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【テーマ】
中山間地域での移動の自由、持続可能な農業を実現する製品・サービスの開発
日本の約7割を占める中山間地域。その中の一つである岡山県美作市の上山地区では、棚田の再生を行っています。棚田は傾斜地であり機械の導入が難しく、過疎化により農業従事者が減っています。また、高齢化が進み、日常の移動が不自由で、農作業の負担が大きくなるなど、さまざまな課題を抱えています。
この課題解決を目的として、ハッカソンを開催します。モビリティをはじめICTやIoT技術を活用し、農作業従事者の肉体的、経済的負担を軽減するとともに、作業の効率化を促し、中山間地域での移動システムの構築、持続可能な農業のあり方を関連企業や専門家とともに考え、課題解決に向けた方法を提案します。
【上山地区での課題】
○移動の不自由
傾斜地であり、高齢化が進む棚田地域では、移動する手段が限られる
○生産者の高齢化
高齢者は、機械や農機具を運んだり、草刈りや水路見回りなどが負担になる
○過疎化による人手不足
農業の担い手が足らず、少ない人数で水田を維持・管理しなければならない
○機械の導入の難しさ
傾斜地であり、一つの田の面積も狭い棚田では、機械を導入することが困難
これらの課題を解決するため、移動システムの構築、作業や管理の負担軽減、作業の効率化を目指すハッカソンを行います。
【開催概要】
主催:上山集楽みんなのモビリティプロジェクト
(NPO法人英田上山棚田団、NPO法人みんなの集落研究所、トヨタモビリティ基金)
協力:LIGARE(株式会社自動車新聞社)、株式会社フィラメント
API提供:株式会社ゼンリンデータコム(いつもNAVI API)、Yumake(天気情報API)
開催日:2016年10月7日(金) 11:00~10月8日(土)16:00
実施場所:メイン会場 大芦高原温泉「雲海」
(〒701-2614 岡山県美作市上山1735)
※岡山駅から車で80分、中国自動車道美作ICから車で45分
※岡山駅(新幹線)~会場までは送迎を行います。
※岡山空港~羽田空港をご利用される方は行きANA651便(7:25~8:40)、JAL231便(8:05~9:20)、帰りANA660便(19:55~21:15)開催時間の関係上上記の便になります。
※新幹線岡山駅~最寄の新幹線駅もしくは岡山空港~羽田空港までビジネス往復運賃を主催者で負担します。
フィールド:岡山県美作市上山地区
参加人数:20~30名 ※チーム参加も可能です。
チーム構成:(参加企業4名+1名地元メンバー)×5~6チーム
※課題抱えている当事者が必ずチームに1名参加
宿泊場所:大芦高原温泉「雲海」バンガロー
※宿泊費、食事は主催者が負担します。
※宿泊費、食事は主催者が負担します。
参加メリット:実証実験地域の提供、協業パートナーの発見、研究開発の支援と導入
参加者(想定):IT企業、通信、センサー、農機具、モビリティ、気象情報、地図、獣害対策など
審査員:
上山集楽 住民代表(調整中)
谷川民夫 氏(国立研究開発法人産業技術総合研究所 情報・人間工学領域研究戦略部 研究企画室室長、スマート農業の実現に向けた研究会委員)
【イベントスケジュール】
1日目(金)11:00~
9:40 岡山空港、岡山駅~雲海まで送迎
10:30 開場
11:00 開会の挨拶
11:10 チームビルディング
11:30 フィールドワーク(チームごとに課題の体験とヒアリング)
12:10 昼食
13:00 API・部材インプット
13:15 アイデア出し
14:00 課題・アイデアの発表
14:15 ハッカソン開始
18:00 夕食
2日目(土)8:00~15:00
8:00 開場
8:10 ハッキング・プロトタイピング
12:00 昼食
14:30 開発成果プレゼンテーション
16:00 審査結果発表
16:20 ハッカソン終了
17:00 雲海~岡山空港、岡山駅まで送迎
【成果物について】
生み出された成果物の中から、課題解決の可能性が高いものに限り、継続的に上山地区との個別開発、導入を検討します。
※開発費の一部を負担する可能性については、検討の余地あり。
※アイデアや試作物などの成果物は、公共の財産とし、主催者、参加者は権利を主張しません。
【通信環境】
ハッカソン開催当日には、参加者の利便性を考慮して、通信環境や工作スペースの提供など可能な範囲で開発環境や開発部材の提供を行います。