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HyouRe Theatre Company 第10回公演

『ガドルフの百合』


【日時】2017年2月3日(金) 19:30 開演

【日時】2017年2月4日(土) 14:00 / 18:00 開演  

       *開場は開演の30分前

【会場】space EDGE

【入場】前売3500円/当日4000円


※ 2月4日(土)14:00の回は、残席わずかとなりました。

 お早めのご予約をお待ちしています。


原作:宮沢賢治 『ガドルフの百合』『雨にも負けず』『四又の百合』

脚本・演出・美術・衣装:小池妙佳
出演:笠井晴子 金子しんぺい 小池妙佳


舞台監督:十亀脩之介

演出助手:菅原輔

照明:田中信行 田中恵

音響:夕起ゆきお

映像:樋口勇輝


プログラム・ノート

『ガドルフの百合』という短い作品に興味を持ったのは5年ほど前。答えをこちらに投げかけるようにぷっつりと終わってしまう最後に、これが宮沢賢治かな、と思いました。

その後、ずっと舞台化したいと温めてきました。どう料理しようか?

そこで仮説を立ててみました。宮沢賢治のコラージュです。かの有名な『雨にも負けず』。そして同じくタイトルに百合がつく『四又の百合』。この3作品をくっつけてみよう。

『ガドルフの百合』は、主人公ガドルフがすぐそばにある次の町を目指しひたすら歩いています。が、一向に次の町は見えてきません。雨に打たれ雷にさらされ、何のためにガドルフは歩くのか?その答えが『雨にも負けず』です。文字通り、雨にも負けず、風にも負けず、人のために生きること。『四又の百合』では、次の町で待っている人の姿が描かれています。ガドルフが歩き続ける意味。それは待っている人々の姿が教えてくれます。

宮沢賢治の3作品のコラージュ。仮説の向こうには全く新しい宮沢賢治が見えてくるかもしれません。

芝居、ダンス、パントマイム、それぞれのフィールドで活躍しつつ、そのフィールドに収まりきらない3人の化学反応をお楽しみに!


出演者プロフィール

◯笠井晴子
別名、山田パール。東京都出身、晴れの日生まれ。筑波大学卒業後、即興ダンスを香瑠鼓に師事。作品創作やワークショップを気ままに展開しながら、ダンサーとして様々な振付家の作品に参加する。近年では自宅ガレージを使った地域超密着型の単独公演「山田パール劇場」を企画運営し、好評を得る。長い手足とよく動く表情が目立つ。地球と体に優しい〈風踊り〉を提唱している。

◯金子しんぺい
こころの動きを、からだの動きで描くパントマイムのお兄さん。パントマイムを清水きよし氏に師事。舞台のみならず、映像作品・CM・大道芸など幅広く活動する。また「パントマイムが培う想像力が、子どもの“思いやる力”を育てる。」という理念のもと、全国の子ども達にパントマイムの魅力を伝える活動も精力的に行っている。
パナソニックCM「衣類スチーマー シワ画面篇」に寝坊助サラリーマンとして出演。2016年11月には、初のパントマイム1人舞台『Moon,moon,moon!』を上演。

◯小池妙佳
​大学在学中からモデル、ほどなく俳優として活動をはじめる。舞台、映画、TVドラマ他、CM出演100本近く。能、狂言の師匠に師事。
2011年『HYOURI裏表』(宮沢賢治作『オツベルと象』より)で、長年温めてきたアイディアを発表し、HyouRe Theatre Companyを旗揚げ、創作活動をスタートさせる。以降、全ての作品で脚本・演出・美術・衣装を手がけ、精力的に創作活動をしている。


カンパニー・プロフィール
HyouRe Theatre Company / エイチユーリ シアター カンパニー
表と裏(ひょうり)、両極を持つことで無限の可能性を開くというコンセプトのもと、小池妙佳が設立。全ての作品の脚本、演出、美術、衣装、選曲も担当し、演劇・身体表現・コンテンポラリーアートを複合した独自の舞台を発表している。劇中に味覚を取り入れ、観客と出演者が同時に味覚を体験する演出を行うなど、多方向から感覚にアプローチする、手法も斬新な舞台を創作し続けている。

http://www.hyoure.com

https://m.facebook.com/events/1228308683918308?