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Sociology meets UX

モバイルUXを分析するワークショップ
Description
❐イベント概要

モバイル端末が私たちの生活に不可欠なものになっていく中、ユーザ体験(UX)を深く調査し、分析していくことは革新的なサービスを生み出すための重要なカギとなります。

UXという言葉は普及しても、現在のスマートフォンの利用文脈は、情報空間と実空間が入り混じった非常に複雑なものであり、それを分析するための手法や知見は、まだまだ多く用意されているとは言えないのが現状です。

一方で、社会学や認知科学の分野では、人間がどのようにテクノロジーと関わり合っているかのインタラクションの姿を捉える研究も進んでいます。こういった研究の手法、特に刻々と変化していくシーンを分析していく会話分析のための手法は、つかみにくいモバイルUXを捉えていく上で大いに参考になると思われます。しかしながら、アカデミアの領域とUXに関わる実務領域の乗り入れは、日本においてはあまり活発とは言えません。

実務の方々にとっては、科学的なデータの取り方を知ることは説得力ある共通言語になりうるでしょうし、またアカデミアの方々にとっては研究の応用が期待される範囲を知ることは大きな意味があるでしょう。そこで社会科学分野とUXデザイン分野のエキスパートが相互に学び会う機会を設けることを狙って、モバイルUXを分析するワークショップを企画致しました。

本ワークショップでは、2週に分けて、街の中での実際のモバイル体験とその撮影(データ化)、そしてELAN(※)をもちいた会話分析を行います。それらを協同で行っていく中で、相互に学び会っていただくことを主旨としています。

ELANとは
マックスプランク研究所が開発した映像・音声を分析するためのフリーのアプリケーションです。言語学、社会学、心理学、認知科学などさまざまな分野において、人々の振舞いを微細に観察し、そこで行なわれていることを記述していく研究のためのツールとして現在もっとも広く利用されています。また会話分析がヒューマンインタフェースの研究において利用された歴史は長く、1980年代にルーシー・サッチマンがコピー機と人間のインタラクションを分析した事例(「プランと状況的行為」産業図書)が有名です。

こんな人におすすめ
・曖昧な話になりがちなUXを、どのように分析可能なデータに変換できるのかを知りたい人
・モバイル端末を利用した新しいサービスの発想に関心がある人
・ユーザ調査・分析の方法に関心のある人
・基本的な会話分析の手法はマスターしているが、その応用先を知りたい人

プログラム
[1日目] モバイルUXとは
・挨拶とワークショップの目的(上平)
・モバイルUXとは.実験計画(潮田)
・フィールドワークと映像撮影

[2日目]会話分析とは
会話分析の手法解説(城)
・ELANを用いたフィールドワークデータの分析
・考察とディスカッション
・発表とリフレクション

❐イベント概要

日時 2013年9月11日(水) / 9月18日(水) 19:00~21:30 ※前編/後編の全2回構成
講師/ファシリテーター
・潮田浩(株式会社ミツエーリンクスUX本部 本部長)
・城綾実(国立情報学研究所 特任研究員)
・上平崇仁(専修大学 教授)
募集人数 30名
 ※社会科学分野(できればELANを触ったことある人)・・・・10名
 ※UX領域の専門家、またはモバイルUXに関心を持つ人・・・・20名
 グループ内でそれぞれの専門分野を共有していただきます。
 ※ELAN経験者は[ELAN経験者用]チケットをご購入ください。

参加資格 講習会当日までにELANの動作確認を終えたPCを持参できること
参加費 5,000円 (2回分) ELAN経験者用:4,000円 (2回分)
   ※会場での現金払い可(必ず[チケット申込み]より「当日現金払い」チケットをお申込み)/領収書発行可
場所 OpenCU (渋谷ロフトワーク)
主催 OpenCU
協力 株式会社ミツエーリンクス 国立情報学研究所 専修大学上平研究室

参加方法
1)本ページ、右上のオンラインチケットを購入ください。
  ※チケット種別がありますので任意のものをご購入ください。
2)「グループメルマガ」にご登録ください。
※ワークショップメンバーに向けた 情報を適宜、お知らせします。


❐講師プロフィール

城綾実
国立情報学研究所コンテンツ科学研究系 特任研究員
1984年生まれ.京都府出身.滋賀県立大学卒業後,同大学大学院へ進学.日本学術振興会特別研究員(DC2)を経て,2013年3月博士号取得(学術).現在,国立情報学研究所コンテンツ科学研究系特任研究員(坊農研究室).学部生で細馬宏通先生のゼミに配属になり,映像データを用いて人々のインタラクションをミリ秒単位で観察する微視的分析(microanalysis)に興味を持って以降,対人場面における人々の何気ないことば・身体動作のやりとりが,いかに精巧に組み合わさっているのか,その過程と結果を通じてどのような社会的な「効果」が生まれているのかを探求すること(端的に言えばコミュニケーション研究)に従事する.院生の頃から社会学に基盤を持つ会話分析(conversation analysis)を学んでおり,微視的分析からわかる身体的微調整の妙を,秩序立った社会的行為を支える重要な側面として多くの人に理解してもらえる形で示したいと日夜奮闘中.

潮田 浩
株式会社ミツエーリンクス ユーザエクスペリエンス本部 本部長/ユーザビリティエンジニア
新宿のWeb制作会社において、認知心理学、情報工学をバックグラウンドとして、主にWebサイトのインターフェイス設計する上でのユーザー調査やユーザビリティ評価の実務に携わっています。また、専修大学ネットワーク情報学部の学部学生向けの講義や、書籍執筆・ワークショップ開催などを通じて、UXデザインに関する教育・啓蒙活動を行っています。東北大学大学院情報科学研究科修了。博士(情報科学)。書籍共著:『UXデザイン入門―ソフトウェア&サービスのユーザーエクスペリエンスを実現するプロセスと手法』川西 裕幸 (著), 潮田 浩 (著), 栗山 進 (著)。出版社: 日経BP社。出版日: 2012年1月30日。第2章「デザイン調査」、第3章「ユーザーモデリング」、第6章「ユーザビリティテスト」を担当。


上平崇仁
専修大学ネットワーク情報学部 教授
1972年生鹿児島県生まれ。1997年筑波大学大学院芸術研究科デザイン専攻修了。
グラフィックデザイナー、東京工芸大学芸術学部助手を経て、2004年専修大学ネットワーク情報学部に赴任。2012年より現職。主に情報デザインに関する教育・研究に従事。近年は、社会におけるコミュニケーションの道具としてのインフォグラフィックス / ビジュアルシンキングの方法論や、対話を通して人々が創造的に問題解決していく社会に向けた参加型デザインの仕組みづくりについて取り組んでいる。
著書に「情報デザインの教室」(情報デザインフォーラム共著 丸善出版2010)他。特定非営利法人人間中心設計推進機構 評議員。人間中心設計専門家。産業技術大学院大学人間中心デザインプログラム非常勤講師。
Event Timeline
Updates
  • イベント詳細情報を更新しました。 Diff 2013-08-21 01:24:22
More updates
Wed Sep 11, 2013
7:00 PM - 10:00 PM JST
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Venue
loftwork Lab 10F
Tickets
参加費(全2回) ¥5,000
参加費(ペア/全2回) ¥8,000
参加費[ELAN経験者] ¥5,000
参加費[ELAN経験者用](全2回) ¥5,000
参加費[ELAN経験者用](全2回) ¥4,000
当日現金払い
当日現金払い
Venue Address
渋谷区道玄坂1-22-7-10F Japan
Directions
渋谷マークシティ出口から徒歩5分。井の頭線神泉駅から徒歩5分
Organizer
OpenCU
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