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たべるとくらしの研究所 4年目の一周年記念

トーク&LIVE with 原田郁子

たべるとくらしの研究所 4年目の一周年記念

トーク&LIVE with 原田郁子

日時|3月30日(水)

出演|原田郁子、安齋伸也、安齋明子

   VJ かとう たつひこ

会場|PROVO

(札幌市中央区南6条東1丁目 KI BLD 3F)

時間|開場18:00 開演19:00

料金|前売 3500円(ドリンク別)、当日4000円(ドリンク別)

定員|100名

席|たいくすわり(座布団等ご持参ください)




たべるとくらしの研究所4年目の1周年記念イベント



たべるとくらしの研究所4年目の1周年記念イベント

(2月29日閏日にオープンしたため)

2011年に起きた東日本大震災を機に

福島から北海道に移住してきた安齋一家が

同年12月に一般社団法人たべるとくらしの研究所を設立し、

翌年の2012年2月29日に飲食、カフェ、ギャラリーを

オープンさせた。

当初、3月1日にオープンしようと決めていたが、

開店準備も出来たし、別に盛大に

オープン日を宣伝したわけでもないし、

見知らぬ土地で、知らぬ間にやるくらいで丁度いいと思い、

なんとなく始めてみた日、

それがたまたま4年に一度の2月29日だった

というわけである。

そんなわけで、気が付いたら4年経ってた。

なんだかあっという間のような、すごく長いような

不思議な感じだ。

ほんの少し前まで、なぜ今僕は、ここにいるのか?

という思いがフッとする事が度々あった、

札幌で過ごして4年という時間は

本当にたくさんのお陰様に恵まれている時間だと感じています。

勢いだけでやってきて本当に沢山の方に面倒かけて、

助けていただきました。

そして今なお、こうして存在してやっている事も、

いつも不思議でなりません。

食べに来てくれる皆さんに感謝しております。

本当にたべ研に来てくれて有り難う。

皆に会えてよかった。

そんなお世話になってる北海道の皆さんと楽しみたいと思い。

そこでささやかではございますが、宴の会を幾つかご用意しました。

二度とはない時間を共に過ごせれば幸いでございます。


一般社団法人たべるとくらしの研究所  

代表理事 安齋 伸也






◉原田郁子ちゃんと たべるとくらしの研究所

音楽ってなんなんだろ。
震災のとき、よく耳にした言葉、
音楽を聴く気になれなかった・・・。
音楽の無力さを感じた・・・。

確かにおなかも一杯にならないし
体が温まるわけでもない・・・。

だけど・・・。

郁子ちゃんとの最初の接点は
福島にLIVEで来てもらったのが初めて。

震災が起き、家族を連れての当てのない避難旅が始まった、ただただ西へ、とにかく距離を稼ぐだけの移動、深いことは考えてなかった。

不安に追われながら闇雲に移動する日々。

一人、九州を離れ4月1日に札幌に入り
4月の末に被災者住宅を借りて家族と合流した。

たくさんの不安の中で、毎日、手探りな生活を送っていた。

そんな中5月14日、ツイッターのメッセージが届いた。

原田郁子さんからだった。

高木正勝さんのツイッターから福島を離れたことを知った・・・、全国ツアーで回っているからLIVEに招待したいとの申し出だった。

突然のことですごくおどろいた。

そして、無性にうれしかった。

気にしてくれている事がうれしかった。

恐る恐るLIVEにお邪魔した。

LIVEのあとにご飯に誘ってくれて
そこでたくさんの話をした。

その時からのご縁です。

ライジングでフィッシュマンズスペシャルバンドのボーカルとして来ていた時だったと思う。終わっあたとにひどく疲れていて、本当に出し切ったという感じだった。

ただみんなを振るわせたい、響かせたい、包み込みたいって言っていた。それがなんなのかは僕にはわからなかった。でも演奏だけではない何かを内に込めて伝えようと、ステージの上に立っているって事を感じた日だった。

アーティストたちはずっとそうして生きているんだなーと思った。2014年にUAがライジングに来て、聴いた時も同じ事を感じた、山下達郎さんもLIVE中に戦争の事に触れていた、ほんとはこんな事を話題にも出したくもないって言っていた。

アーティスト達はみんなずっとそうやって音楽で戦ってきたんだなと思った、、もちろんそれだけじゃなく
ユーモワもあり光と闇と日常と縦横無尽にですごいなーーーと改めて思った。

懸命に何かを伝えようとしていた
懸命に心をノックしていた。
懸命にありったけの気持ちで優しさで包み込んでくれていた。

大切なものを大切なこととして
理想それ自体何も悪いわけではないってこと
ずっと音楽で警鐘をならしていたこと

たとえへそれが、LIVEの時だけだとしても

音は振動となり全身の水分が同じ振動で揺らされている。
そんなことを感じたりしました。

物理的には何も満たされないけど、
少なくとも僕たち家族は、救われました。

震災から5年、新たな節目だから今回4年目の一周年記念イベントには共に歩んできた原田郁子さんにLIVEをおねがいしたかったのです。

天真爛漫、ハツラツとしていて、けど賢くて、鋭くて、すっごく優しくて、情深く、素直で

そんな活きの良い、郁子エネルギーをみんなで共有したいです!