生み出したと考察する

日 時:平成28年8月27日(日)午後13時~17



皆様方のご参加を心よりお待ち申し上げます。


講師

青木 芳昭 氏

1953年生まれ。

1976年 パリ留学、ル・サロン名誉賞受賞

1977年 中央美術研究所主宰(2013年退職)

1983-84年 パリ留学

1989年 安井賞展出品 1991年 東京セントラル美術館油絵大賞展出品 1996年 銀座資生堂ギャラリー個展 1997年 安井賞展出品、NHKハート展出品

1999年 アカデミア・プラトニカ設立・代表

2007年 京都造形芸術大学客員教授

2011年 京都造形芸術大学教授

「よくわかる今の絵画材料」出版 京都技法材料研究会会長

2015年 寺田倉庫PIGMENT(ピグモン)顧問

21世紀鷹峰フォーラム研究協力「絶滅危惧の素材と道具」で害獣の鹿の皮から和膠の復刻、毛から筆・刷毛の道筋を築く。


Sun Jun 25, 2017
1:00 PM - 5:00 PM JST
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Venue
PIGMENT TOKYO
Tickets
青木芳昭先生特別講座 第2回 SOLD OUT ¥13,000
Venue Address
会場住所
東京都品川区東品川2-5-5 TERRADA Harbor Oneビル 1F Japan
Organizer
T-Art Academy
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