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表情分析ケーススタディーコース Part - II ウソ検知編

Description

2016年7月2日(土)、7月16日(土)の2日間コース

13:00~17:00


趣旨と狙い

「表情分析ケーススタディーコース」は、「表情分析マスターコース」で学んで頂いた感情に科学的にアプローチするスキルを、様々な具体的なケースを通して、さらに磨きをかけて頂くためのプログラムです。本コースのプログラムによって、「空気を読み」「行動する」スキルが自然に行える状態に近づくことが期待されます。


※本講座は「表情分析マスターコース」を受講された方しか受講できません。本講座の受講を希望される方は、事前に「表情分析マスターコース」にお申込み下さい。


背景

「人がウソをつくと○○のサインが出る。」

と言った言説を聞いたことはありませんか?こうした言説は、言語的・非言語的サイン問わず、旧世代のウソ検知の科学から生まれたものです。世代の変わり目は、2003年です。2003年以前のウソ検知の科学では、「観察からウソを検知する」方法論が100年以上にわたり追求され続けていました。しかし、2003年を転機にウソ検知の科学は、「質問からウソを検知する」方法論にシフトしました。

それはなぜでしょうか?

2003年、ウソ研究の大家であるデパウロらが100以上のウソ検知の研究をメタ分析という手法で調査しました。この調査をきっかけにウソ検知の科学は新世代の幕開けを迎えました。デパウロらが見出したことは、衝撃的でした。デパウロらの主張を大胆にまとめると、

「これまで考えられてきた大半のウソの言語・非言語サイン(※1)は、科学的証拠が薄い。科学的証拠を見出せるものでもそのサインは、正直者とウソつきとの間にわずかな違いでしか表れず、その変化をとらえることは容易ではない(※2)。」

という研究者にとっても実務家にとっても衝撃的な内容でした。それもそのはず、研究者は、ウソつきにはウソ特有のサインがあると信じ、100年以上にわたって研究し、実務家(法の執行官ら)も同じように信じ、捜査活動をしてきたのです。それにも関わらず、いわゆる「ピノキオの鼻」というものはない、ということがわかったのです。デパウロらの研究結果から、ウソのサインが出現するのを「ただ待って観察する」という手法では、ウソを検知することが難しいということがわかったのです。そこで、新世代のウソ検知の科学では、尋問や取り調べの場において、質問法や取り調べ手順を工夫することで、正直者には正直な証言が出やすいように、ウソつきにはウソのサインが出やすいような環境を作り出す研究が着手され始めたのです。

「質問法を工夫し、環境を適切に設定することでウソのサインを出現しやすくする。」

これが新生代のウソ検知科学の研究方針です。この新生代の科学によって生み出された質問法の中には、ウソを見抜く上で非常に有効なものが見出されています。旧世代の方法でウソ検知を行うと50%のウソ検知率だったのものが、新世代の方法を使うと80%までウソ検知率が高まるものもあります。「表情分析ケーススタディーコースpart-Ⅱウソ検知編」では、旧世代のウソ検知の科学から新世代のウソ検知の科学を横断します。理論の学習、映像を用いたウソ検知テスト、質問法作成のワーク、ウソ検知の実践を通して、ウソ検知スキルの向上を目指します。

※1この研究はウソを検知するための特別な機械、ポリグラフ検査器や脳波測定器を使わず、ウソのサインをとらえることが出来るか、という前提に基づいています。
※2ウソのサインを認識することが、「容易ではない」ことと「不可能である」ということは全く異なることですので、ご注意下さい。微表情の例で言えば、確かに微表情を認識することは、トレーニングなしでは「容易ではない」でしょう。しかしそれは「不可能である」わけではありません。


講師

清水建二(しみず・けんじ)株式会社空気を読むを科学する研究所 代表取締役

1982年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、東京大学大学院でコミュニケーション学を学ぶ。学際情報学修士。日本国内にいる数少ない認定FACS(Facial Action Cording System:顔面動作符号化システム)コーダーの一人。微表情読解に関する各種資格も保持している。20歳のときに巻き込まれた狂言誘拐事件をきっかけにウソや人の心の中に関心を持つ。そして「人」および「人をとりまく社会」というものを理解するために政治学、経済学、犯罪学、心理学、哲学、宗教学、生物学、情報学などを幅広く学ぶようになる。大学院時代に経験した研究者間の交流、様々な宗教・文化的な交流などを通じて、表情のもたらす無意識のコミュニケーションの力を痛感し、表情学を中心とした学問に没頭。しかし欧米では盛んな表情学も日本ではまだまだ発展途上であったため、その後は大学には残らず独学で海外の論文や書籍を読み、海外の研究者と交流をしながら見識を深める。大学院修了後は、学生時代より勤務していた教育関連の業務に従事。微表情の読みとり能力を活かし、授業を展開。年間最優秀講師賞の受賞歴などがある。現在、日本ではまだ浸透していない微表情・表情の魅力、実用例を広めるべく企業コンサルタント、微表情商品開発、セミナー等の活動をしている。



             カリキュラムイメージ

Event Timeline
Sat Jul 2, 2016
1:00 PM - 5:00 PM JST
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Venue
株式会社Indigo Blue
Tickets
一般 ¥32,400
Venue Address
東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町7F 株式会社Indigo Blue内 Japan
Organizer
株式会社空気を読むを科学する研究所
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