Event is FINISHED

クリエイティブの可能性311|石川 淳哉 × 馬場 龍一郎/佐々木 昌彦

【限定70名】|18回シリーズの第16回
Description
【馬場龍一郎メッセージ】

ぼくは被災した人たちにカメラを向けました。震災直後、現地にいた多くのカメラマンはそれをしていませんでした。見たこともない悲惨な街の様子や、「かわいそう」な人を探してそれを誇張して表現することを皆していました。他のカメラマンよりも衝撃的な、感傷的な写真を競って撮ろうとしていました。そういう視点で切り取られた一面ばかりが大げさに、それが全てであるかのように伝えられていたように思います。あの時、現地ではどういう行動をとるべきか ここにいて良いのか 瓦礫や泥の片付けを手伝うべきか 写真を撮るべきか どんな写真をとるべきか 考えなくてはなりませんでした。誰もが初めての経験でした。判断は難しいことだったかもしれません。「東京のテレビ・新聞・雑誌が求めているネタ」は カメラを持ってそこに居ること、撮影をしていることを弁護してくれる強力なもしかしたら唯一の理由だったと思います。伊豆大島でも同じな気がしました。少し変わったでしょうか。そういう写真・映像が使われる、求められる、流される。なぜだろう。なぜだろう。・・・・・。遠くの安全な場所にいて、東京のキレイなビルの部屋の中で優秀な人たちが頭の中で、パソコンを使ってひねり出した考えが・・・・・。なんて思ってしまいます。復興の狼煙ポスターはいろいろな場所に出回って貼っていただいて、何かを伝えたかもしれません。ただ、何かを伝えることを意図して写真を撮ったわけではありません。そこまで考えて現地に行けるほど冷静に状況を理解できていませんでした。ぼくには、温かい食事や毛布を用意することはできませんでした。でも写真を撮れば温かい気持ちになってくれるかもしれない。そう思ってカメラを持って行きました。全員ではありませんが、今も写真を撮らせていただいた方たちと親交があります。何人かにお会いして、今の生活の様子や当時のことについてインタビューのビデオを撮影させていただきました。そんなものを見ながら震災報道でマスコミやカメラマンが失った信用や写真が人と人を結ぶ力についてなど皆さんとお話できればいいなと思っています。今からできることはと言えばやっぱり、地味ですが現地に通う、会う、話す。これが何より強いはずです。今までしてなければ そりゃ難しいのは当たり前。画期的な方法なんてないと思います。だけどまだ全然終わってもない。のではないでしょうか。

【佐々木昌彦メッセージ】
震災から3日目の夜、ローカル局で避難所からの生存を伝えるビデオメッセージというものが始まりました。すぐにテレビ局に電話をして、撮影を志願しました。その頃の気持ちはよく覚えてません。友だちもまだ見つかってなかったし、一睡もできなかったし、ただただ家に独りでいたくなくて、とにかく釜石に行きたくて、方法を探してたんだろうと今は思います。
ひとつめの局からはその後連絡がなく、ふたつめの局に早速来てくれと言われ、翌日の朝、山田に撮影に行きました。実際に避難所に着いて、いざカメラを向けて撮影を始めた時、自分で志願したくせに、逃げ出したくて逃げ出したくて、どうしようもない気持ちになったことを今でも鮮明に憶えています。
その夜、盛岡に戻って、先輩のカメラマンと2時間電話で話しました。彼は石巻出身で、報道カメラマンとして仙台に出向いていました。
避難所で生存者のリストを見て泣いている家族を、安置所で泣き崩れる人を、撮影したと言って泣いてました。なんだか家に帰りたいと。でも、今カメラを置くことは正しいことじゃないと思う、と。
みんな苦しんでました。
何かを表現なんて感情は、これっぽっちも湧かなかった。
少なくとも僕は、僕たちは現地にいた多くのカメラマンとして、「かわいそう」な人を探してそれを誇張して表現しようなんてことはこれっぽっちも思いませんでした。
伝えるべきなのか伝えないべきなのか、それすらもわからずに奔走してたんだと思います。
馬場さんから電話を受けたのはその4日後でした。


【石川淳哉プロフィール】

1962年 大分県生まれ
プロデューサー/ファウンダー/CEO 株式会社ドリームデザイン
創始者/副会長/理事/情報レンジャー隊長 公益社団法人助けあいジャパン

クリエイティブの可能性を追求。不屈の闘志で、これまで不可能といわれたこと、誰も考えなかった数々の大型プロジェクトを成功に導いてきた。1998年ドリームデザイン〜ユメ ヲ カタチ 二〜を起業。クライアントのミッションを受け止め、商品プロモーションやブランド戦略をはじめ、時代と向き合ったユニークなコミュニケーションを実現、国内外の広告賞を受賞。また「世界がもし100人の村だったら」「2002FIFA WORLDCUP PUBLICVIEWING IN TOKYO」「retired weapons」「助けあいジャパン」など、クリエイティブで社会的価値を創造するプロジェクトに携わり、企業、行政、国家、NPO、生活者などマルチステイクホルダー型コミュニケーションを推進している。
http://dream-d.net/

【クリエイティブの可能性311シリーズとは】全18回シリーズ。
課題先進国と呼ばれて久しいここ日本に、東日本大震災が発災してからいつの間にか二年半が経とうとしています。風化というアゲインストの風は今尚、激しいばかりですが、そろそろ一度総括する時期がやってきたのではないでしょうか。311以後、立ち上がった際立つ数々のプロジェクトに焦点をあて、クリエイターのその衝動と職能の源泉から発露したエッセンスを紹介させていただければと考えています。「うまくいったこと」「うまくいかなかったこと」「再びやるのか」など、深層領域へSUPER WORKSHOPを通して切り込んで行こうと思ってます。日本中が、画期的なアイデアや人が集ってしまう熱きエネルギーを切望しています。
さあ、未来をつくりだすヒントを探す旅へ!(石川淳哉)
http://dream-d.net/ishijun/2013/08/start311/(随時更新中!)

【場所】dream lab.(株式会社dreamdesign内)
東京都港区麻布十番1-10-10 ジュールA 8F
南北線・大江戸線麻布十番駅0分。5番出口からエレベーターで直結。
TEL:03-5574-7201
http://dream-d.net/map/
※このページ上部のMAPは少しずれていますので、ご注意ください!

【定員】先着70名
※50名までは着席可能で、それ以上は立ち見となります。予めご了承ください。

【時間割】会場受付は18:30から
19:00〜20:30 前半:プロジェクト徹底解剖
20:35〜22:00 後半:参加者全員がつながるPARTY(東北の食と酒とともに)
協力:東の食の会

【寄附】¥5,000-
※飲食費込み
※このシリーズは、「公益社社団法人 助けあいジャパン」への寄附企画にしたいと考えています
※チケット購入後、参加者様でのご都合でのキャンセルに関しては、原則払い戻しはいたしておりません。助けあいジャパンへの寄附とさせていただきます。予めご了承くださいませ。ご協力よろしくお願いします。
>法人様 全額損金参入
>個人様 約40%が確定申告により払い戻されます。


Event Timeline
Mon Dec 9, 2013
7:00 PM - 10:00 PM JST
Add to Calendar
Venue
dream lab.(株式会社dreamdesign内)
Tickets
助けあいジャパンTシャツ ¥2,500
助けあいジャパンへの寄附(一口) ¥3,000
イベント参加(寄附) ¥5,000
イベント参加(寄附)+助けあいジャパンTシャツ ¥7,500
イベント参加(寄附)+助けあいジャパンへの寄附(一口) ¥8,000
Venue Address
東京都港区麻布十番1-10-10 ジュールA 8F Japan
Organizer
公益社団法人 助けあいジャパン
24 Followers