You are looking at the older event information at Jul 19, 2016, 11:02:06 PM.
Back to event page
Changes made to event description

この夏、SAKE2020Projectでは、今まさにその扉が開き始めた「酒蔵ツーリズム」や「SAKEガイド」に取り組んでいるプレイヤーのリアルトークから、事例や実態を知り、未来の可能性を考えていくセミナーを開催します!


酒蔵見学、その土地の食とお酒を味わう旅、居酒屋ホッピング、お土産としてのお買い物など、「SAKEと旅」には、様々なスタイルの、様々な楽しみ方があることに気がつきます。ビジネス機会としても、今後の成長が期待できます。


ニッポンの観光とSAKEの可能性を感じ、何かしたい、何かできるのではないか、という思いを抱いている皆様にお集まりいただき、共に考える情報交換の場としたいと思います。

 

◼︎セミナー内容:

(1)基調講演  「「酒蔵ツーリズム」現状と今後の展望」 

         平出 淑恵氏 (株式会社コーポ・サチ 代表取締役、酒サムライコーディネーター)


(2)パネルディスカッション 「ニッポンの観光とSAKEその派生効果を考える」

  パネリスト:あおい 有紀氏(一級フードアナリスト・きき酒師、酒サムライ)

        石川 彌八郎氏(石川酒造株式会社、石川家18代目)

        和田 直人氏(株式会社アンカーマン)

        Tyler Palma氏(Inside Japan Toursコンテンツマネジャー兼ガイド)


  ファシリテータ:山本 洋子 (酒食ジャーナリスト、SAKE2020 Project実行委員)

  *パネリストは、変更となる場合があります。


(3)懇親会 (講演者、参加者、SAKE2020プロジェクト委員が参加予定、45分ほど)


◼︎開催日時: 2016年7月30日(土)

        13:30 受付開始

        13:45 セミナー開始

        16:30 閉会


◼︎主催:SAKE2020 Project


◼︎対象者 「SAKEと旅」で何か面白いことを企画したいと思っている方、メーカー、飲食店、小売店、旅行会社、地方自治体関連


<「SAKEと旅」について>


世界における「日本食」の広がり、健康・自然志向、日本のものづくりの見直し、そして地域色が豊かな日本文化の一角として、語られる機会が増えてきているのが日本のお酒です。


お酒がその国の文化の「顔」となっている事例としては、フランスにおけるワインが突出しているでしょう。

フランスでは、シャンパーニュ、ブルゴーニュ、ボルドー、アルザス地方など全域で、それぞれの土地のワインが生産されています。特色豊かな各生産地のワイン畑を散策し、セラー(カーヴ)に訪問し、生産者と語り、テイスティングを行い、購入するという「ワインツーリズム」は、第二次世界大戦後から始まり今や観光スタイルの一つとして定着してきました。昨今は、ぶどう狩りやライブなどのイベントや、生産者のシャトーに宿泊し、その土地の食事とワインをとことん味わう生活体験、セミナーやミュージアムでの学習体験など、各地域の風景や自然、文化全体を楽しむものに広がっています。


フランスのみならず、イタリア、アメリカ、スペイン、オーストラリアそして日本でも同様の取り組みがなされています。


転じて日本。この国でも、47都道府県全てで日本酒は作られています。焼酎や泡盛といった土地のお酒もあります。

日本の美味しいお米で醸された「SAKE」に着目することは、各地域の特色を生かした観光、ひいてはまちづくりへの推進にもつながるでしょう。


実際に、人口3万人の佐賀県の鹿島での 「酒蔵ツーリズム」には、初年度から3万人もの人が訪れました。翌年は約50,000人、翌々年は約40,000人、そして2015年には約70,000人。

決して平坦ではなくとも大きな可能性を秘めていることは、この数字からも読み取れます。


2019年、ラグビーワールドカップ、

2020年、東京オリンピック・パラリンピック。

今後、海外からの訪問者が増えていく中で、日本酒の魅力、そして日本酒を通じてこの国の魅力を伝える機会も増えていきます。


酒蔵見学、その土地の食とお酒を味わう旅、居酒屋ホッピング、お土産としてのお買い物など、「SAKEと旅」には、様々なスタイルの、様々な楽しみ方があることに気がつきます。ビジネス機会としても、今後の成長が期待できます。


また、アルコール飲料としての「SAKE」の美味しさだけではなく、自然や文化といた背景を含め、より広く、多くの人に、楽しく、そして正しく日本酒を伝える重要性も高まっていきそうです。


この度のセミナーは、ニッポンの観光とSAKEの可能性を感じ、何かしたい、何かできるのではないか、という思いを抱いている皆様にお集まりいただき、共に考える情報交換の場としたいと思います。

<平出淑恵(ひらいで としえ)氏>

1962年東京生まれ。

1983年、日本航空入社、国際線担当客室乗務を経て

2011年、日本酒文化振興を目指す株式会社コーポ・サチを設立。

若手の蔵元の全国組織「日本酒造青年協議会」の酒サムライ活動から

世界最大規模のワインコンペティション(IWC)に日本酒部門創設。

酒サムライコーディネーター(日本酒造青年協議会)

IWC(インターナショナルワインチャレンジ)アンバサダー

一般社団法人 日本ソムリエ協会理事

観光庁 酒蔵ツーリズム推進協議会メンバー

総務省 地域力創造アドバイザー

外務省 在外公館長赴任前研修日本酒講座コーディネーター

株式会社阪急阪神百貨店 アドバイザー

SCS Trading Co., Ltd.(タイの飲食店向け卸売 · 小売り酒店)顧問

一般社団法人 ミス日本酒 / 顧問

フジサンケイビジネスアイ金曜版に「Sakeから観光立国」連載中。



あおい 有紀氏

フリーアナウンサーとして各媒体で発信する一方、フィールドワークを信条とし、全国の酒蔵に足を運ぶ。連載、イベント企画などを通じ、日本の食や和酒の魅力発信を積極的に行い、大切さ、楽しみ方を伝えている。

酒蔵ツアーや日本酒✕和文化、日本酒✕多国籍の料理のイベント主催をはじめ、各地での講演、セミナー講師多数。

日本酒造青年協議会「酒サムライ」叙任。「日本酒日和」(舵社)監修。(株)ソニー・ミュージックアーティスツ所属


<和田 直人氏>
神奈川県出身。早稲田大卒業後、野村證券入社。2014年に㈱アンカーマンを設立。

「日本酒を世界へ」というビジョンを掲げ、訪日客向けの日本酒酒蔵ツアーの運営と、酒蔵向け経営支援を展開。

全国100以上の酒蔵に自ら足を運び、日々日本酒の発掘に注力している。日経新聞やNEWS ZEROなどメディア出演あり。


<山本 洋子> SAKE2020 Project実行委員

鳥取県境港市出身。雑誌編集長として、素食やマクロビオティック・玄米雑穀などの日本古来の食、発酵調味料・米の酒を紹介する。独立後、地方に埋もれた「日本の食のお宝!応援」をライフワークに、講演活動や地域食のブランディングアドバイザー、純米酒&酒肴セミナー講師、酒と食文化のジャーナリストとして全国へ。編集した本に『純米酒BOOK』グラフ社、『厳選日本酒手帖』『厳選紅茶手帖』世界文化社がある。



セミナー企画:

<柴田 亜希子> SAKE2020 Project実行委員

秋田県生まれ宮城県仙台市育ち。一橋大学商学部を卒業後、米系コンサルティングファーム、米系広告代理店、証券会社、グローバル金融グループでキャリアを積んだ後、日本酒の日本および海外での市場拡大の可能性に着目して株式会社東京酒店を設立。