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本を肴にワークする、本を読まない?ブッククラブ


本を肴にワークする、本を読まない?ブッククラブ

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同一内容で追加開催を検討しています。5月1日(月)19:30-:21:30で参加希望の方がいらっしゃいましたら、私(樽本: tarumoto AT e-mail DOT jp)宛てにメールをください。ある程度人数が集まった段階で改めて募集ページを作成します。

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「本」は知識や技術や経験を伝達する、最も優れた手段のひとつです。絶えずスキルアップを目指すプロフェッショナルにとって、読書は欠かせない習慣と言えます。ただ、効果的・効率的に「本で学ぶ」ためには、ちょっとしたコツがあります。


まず、(初学者でない限り)本の内容を隅から隅まで頭に入れる必要はありません。本には「核」となるような章(または部)があるので、そこに焦点を当てて読むほうが効率的です。また、「読む」だけでは技能は身につきません。実際に手を動かして自分なりのアウトプットを出してみることで、初めて本当の「学び」が得られます。


「ワーク主体のUXブッククラブ」は、そんな「本で学ぶ」人のための勉強会です。毎回、話題のUX関連本を取り上げ、その本をネタにした手軽なワークショップを行って、各自で簡単なアウトプットを出してみます。


第1回の"ネタ本"は昨年12月に刊行された「Contextual Design, Second Edition: Design for Life」です。今回はその中の第7章「Building Experience Models」に焦点を当てて、実際にエクスペリエンス・モデルを作ってみます。特に事前知識は必要としません。ソフトウェア開発手法に興味のある人ならば、どなたでも参加していただけます。


【イベント概要】

【イベント概要】

◎開催日時:2017年4月24日(月)19:30-21:30(19:15開場)

◎開催場所:ベンチャーステージ上野4Fコワーキングスペース

◎参加費:千円 (※Amazonポイントで後払い。当日、支払い方法を説明します)

◎備考:ネタ本は読んでも、読まなくても、どちらでも構いません。読んでからワークするも良し、ワークしてから読むも良し。輪読(翻訳)会ではないので、当日、書籍を持参する必要もありません。


【ネタ本の書評】

【ネタ本の書評】


現場でユーザを観察して、

データを分析・モデリングして、

アイデアをストーリーボード化して、

ペーパープロトタイプを使って検証する。

━━「当たり前」のことのように感じるかもしれませんが、それが「20年前」の話だとすれば?


デザイン思考の元祖ともいえる「Contextual Design」。ITにエスノグラフィ(人類学)を取り入れたこの画期的な手法は、SAP やMicrosoft など名だたるIT企業がこぞって取り入れました。特に「Contextual inquiry」「Work model」「Affinity diagram」は基本的なUXデザイン手法として、今でも実務家に広く用いられています。


この「Contextual Design」が約20年ぶりにバージョンアップしました。昨年12月に刊行されたばかりの「Contextual Design, Second Edition: Design for Life」には、その新しい姿が余すところなく描かれています。その中でも特に注目すべきはモデリング手法でしょう。従来の「Work model」に替り、新たに5つの「Experience model」 が提唱されています。

・The Day-in-the-Life Model

・The Identity Model

・The Relationship Model

・The Collaboration Model

・Sensation Boards


ユーザの「Work」に注目して「機能」を設計するだけではなく、「Life」に注目して「体験」を設計する━━本書のサブタイトル「Design for Life」に込められた意味は、これらのモデルに強く表れているように思います。


パワーアップした元祖デザイン思考「Contextual Design」。これからも、まだまだ現役を続けて行きそうですね。


【主催者紹介】

【主催者紹介】

樽本 徹也(たるもと てつや)

利用品質ラボ代表。UXリサーチャ/ユーザビリティエンジニア。ユーザビリティ工学が専門で特にユーザー調査とユーザビリティ評価の実務経験が豊富。現在はプロのコンサルタントとして、家電からスマホアプリまで幅広い製品/サービスの企画開発に携わっている。著書は『アジャイル・ユーザビリティ 』 、 『ユーザビリティエンジニアリング(第2版)』(オーム社刊)など。産業技術大学院大学「人間中心デザイン」講師。


【会場風景(ビル入口・4Fコワーキングスペース)】

【会場風景(ビル入口・4Fコワーキングスペース)】