You are looking at the older event information at Oct 23, 2016, 7:56:50 PM.
Back to event page
Changes made to event description

空間は閉じてはならない。空間には風が吹いていなければならない。

KIITOには、その空間が真にある。

そのような「場」の特性に深く関与する表現とはどのようなものなのだろうか。


私たちはこの問いに対して、第1弾の試みとして「波動」をテーマに、

KIITOを実験場として、空間と彫刻と身体の共振の可能性を探ります。


塚脇淳(作家名 JUN TAMBA)の空間的要素の強い彫刻作品と、

工藤聡の身体感覚をストイックなまでに突き詰めた表現と、

強靭さとしなやかさを併せ持つダンサー関典子の3者によって、

KIITOを振動させることができるだろうか。


         ――― 研究代表・企画 塚脇 淳(JUN TAMBA) ―――



企画・舞台美術

塚脇 淳 (彫刻家・神戸大学教授)


監修・演出・出演

工藤 聡 (振付家・舞踊家・在スウェーデン)


出演

関 典子 (舞踊家・神戸大学准教授)



【日時】 2016年12月24日(土)・25日(日) 18:00 ※17:30~受付開始

【会場】 デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)

【料金】 無料・要予約

【お問合せ】 KIITOプロジェクト実行委員会 kiito-project@h.kobe-u.ac.jp

(神戸大学 KIITOプロジェクト―大学のアートリソースの地域連携活用に関する実践研究1)



――― プロフィール ―――

――― プロフィール ―――


【塚脇 淳 JUN TAMBA】

1952年京都府生まれ。1977年京都市立芸術大学彫刻科卒業、1979年同大学院修了。2015 年、作家名をJUN TAMBA とし、鉄を素材に、構成的抽象彫刻を追求し続けている。近年は作品の制作プロセスを重視する公開制作やシンポジウム、ワークショップなどに力点を移し、海外での表現活動が顕著。ロシア・ペンザ国際彫刻シンポジウムでの野外彫刻現地制作、韓国・仁川での滞在制作・展覧会など、アートによる対話と交流事業に傾注している。その他、第3 回美濃加茂彫刻シンポジウム '90(岐阜)、プサンビエンナーレ・スカルプチャープロジェクト(韓国)BEMIS Center for Contemporary Artsアーティスト・イン・レジデンス(米国)、「From The Earth Project」「彫刻を音で見るワークショップ」(西宮市立大谷記念美術館・兵庫)、神戸ビエンナーレ海上アート展(兵庫)などに参加。現在、NEW HEAVY 代表、CAP(芸術と計画会議)メンバー、神戸大学発達科学部人間表現学科長。




【工藤 聡 Satoshi Kudo】

振付家、ダンサー。自ら考案したダンスセオリー「モーション・クオリア」をもとに作品を創作している。名古屋市出身、ストックホルム在住。18歳で上京し宮崎渥巳に師事。24歳でニョーヨーク留学、その後28歳で渡欧。2003年にはポーランドにてセルゲィディアギレフ特別賞を受賞。ダンサーとしては、オハッド・ナハリン、シディ・ラルビ・シェルカウィら、コンテンポラリーダンスを代表する振付家やカンパニーの作品に出演。2006年から2013年までシェルカウィのアシスタントとしても活動した。また平山素子、伊藤郁女、大植真太郎らとのコラボレーションも実施。2015年はスウェーデン王立バレエ団にリハーサルディレクターとして所属。マッツ・エック『白鳥の湖』などコンテンポラリーダンス作品全般を担当。20169月、ナゴコン主催あいちトリエンナーレ2016舞台芸術公募公演プログラムに振付家として招聘され、愛知県芸術劇場にて新作『シールェ/scire』を発表した。


【関 典子 Noriko Seki】

ドイツ生まれ、宝塚市育ち。幼少よりバレエを学び、コンテンポラリーダンスに転向。近年はソロ活動を中心に、美術・音楽・写真・殺陣・3Dホログラム映像・ファッション・GOATBEDライブ出演など、他ジャンルとのコラボレーションを手掛けている。これまでに、イシグロダンスシアター、H・アール・カオス、和栗由紀夫+好善社、冨士山アネット、サイトウマコト、いいむろなおき、寺田みさこ、村本すみれ、黒田育世らの作品に出演。2009年より、兵庫県立美術館・屋外大階段にて「Site Specific Dance Performance」シリーズを連続開催(GATE2009、『KIRA2011、『春の祭典』2013、『動物の謝肉祭』2015)。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程を経て、現在、神戸大学大学院人間発達環境学研究科 准教授、兵庫県立芸術文化センター所蔵「薄井憲二バレエ・コレクション」キュレーター。「日本ダンス評論賞」「兵庫県芸術奨励賞」「神戸市文化奨励賞」など受賞。