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社会について鋭い問いを投げる藤井光が、現代における分断の起源を、観客とともに探る
社会について鋭い問いを投げる藤井光が、現代における分断の起源を、観客とともに探る
美術家、映画監督である藤井光は、近年、自らの作品を通じて、国内外で歴史のなかで生まれ培われてきた政治や社会の問題に向き合ってきた。リサーチに基づいた歴史的事実をそのまま提示するのではなく、現実社会と繋げることにより、自らが生きる現代の問題として捉え直す試みを継続的に行っている。
今回、シアターコモンズでは、藤井が専門とする映像制作の現場を、参加者とともに作り上げるワークショップを行う。
主題とするのは現在、世界が直面している社会やコミュニティの分断。参加者が「日本人を演じる」「演者」として再演「リイナクトメント」することにより、身体的な体験として可視化する。
いま、世の中を席巻している分断の起源はどこにあるのか。分断の背景となっている現代社会の諸問題—災害によって離散した共同体、過疎化、移民、そこから生まれる差別の問題—を、過去に実在した行為や言動を通じて参加者自身が内在化しつつ、撮影という外からの視線を加えることで客体化し、参加者が自ら問いかける状況を創出する。
この「演習」を通じて、出口の見えない問題解決の糸口を探りあてることは果たして可能なのだろうか。
- 上演言語:日本語
◆シアターコモンズ詳細はこちら!◆
【日時】
1月30日(月) 13:00-16:00 ワークショップ
1月31日(火) 18:00-21:00 ワークショップ
【会場】
港区男女平等参画センター リーブラ リーブラホール
〒105-0023 東京都港区芝浦1-16-1 みなとパーク芝浦1F
会場お問合せ: 03-3456-4149
【参加方法】
無料・要予約
【参加条件/注意事項】
*定員 各回20名
*1月9日(月)23時59分に募集を締め切ります。応募者多数の場合は抽選を行い、1月13日(金)までに応募者全員に結果をご連絡いたします。
*ワークショップの様子は撮影し、今後、藤井光の映像作品として発展させる可能性がございます。ご了承いただける方のご参加をお願いしております。
*ワークショップ参加費は無料ですが、当日ご寄付にご協力をいただいております。
【アーティスト・プロフィール】
藤井光(ふじい・ひかる)
1976年生まれ。芸術は社会と歴史と密接に関わりを持って生成されているという考え方のもと、既存の制度や枠組みに対する問いを、綿密なリサーチやフィールドワークを通じて実証的に検証し、実在する空間や同時代の社会問題に応答する作品を映像インスタレーションとして制作している。最近は日本の近代に国内やアジアで構築された教育および社会制度や、博物館や美術館のあり方について問う作品を継続的に発表している。
藤井光(ふじい・ひかる)
1976年生まれ。芸術は社会と歴史と密接に関わりを持って生成されているという考え方のもと、既存の制度や枠組みに対する問いを、綿密なリサーチやフィールドワークを通じて実証的に検証し、実在する空間や同時代の社会問題に応答する作品を映像インスタレーションとして制作している。最近は日本の近代に国内やアジアで構築された教育および社会制度や、博物館や美術館のあり方について問う作品を継続的に発表している。
[演目写真] 写真:明治三陸地震(1896年)「歴史の構築は無名のものたちの記憶に捧げられる」展(2015, ACAC)カタログより抜粋
主催|シアターコモンズ実行委員会
台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター
ゲーテ・インスティトゥート 東京ドイツ文化センター
フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
特定非営利活動法人 芸術公社
共催|港区 平成28年度港区文化プログラム連携事業
パートナー|SHIBAURA HOUSE
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