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緊急開催!防災×ICT研究会「東日本大震災の教訓は生かされたのか? ~熊本地震におけるICT利活用実態報告~」

Description
ブロードバンド推進協議会 利活用部会では7月5日(火)、明治大学 グローバルホールにて利活用部会 第6回研究会として「東日本大震災の教訓は生かされたのか? ~熊本地震におけるICT利活用実態報告~」を開催いたします。

4月14日夜および16日未明に熊本県を震央として発生した熊本地震は、未だに大きな被害の痕跡(こんせき)を残しています。震災発生から2カ月経った6月14日現在でも、124カ所の避難所に、合わせて6211人が避難しています。こうした避難生活を余儀なくされた際にその命綱となるのが通信インフラの確保とICTを通じた正しい情報の収集です。東日本大震災を教訓として、大規模災害発生時に災害情報や避難所情報などをインターネット上で提供する様々な仕組みやサービスが整えられました。また、通信インフラの確保という観点から大規模災害時に通信事業者の公衆無線LANを統一のSSIDに切り替え全てのユーザに開放する「00000JAPAN」(ファイブゼロジャパン)のガイドラインが定められましたが、これが今回の熊本地震で初めて運用されました。

こうしたインターネットを通じた情報提供の仕組みや、通信インフラ解放などは的確に運用できたのでしょうか。

今回は、熊本地震発生直後いち早く被災地入りし、公衆無線LANの運用状況などの調査を行った九州大学大学院経済学研究院教授・実積寿也氏より、熊本地震における通信インフラの利活用状況についてご講演いただきます。

一方、被災者に対し、インターネットを通じた情報提供はどのように行われていたのでしょうか。国内最大のデジタル地図提供事業者である株式会社ゼンリンデータコムは、約15万件のデータを網羅した「全国避難所データベース」を持ち、これをAPI、ASPなどで各企業等に提供してきました。これが熊本地震の際にはどのように使われたのかを、株式会社ゼンリンデータコム ネットサービス本部Web-GIS事業部専任部長・佐藤雅史氏よりご解説いただきます。また、ヤフー株式会社は、熊本地震発生直後から「熊本地震災害支援」特別サイトを通じた、ニュース発信、避難所や給水所、無料入浴スポットなどの情報発信を行っていたほか、現地に入っての支援活動、支援物資のマッチングの取り組みなど、熊本地震においても多岐に渡る活動を実施しました。これら取り組みについて、ヤフー株式会社 社会貢献推進室長・妹尾正仁氏よりご紹介いただきます。

そして、有事の際の自治体間における支援協力として全国から注目を集めたのが、福岡市・髙島宗一郎市長の陣頭指揮による、支援物資供給の取り組みです。大災害発生直後は、多くの人たちの熱い思いが一気に行動として現れる一方で、東日本大震災の際には物資を運ぼうというメッセージがネットで発信されたところ想定をはるかに超える物資が集まってしまい、各地で大混乱が起こりました。また被災地で必要以上の物資を運ぶ車の渋滞が、逆に復旧を遅らせる要因にもなりました。こうした状況を鑑み、福岡市ではまとめて被災地へ届けることが望ましいと考え、被災地が真に必要とする品目に絞るかたちで物資の提供をソーシャルネットワークなどを通じて呼びかけました。これを福岡市中心部の旧大名小学校に取りまとめ、ここを拠点としてヘリコプターやトラックを活用して迅速に熊本へ輸送するという取り組みを行いました。こうした福岡市が臨んだ熊本支援の取り組みについて、福岡市 市民局防災危機管理課 危機管理担当係長・松浦裕樹氏よりご講演いただきます。

大災害時に有効にICTを利活用して情報を共有し、また支援を行う手法について、改めてその有効性について考える機会にしたいと考えます。皆さまのご来場をお待ちしております。

<プログラム>

14:30  会場・受付開始
15:00  はじめに
      明治大学国際総合研究所 所長 林 良造 氏
15:10  開催趣旨説明
      BBA利活用部会 部会長/青森公立大学 経営経済学部 地域みらい学科 准教授 木暮 祐一 氏
15:20  ご講演①:大規模災害時の公衆無線LANの役割:熊本地震のケース
      九州大学大学院 経済学研究院 教授 実積 寿也 氏
16:00  ご講演②:熊本地震における全国避難所データベースの利活用状況について(仮)
      株式会社ゼンリンデータコム ネットサービス本部 Web-GIS事業部 専任部長 佐藤 雅史 氏
16:30  ~休憩~
16:40  ご講演③:熊本地震後のヤフーの対応と、新しい支援のかたちの可能性
      ヤフー株式会社 社会貢献推進室長 妹尾 正仁 氏
17:10  ご講演④:熊本地震における福岡市の避難所支援に関する取り組みについて
      福岡市 市民局防災危機管理課 危機管理担当係長 松浦 裕樹 氏
17:40  質疑
17:55  閉会

※懇親会は18時~19時まで
(明治大学学内 グローバルラウンジ にて開催、希望者参加 有料)

<講演概要・講師プロフィール>
ご講演①
大規模災害時の公衆無線LANの役割:熊本地震のケース
九州大学大学院 経済学研究院 教授 実積 寿也 氏

諸外国に先んじてブロードバンドインフラの全国展開を達成した日本において公衆無線LANの設置は、平時においては観光客に対し、緊急時においては地域住民を主たる対象として、円滑かつ高品質な通信手段を提供することを目的として進められてきました。とりわけ、後者の目的は、南海トラフ地震の可能性が声高に叫ばれる現時点において、大きな期待が寄せられています。しかしながら、これまでに行われてきた検討では、公衆無線LANが現実の大規模災害時においてどのように機能発揮するのか、またそれが被災者に対して十分な水準となっているのかについては実証データが存在せず、期待される効果はあくまでも「机上の空論」の域を出るものではありませんでした。本講演では、熊本地震における公衆無線LANの状況などについてご紹介し、災害時における通信手段確保について検討してみたいと思います。

実積先生講師プロフィール:
1963年、大阪府生まれ。1986年、東京大学法学部卒業、法学士。1991年、L. N. Stern School of Business, New York University 修了、MBA(Finance)。2003年、早稲田大学大学院国際情報通信研究科博士後期課程修了、博士(国際情報通信学)。2007~2008年、Columbia Institute for Tele-lnformation at Columbia Business School, Columbia University, Visiting Scholar (平成18年度安倍フェロー) 。現在、九州大学大学院経済学研究院教授。

ご講演②
熊本地震における全国避難所データベースの利活用状況について(仮)
株式会社ゼンリンデータコム ネットサービス本部 Web-GIS事業部 専任部長 佐藤 雅史 氏

佐藤さん講師プロフィール:
前職の大手航測会社では、自治体向けGISの提案営業に従事。政令市の災害情報システムの立ち上げ、運用に携わる。Web-GIS黎明期に地図配信サービスの現職に転職。地図配信サービス(Z-NET-TOWN、ゼンリン住宅地図サービス)の事業企画、販売を担当した。いつもナビAPIの地図プラットフォーム製品の拡販のかたわら、㈱電通と全国避難所データの事業立ち上げ、提案活動に従事。

ご講演③
熊本地震後のヤフーの対応と、新しい支援のかたちの可能性
ヤフー株式会社 社会貢献推進室長 妹尾 正仁 氏

妹尾さん講師プロフィール:
東京都出身。2009年より森・濱田松本法律事務所で弁護士として知的財産・訴訟・企業法務を担当。2012年にヤフー株式会社入社、COO 室・M&A 戦略室などで経営戦略やM&Aなどに携わる。2015年10月より、同社社会貢献推進室室長となる。

ご講演④
熊本地震における福岡市の避難所支援に関する取り組みについて
福岡市 市民局防災危機管理課 危機管理担当係長 松浦 裕樹 氏

DSC05330講師プロフィール:
1978年福岡市生まれ。2001年福岡市消防局に採用。警防隊、救急隊及び法律等による規制事務等の業務を経験し、2015年より防災・危機管理課 危機管理担当係長。福岡市における各種危機管理事案への対応を担当するとともに、防災情報や気象情報などを市民に提供する各種情報システムの運用についても担当している。

開催趣旨説明
BBA利活用部会 部会長/青森公立大学 経営経済学部 地域みらい学科 准教授 博士(工学) 木暮 祐一 氏

木暮祐一プロフィール:
1967年、東京都生まれ。黎明期からの携帯電話業界動向をウォッチし、2000年に(株)アスキーにて携帯電話情報サイト『携帯24』を立ち上げ同Web編集長。2002年~2004年、携帯コンテンツ開発の(株)ケイ・ラボラトリー(現、KLab(株))で広報担当マネージャー兼産学官連携事業などを担当。2007年、「携帯電話の遠隔医療応用に関する研究」に携わり徳島大学大学院工学研究科を修了、博士(工学)。スマートフォンの医療・ヘルスケア分野への応用をはじめ、ICTの地域社会での活用に関わる研究に従事。2013年より現職。モバイル学会理事/副会長、ITヘルスケア学会理事。近著に『メディア技術史』(共著、北樹出版)など。1000台を超えるケータイのコレクションも保有している。

<開催概要>
■日時: 2016年7月5日(火)15:00~17:55 (18:00から懇親会)
■会場: 明治大学 駿河台キャンパス グローバルフロント 1階 グローバルホール
    〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1
    アクセスマップ:https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
    キャンパスマップ:https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html
■共催: 一般社団法人ブロードバンド推進協議会、明治大学国際総合研究所
■定員: 60名
■参加費: セミナー参加費 無料 / 懇親会参加費 3,000円(税込)
■対象: 自治体、ICT関連事業 のご関係者様

Event Timeline
Tue Jul 5, 2016
3:00 PM - 5:55 PM JST
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Venue
明治大学 グローバルホール
Tickets
セミナーのみ参加
セミナー+懇親会 ¥3,000

On sale until Jul 5, 2016, 12:00:00 AM

Venue Address
東京都千代田区神田駿河台1-1 Japan
Organizer
ブロードバンド推進協議会(BBA)
251 Followers
Attendees
6 / 60