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コーヒーを飲みながら、あーだこーだと自由気ままに素朴な感想を言い合いましょう。
作品を前にしたときに確かに感じていた何かが、ぽつりぽつりと言葉にしてみることで、自分の中からあらわれてきます。
また人の感想を聞いていると、「同じことを感じている人がいた」といううれしさもあれば、「そういう視点もあったのか!」と驚くことや違いに気づくこともたくさんあります。
一人で鑑賞していただけでは決して見えなかった世界に出会えます。
ここでは、美術の専門知識よりも、何を見たか、何を感じたか、がより歓迎されます。
普段から美術館によく行くけれど、話し相手がいなかったという方、ぜひご参加ください!
◎「ポンピドゥーセンター傑作展」の見どころ
展覧会公式HP:http://www.pompi.jp/
(会期は9/22まで!夜間開館の予定もあります。詳しくはWebを)
実はこの展覧会自体が傑作ではないかともっぱらの噂!ただの美術館展ではありません!
構成や展示デザインがユニークなのです。
・美術史に詳しくなくても体感できるフランス美術の変遷
年代ごと、ムーブメントごと、作家ごとに構成していく通常の展覧会では「流れ」が分断されてしまうことが多いのですが、この展覧会では、1年ごとに1作家1作品を取り上げるスタイルになっているので、フランスの美術史を完全にひと続きのものとして辿っていくことができます。
「どの美術運動がどういう流れの中で起こっていったのか」、「どの作家がどの作家に影響を与えていったのか」ということがシームレスで追え、美術史に詳しくない人でもよくわかります。
・美術の教科書に出てくるような有名な画家・作家のものばかりで、見応えがあります。
逆に言うと、美術の教科書をめくるぐらいの気軽さで行けます。
・いろんな種類のアートがあります。絵画だけでもないし、彫刻だけでもないし、わかりやすいものもあれば、何が言いたいのか全然意味の分からないものもある。
様々な表現の中から、きっと自分のお気に入りが見つかることでしょう。
アートの解釈に正解はありません。タイトルもキャプションも史実も、その作品を鑑賞するための補助的な存在でしかありません。
ぜひ目一杯感性を開いて、美を浴びてきてください!
【イベント詳細】
*日程 2016年9月21日(水) 14:30-16:30
*会場 COLOCCO coffee art workshop
東京都中央区築地2-1-14トミービル3階
有楽町線 新富町駅から徒歩1分
日比谷線 築地駅から徒歩3分
地図:http://www.colocco31.info/about
*定員 8名(主催者2名含む)
*参加費 2,000円(ドリンク・お菓子付。当日現金でお支払い)
*参加費 2,000円(ドリンク・お菓子付)
*対象 どなたでも。美術の専門知識・背景問わず。
*参加条件 事前に展覧会(ポンピドゥーセンター傑作展) の鑑賞をお願いします。
だいぶ前に観た方も最近観た方も、当日すべり込む方も、とにかく観ていればOKです。
どんな作品があったか忘れちゃったという方のために、図版も用意してございます。
これから行かれる方は、作品シートに鑑賞メモを残したり、気に入った作品のポストカードを購入してお持ちいただくといいかも(できれば。義務ではないです)。
*ファシリテーター:舟之川聖子
人びとが集い、さまざまな表現を前に、同じ体験をして、自由な感想を話し合う場を方々でつくっています。一人ひとりが全く異なる世界を生きていることの確認作業のようなもの。「人はなぜそのようであるのか?」「なにが人をそのようにさせるのか?」が研究テーマ。かるたCafe~百人一首を楽しむ大人の部活、読書会、映画を観て話す会、美術館ツアー、古典芸能ツアー、コラージュ製作の会などを企画・主宰。コロッコのマスター鈴木さんとは、2年前に「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展」「特別展 ガウディ×井上雄彦 -シンクロする創造の源泉」を見て感想をあーだこーだと言い合う会を開催。ブログ:http://hitotobi.hatenadiary.jp/